TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
笠形山    かさがたやま 939.2m 神河町・多可町
 
1/2.5万地図 : 粟賀町
 
【2021年3月】 No.14 2021-35(TAJI&HM)
 
    白岩山より 2021 / 3

 笠形山のメインコースは笠形神社コースと思えるが、その笠形神社コースを7年ぶりに登ろうと向かったのは2021年3月3日のこと。前日は雨だったが、この日は朝から良く晴れていた。但し寒さが戻っており、冷え冷えとした日だった。播但連絡道を北上していると、落ちあい前日の雨は高い山では雪だったようで、盆州北部の山並みは白くなっていた。当然笠形山も白かった。播但連絡道を福崎北ICで離れると国道312号線に入って北上した。そして落合橋東詰交差点で県道34号線に入った。県道を船坂トンネルが見える位置まで進むと、笠形山の標識が現れた。それに従って寺家集落内へと入り登山口まで進むと、その手前の駐車場に車を止めた。そばに笠形神社の大鳥居が建っていた。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。雪は麓には見られず、雪を見ないまま登山道を進んだ。一度植林地を抜けると、大きな堰堤が現れた。7年前の登山のときは工事中だったが、翌年に完成していたようだった。雪をはっきり見るようになったのは笠形神社に着く辺りからで、新雪がうっすら地表を覆っていた。笠形神社と笠ノ丸との中間地点に展望地があり、そこを過ぎると長い階段道が始まった。その階段を登るほどに雪は積もった感じになってきた。笠ノ丸まで来ると、一帯はすっかり白くなっていた。それでも積雪は5センチほどで、多くても10センチまでだった。笠ノ丸に着いて山頂が望めるようになった。その山頂に建つ休憩舎の屋根が白くなっていた。鞍部へと下って行くと、増えてくると思っていた雪は、逆に減ってきた。鞍部は平坦になっており、標識があって「ジュウタン通り」と呼んでいるようだった。山頂が近づいて急坂となり、そこを休まず登って山頂に出た。登山口から100分、笠形神社から55分かかっての到着だった。山頂は陽当たりが良いとあって、はや地表は半分ほど現れていた。ベンチの一部はもう乾いていたので、そこに座って休憩とした。無人の山頂はひたすら静かで、うっすら白くなっている周囲の山並みを眺めながら昼休憩とした。山頂で30分ほど過ごすと、下山は仙人滝コースには入らず、すんなりと往路を戻った。登山道の雪ははっきりと減ってきていた。
 雪を纏っているとは思わず笠形山に来たのだが、白い登山道を歩けた上に、真っ白になった木々も眺められて、少しながらも雪の笠形山に登れたのは良かった。
(2021/4記)
<登山日> 2021年3月3日 10:04笠形神社コース登山口前駐車場スタート/10:30休み堂/10:51笠形神社/11:23笠ノ丸/11:46〜12:17山頂/12:35笠ノ丸/13:01笠形神社/13:42駐車場エンド。
(天気) 晴れ。樹林帯の気温は3℃で、山頂は4℃だった。風はほとんど無く、穏やかな山頂だった。視界は良かった。
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登山口まで車を進めて、そのそばの駐車場に車を止め
た そばには笠形神社の大鳥居を見た
登山口のゲートを開けて笠形神社コースに入った 始めに植林地の中を歩いた
登山道のそばに石仏を見た 距離の標識が現れた その地点の名称も付いていた 笠形寺の社務所を見る
笠形寺に来た 笠形神社まで1300mだった 笠形寺の蔵王堂を見る 前方に堰堤が見えてきた 7年前は工事中の所だった

堰堤は2カ所あっ
た 翌年に完成し
たようだった

休み堂まで来た

そこにも標識があ
り、笠形神社まで
800mだった
これは八角堂だった 笠形神社まで400mとなった 植林地の中を登って行く 石仏は、登山道のそばで何度か見た
笠形神社が現れると、辺りに雪を見るようになった 笠形神社の境内は、うっすらとながら白くなっていた 笠形神社の本殿を見る
笠形神社を抜けて登山道の続きに入った また植林地の中を歩いた 枯れ沢に沿って歩いた

(←)
沢筋を離れて尾根
へと向かうように
なった

 (→)
  尾根に出ると、そ
  こは開けていた
南に向かっての展望だった 笠の丸まで400mとなったとき仙人滝コースが分かれた 階段の登りが続くようになった

丸太の階段は笠の
丸の直前まで続い


笠の丸には東屋が
建っていた
東屋の中を覗いてみた 笠の丸からは笠形山の山頂が望めた 山頂に建つ東屋の屋根が白くなっていた
笠の丸から山頂までは500mだった 笠の丸を離れると、緩やかに下った その辺りは雪は多く、靴は10センチほど潜った
次のピークは三町(市川町、神河町、多可町)の境だ
った
三町境の先の鞍部で、グリーンエコー笠形コースが合
流した
合流点の先で九合目の標識を見た この標識はグリー
ンエコー笠形から続くものだった
「ジュウタン通り」と名付けられた平坦地を歩く 山頂が近づいて、一気に尾根の傾斜が増した 周囲の木々はすっかり白くなっていた

(←)
山頂の東屋が見え
てきた

 (→)
  笠形山の山頂に着
  いた 陽当たりが
  良いためか雪解け
  が進んでいた

(←)
別の位置から山頂
を眺めた

 (→)
  一等三角点(点名
  ・笠形山)を見る
山頂に立つ距離標識を見た まだ雪を纏っている木をあちらこちらで見た はや乾いているベンチに座って休憩とした

この日の視界は澄
んでいた 西から
北にかけてを眺め


北西から、北、北
東までを眺めた
上の写真の右手、東から南東までを眺めた

南南西方向を見る

うっすらと瀬戸の
島々が眺められた
生野高原を少し大きく見る 白岩山の方向を少し大きく見る

千ヶ峰の方向を大
きく見る

三辻山の方向を見
ると、うっすらと
黒尾山が望めた
南西に七種山塊を見る 北東に篠ヶ峰を見る

暁晴山の方向に目
を向けると、うっ
すらと後山が望め


妙見山(妙見富
士)を大きく見

下山は往路を引き返す 「ジュウタン通り」を再び歩いた 笠の丸へと登り出すと、そこは雪の多い所だった

(←)
笠の丸に戻ってき


 (→)
  笠の丸から南東方
  向を眺めた
笠の丸を離れると、丸太の階段道に入った 階段が終わる頃には、辺りに雪は見なくなった 尾根の広場に戻ってきた ほぼ雪は消えていた

(←)
広場から改めて南
の方向を眺めた

 (→)
  後は笠形神社へと
  下った
本殿の前に戻ってきた 笠形神社の境内を通る 雪ははっきり減っていた 植林地に入った
また石仏を見るようになった 堰堤の位置まで戻ってきた 登山口に戻ってきた