TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
深谷山 (またに山) 927.9m 神河町・多可町
1/2.5万地図 : 丹波和田
 
【2012年6月】 No.3 2012-54(TAJI&HM)
 
    千ヶ峰遊歩道より  2012 / 6

 深谷山をその大きさに見合った登山をしようとすれば、麓からじっくり登るに限るが、その深谷山の南にある市原峠まで車道が来ているので、簡単に登るのなら峠から尾根道を歩けば、30分で山頂に着けてしまう。その峠コースは普段なら食指は動かないのだが、梅雨の季節となると別である。蒸し暑さ中で無理はしたくないものの軽い汗を流したいと考えたとき、この峠コースが手頃ではと考えていた。
 その考えに合致して向かったのは、2012年6月の第3日曜日のことだった。その日は曇り空ながら雨の心配は無いとの天気予報だった。そこで蒸し暑さの中で一汗かこうと考えたとき、深谷山の市原峠コースがこの天気にふさわしいと思えたものである。峠までの林道は舗装されており、ごくスムーズに峠まで来ることが出来た。峠の駐車スペースには、千ヶ峰登山で来たものと思われる車が数台駐車していたが、それを横目に林道を今少し深谷山へと進めた。市原峠から先の林道はまだ工事中なのかダート道だった。その林道は尾根の西側に付いていたのだが、少し進むと尾根を越して東側に回り込んでいた。その林道が横切る位置が登山口だった。その辺りの道幅は広いとは言えなかったので、少し戻って道幅が広くなった所に駐車とした。そこからの登山の様子は、下の写真帳に譲るとして詳しくは書かないが、縦走路を歩くとあって、登山はごくスムーズだった。尾根の木立は自然林が主体であり、曇り空の下でしっとりとした色合いになっていた。風情のある尾根歩きで良い感じだった言いたいところだが、実はけっこうやっかいなことがあった。それは小さなアブが大量に発生していたことで、まとわり付いてくるだけで無く、ときに刺してきた。それを追い払いながらの登りだった。山頂には30分あまりで着く。5年ぶりとなるが、少し開けて落ち着ける雰囲気は悪くなかった。但しそこもアブがいっぱい飛んでいた。服の上からも刺してくるので、たまらず雨具を来て防いだ。そのアブの大群も暫くじっとしているうちに少しは減ってきたので、ようやく周囲を眺める余裕が出てきた。気が付いたのは鹿の糞が少ないことだった。どうやら鹿の好む植物は食べ尽くされ、代わりにアセビやウリハダカエデなど鹿の嫌う植物ばかりになっために、寄りつかなくなったためかと思えた。山頂では早めの昼食を済ませると、少しは展望も楽しんだ。展望は以前よりも悪くなっていたが、それも木に登ればまずまずの眺めを得られた。下山は登ってきた尾根道を引き返すのみ。易しい道を下るとあって、下山は25分だった。結局、深谷山登山は往復1時間で終わってしまった。しかもごく軽いハイキングだったため、少し物足りなさを覚えた。そこでこの後は千ヶ峰を登ろうと、市原峠の千ヶ峰登山口へと向かった。
(2012/7記)(2019/6写真改訂)
<登山日> 2012年6月17日 10:33市原峠に近い位置からスタート/10:37登山口/11:07〜12:07山頂/12:32登山口/12:36エンド。
(天気) 梅雨の小休止と言った空。ほぼ曇り空ながら、少し青空が覗いていた。ときおり陽射しが現れた。気温は尾根を歩いているときは22℃ほどで、山頂では陽射しが現れていたこともあって24℃まで上がった。風は僅かにあり、まずまずの涼しさだった。視界は梅雨の季節の季節としては良いと言えた。
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市原峠を越して、今少し深谷山に近づいた位置から歩
き始めた
林道(千ヶ峰三国岳線)は尾根を横切って尾根の東側
に続いていた 切れた位置から尾根に取り付いた
尾根に着いて林道を振り返った  
尾根道を歩き始める 易しい道だった 周囲は自然林の風景だった アセビの茂る所を通って行く
緑の風景が目に優しかった 木立が切れたとき、東に見えたのは篠ヶ峰だった 目印テープが付いていたが、必要なく歩いて行けた
山頂が近づいて、ほぼ平坦な道になった 山頂が間近になる 山頂に着く 開けてはいたが展望は良くなかった
   

山頂で休むうちに
陽射しが現れて、
明るい山頂になっ


山頂の三等三角点
(点名・深谷山)
を見る

(←)
手頃な木に登っ
てみると少しは
展望が広がった

 (→)
  北の方向が眺め
  られて、粟鹿山
  も望めた
粟鹿山を大きく見る 三国岳を大きく見る 別の木にパートナーが登ったが、途中までだった

パートナーに代
わって木に登っ
たところ、現れ
たのは北東から
東に広がる山並
みだった
カヤマチ山から水山へと続く尾根を少し大きく見る 岩屋山とカヤマチ山を大きく見る
山頂から南の方向に千ヶ峰を見る 立つ位置を変えれば千ヶ峰の右手に広がる尾根も眺められた

(←)
更に立つ位置を変
えて生野高原を眺
めた

  (→)
  高畑山を大きく見
  る
下山は千ヶ峰を見ながら引き返した 山頂の近くで北西方向が眺められた 氷ノ山は見えず、妙見山の山頂には雲がかかっていた 
須留ヶ峰の方向を大きく見る 易しい尾根を再び歩いて行った 下る途中で岩場を通るが、その近くで展望があった
その岩場の近くから眺められたのは東の山並みだった
岩屋山を大きく見る 西光寺山を大きく見る 足下に林道が見えてきた