TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
笠形山    かさがたやま 939.2m 神河町・多可町
 
1/2.5万地図 : 粟賀町
 
【2019年11月】 No.13 2019-169(TAJI&HM)
 
    妙見山より  2019 / 10

 2019年の晩秋に入ったとき、快晴の笠形山を楽しみたくなった。向かったのは11月の第二土曜日で、コースとしては東面側となる多可町の竜ヶ滝コースを登ることにした。県道34号線で笠形山の南面側を走って船坂トンネルを抜けた。多可町に入ると県道143号線を北上し、大屋集落でネイチャーパークかさがたキャンプ場への道に入った。キャンプ場に着くと、その先は林道で車一台分の道幅となった。その林道の終点が竜ヶ滝コースの登山口だった。登山口の前には数台分の駐車スペースがあり、古びたトイレが建っていた。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。竜ヶ滝コースは沢沿いを登るコースだった。道ははっきりしており、標識も目印テープもあったので、地図を見なくとも登って行けた。沢沿いと言っても沢を右に行ったり左に行ったりするコースで、登る途中で二つの滝に出会った。その一つの竜ヶ滝はコースの名にもなっており、推量は少なめながら優美さのある滝だった。その沢沿いコースの途中で林道を横切ることになった。広域基幹林道の笠形線だった。笠形山を最短で登るのなら竜ヶ滝コースを林道の位置から登り出せば一時間ほどで山頂に立てそうだったが、せっかく竜ヶ滝コースを登るのなら滝に出会わなければ意味が無さそうではあった。林道と交差した先も暫く沢沿いの登りで、「天邪鬼の力水」の位置まで来て沢を離れることになった。そこには取水口もあったので水場かと思って近づくと、取水パイプに「生水不可」のラベルが貼られていた。沢筋を離れて斜面を登って行くと、周囲は始めは植林地が主体だったが次第に自然林に変わってきた。その自然林が色付き出しており、ときにはっきり紅葉した木を見た。斜面を斜めに登る形で西へと向かうと、神河町と多可町との境界尾根に出た。そこには千ヶ峰から笠形山へと続く縦走路が付いており、その縦走路で南西へと向かった。登山道はいっそうはっきりとした道となり、ゆったりと歩けた。笠形山が近づくと「龍の背」が現れて傾斜が増してきた。岩場をロープを使って登る所もあり、そこを登った先で展望地が現れた。北に開けている展望地だったが、山頂は更なる展望地だったので休まず山頂を目指した。程なく前方が開けると山頂は目前となった。山頂に着いたのは11時半のこと。歩き始めてから1時間半が経っていた。この日は快晴とあって山頂には10人ほどのハイカーがおり賑わっていた。山頂には二つの屋根付きの休憩場所があるが、東屋と呼べそうな大きな方で昼休憩とした。そして休憩を終えると快晴の山頂展望を楽しんだ。山頂で休んでいたのは40分ほど。山頂は入れ替わり立ち替わり賑わっており、その賑わいを後にして登ってきた龍ヶ滝コースで下山とした。下山は下る一方なので楽だった。岩場と急斜面だけに注意して休まず下って行くと、山頂から68分で登山口駐車場に戻ってきた。
(2019/12記)
<登山日> 2019年11月9日 10:05竜ヶ滝コース登山口スタート/10:18竜ヶ滝/10:29広域基幹林道出合/10:44天邪鬼の力水/11:12縦走コースに合流/11:29〜12:10山頂/13:00広域基幹林道出合/13:09竜ヶ滝/13:18登山口エンド。
(天気) 快晴。周辺に雲は見るものの、上空に雲は無かった。沢筋は冷えており気温は8℃だった。山頂は陽射しに暖められており、14℃だった。風は僅かで、陽射しの下では十分な暖かさだった。視界は澄んでいた。
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林道終点が竜ヶ
滝コースの登山
口だった

登山口の標識を見

別の標識では竜ヶ滝まで10分とあった 登山道に入った すぐに沢に沿って歩くようになった
周囲は植林地だった 小橋を渡って右岸側に出た 山頂まで1.8kmの標識を見た
沢を渡って左岸側に戻った 炭焼き窯跡のそばを通った 小さな滝を見た 説明板があり「勝負滝」とあった
また沢を渡った この秀麗な滝が竜ヶ滝だった 山頂まで1.4kmだった 林道までは10分
斜面を登って行く コースに登山道の標識を見た ナメ滝のそばを通る 小さな穴は「馬の足跡」だった
また沢を渡った 沢筋を離れると階段を登った 広域基幹林道を横切ることになった
横切ると、そこにも登山口標識を見た また沢沿いを歩くことになった 倒木地を通る
倒木地が終わってスムーズに歩く 大岩の前を通った 石が増えて歩き難くなった
「天邪鬼の力水」の前に着いた 水が飲めると思ったが、パイプに生水不可とあった その先で尾根歩きに入ったが
尾根を離れて巻き道に入った 大きな矢印を見る また矢印が現れて北へと尾歩いて行く 植林地の斜面を登るようになった
周囲の木々が自然林に変わった 紅葉の木を見る 登るほどに色付きが増してきた きれいに色付いた木も現れた
登山道の傾斜が緩んできた 境界尾根に着いた 尾根は縦走コースだった 山頂まで20分の標識を見る
一気に易しい尾根歩きになった 「龍の背」に着いた 岩が龍の背状に突き出ていた 岩の隙間をクサリを掴んで登る所があった
岩場の展望地が現れた そこからは北から北東にかけてが広く眺められたが、山頂は更なる展望地だったのですぐに山頂に向かった
また易しい尾根歩きとなった 山頂が近づくと、前方が開けてきた 山頂が見えてきた

山頂に着いた

好天とあって大勢
のハイカーで賑わ
っていた

東屋に入って休憩
とした

昼食後は快晴の空の
下、展望を楽しんだ

西から北、北東にか
けてを眺める
暁晴山を中心に西の山並みを眺めた 夜鷹山を大きく見る
生野高原の方向を眺めた 千町ヶ峰の右手後方に、氷ノ山の山頂がちらりと見えていた

北東から東にかけて
を眺める
篠ヶ峰から北へと延びる尾根を眺める 上の写真に写る妙見山(妙見富士)を少し大きく見る

東から南東にかけて
を眺める
三嶽を大きく見る 西光寺山を大きく見る 黒田庄町の妙見山を大きく見る

南東から南にかけて
を眺める

(←)
雪彦山の尾根を
眺めた

 (→)
 千ヶ峰を大きく見
 る

(←)
南西の方向に七
種山の尾根を眺
める

 (→)
 一等三角点(点名
 ・笠形山)を見る

(←)
南南西の方向を
見る ごくうっ
すらと瀬戸の島
を見た

 (→)
 下山は往路を戻っ
 た
「龍の背」まで戻ってきた 竜ヶ滝コースに入った 色付いた木々を眺めながら下った
沢まで下りてきた そこが天邪鬼の力水の位置だった 歩き難い所を下る 山頂から1.1kmで広域基幹林道に下りてきた
沢を何度か横切りながら下流へと向かう 竜ヶ滝の前に出ると、少し近寄って眺めた 最後の小橋を渡る
登山口に戻ってきた 登山口に立って、林道終点広場を眺めた 正面に見え
るのはトイレだった
下山後に神河町岩屋に移動して、そちらから笠形山を
眺めた