◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <中播磨編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
深谷山 ふかたにやま | 927.9m | 神河町・多可町 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 丹波和田 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2019年5月】 No.4 | 2019-74(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラベンダーパーク多可より 2019 / 5 |
千ヶ峰の北隣となる928mピークがまたに山として紹介されたのは多田繁次氏の「続・兵庫の山やま」によってだが、どうもその名は多田氏の聞き間違いのようで、正しくは点名にもなっている深谷山のようだった。昭文社から発行されている山と高原シリーズの「氷ノ山」には千ヶ峰エリアも載っており、最新版を見るとこちらも深谷山となっていた。そこで深谷山の名を意識して久々に928mピークを登ることにしたのは2019年5月の第二週のことだった。前回は千ヶ峰三国岳林道からアプローチしたが、深谷山はやはり麓からじっくり登りたいと思い、コースとしては深谷山と市原峠との中間地点となる872mピークに出る南東尾根コースを加美区の西山地区から登ることにした。 多可町内を貫く国道427号線を北上して西山地区に入ると、地形図に描かれている神社の位置へと車を進めた。神社は金比羅神社でその近くに西山霊園を見たので、霊園の駐車場に車を止めた。地図の破線路を目指すべくガーミンをセットして破線コースに向かった。墓地からだと始めに林道を歩くことになるが、すぐにゲートが現れてそのゲートには鍵がかかっていた。林道がだめならどのように尾根に向かおうかと考えていたところ、グッドタイミングと言うか山仕事の車が来て扉が開けられた。おかげで予定通り林道を進めることになった。破線コースに出るべくその林道を北へと歩いたところ、破線コースを見落として少し行き過ぎてしまった。それに気付くと引き返さず植林地の斜面に入って、適当に破線コースに近づいた。植林地は倒木が多くあって少し歩き難かったが、8分ほどで山道に合流出来た。それが地図の破線コースで、道幅こそあるものの落ち葉が積もっておりスムーズには歩けなかった。始めは西の方向へと歩き、尾根に乗ると北に向かった。後はずっと尾根道歩きだった。林道と接することもあったが、尾根コースが最短コースとなるので、あくまでも尾根道を歩いた。二度目の林道との交差箇所を過ぎて少し登った所に三等三角点(点名・西山)を見た。前々回の登山で出会い損ねた三角点だった。その先も尾根歩きだったが、その頃には北西方向に向かっていた。尾根の木々は概ね自然林ながら新緑が特にきれいと言えるほどでは無く、むしろ尾根道があまり歩かれていないことでの歩き難さの方が気にかかった。また展望も少なく、その少ない展望で千ヶ峰を見た。その尾根にも小ピークがあり、それは739mピークで、そこに着いたときは12時を過ぎていたので昼休憩とした。昼休憩を15分ほどで済ますと尾根歩きを再開した。739mピークから先はけっこう易しい尾根で、新緑を愛でる余裕も出てきた。持っていた地図では872mピークまでひたすら登ることになるのだが、実際は市原峠から千ヶ峰三国岳林道が三国岳へと続いており、前回2012年の登山でもその林道を歩いていた。そして739mピークから20分ほど登ってその千ヶ峰三国岳林道に合流した。そこから872mピークまで登って郡境尾根を歩いてもよかったが、早く山頂に立ちたい気持ちが強く、深谷山のそばまで林道を歩くことにした。その林道歩きとなって俄然展望を楽しめることになった。林道は周囲の樹林を大胆に伐っており、東に向かってほぼ遮るものの無い展望が開けていた。南の笠形山から東の篠ヶ峰まですっきりと眺められた。但しこの日の視界はうっすらとしており、クリアな視界でなかったのは残念だった。歩くうちに北東の方向も開けて竜ヶ岳やカヤマチ山が望めた。深谷山の間近まで来ると、東側から斜面を登ることにした。斜面は少し尾根筋となっており、小径があり目印テープもあって無難に登れた。そして林道から10分で山頂到着となった。その山頂は以前よりもアセビがいっそう繁ってきたようだった。他の樹木も生長しており、そのため展望は木々の空いた所から北の方向が少し望めるだけだった。展望は林道から楽しんでいたので、山頂ではただ涼しい風を楽しむにとどめた。それでも40分ほどは山頂で過ごしていたようだった。その休憩を済ませると下山は林道に戻らず郡境尾根の尾根道を歩くことにした。尾根道は以前と同様に歩き易く、ヤブになっているような所は無かった。その尾根からは千ヶ峰の姿がすっきりと眺められることがあった。872mピークまで歩くと、そこからは南東尾根を辿るべく郡境尾根を離れた。やや急斜面ながらも小径があり、無理なく下って林道に出た。その先は往路として歩いた尾根で、尾根筋の小径を辿るだけだった。但し巻き道が付いている所は尾根筋を離れて巻き道を歩いた。また点名・西山まで戻って来ると、その先では近くを通っていた作業道に下りて少し作業道を歩いた。その作業道が再び尾根筋に接すると、尾根歩きに戻った。その下山では地図に示された破線コースがどこから始まっているのかと、最後まで辿ることにした。そして最初に歩いた林道に下り着くことになったので、やはり往路ではその合流点を見落としていたようだった。その林道を横切った先の害獣避けフェンスには扉があり、その先にも小径が続いていた。それも地図通りだった。扉を抜けて更に小径を辿ると、お堂のそばに出てきた。お堂の名は観音堂で、地図でも卍記号が付いていた。どうやら破線コースを忠実に辿るのであれば、その観音堂のそばに駐車して小径を歩き出せば良かったようだった。そうすれば林道のゲートを通る必要も無く小径を辿れるようだった。観音堂からは車道を歩いて西山霊園に戻ったが、200mほどの距離だった。 (2019/6記) |
<登山日> | 2019年5月10日 | 10:32西山霊園スタート/10:36ゲートを抜ける/10:43林道を離れる/11:46点名・西山/12:17〜33[739m]ピーク/12:55千ヶ峰三国岳林道に出る/13:10林道を離れる/13:20〜57深谷山/14:12[872m]ピーク/14:16千ヶ峰三国岳林道を横切る/14:55点名・西山/15:54観音堂/16:00エンド。 | |
(天気) | 薄晴れとも薄曇りとも言えそうな空だった。樹林帯の気温は18℃で、山頂では20℃だった。風は弱く吹く程度だった。湿度は低くからっとしていた。視界はうっすらとしており、遠方は判然としていなかった。 | ||
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