TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
笠形山    かさがたやま 939.2m 神河町・多可町
 
1/2.5万地図 : 粟賀町
 
【2024年4月】 No.16 2024-65(TAJI&HM)
 
    加西市東笠原町より 2024 / 4

 笠形山の山頂は4月中旬頃よりアカヤシオ(アケボノツツジ)の花で彩られるので、それを愛でようと向かったのは2024年の4月19日、快晴の日だった。選んだコースは笠形神社コースで、寺家集落に入ると駐車場の様子が変わっていた。集落の入口近くの駐車場は第1駐車場となっており、大鳥居の近くに新たに第2、第3駐車場が作られていた。第3駐車場に車を止めてスタートした。大鳥居のそば、登山口に一番近い駐車スペースはまだ残っていた。登山口となる害獣避けゲートを抜けて登山道に入った。上空に雲は見ず、爽やかな空気感の中を登って行った。登山道が林道に合流すると、すぐに林道から笠形神社への道が分かれた。その道も舗装されており、作業道と呼べそうだった。笠形寺の横を通り、蔵王堂のそばを通った。その先で二段の堰堤が現れた。その先で山中へと入る雰囲気となった。まだ建物はあり、休み堂、八角堂を見た。八角堂の位置で作業道を離れて山道に入った。それも笠形神社が近づいて、再び作業道に合流した。その辺りの作業道は整備されたようで、コンクリート舗装になっていた。作業道の終点が笠形神社だった。明るい笠形神社を抜けると、本格的に登山道に入った。笠ノ丸までの中間地点に展望地があり、そこから見る南の景色はうっすらしていた。どうやらこの日の視界は良いとは言えないようだった。展望地の先で丸太の階段が始まった。長々と続く階段は老朽化が進んでおり、ときに階段のそばの斜面を登った。笠ノ丸に着くと、そこの東屋で漸く一息を入れた。前方に山頂が望めた。その笠ノ丸に着いたときに、どうもツツジの開花は遅れているように思えた。笠ノ丸では全くコバノミツバツツジが咲いていなかった。山頂へと向かうと小さなピークを越して、その先で左手からグリーンエコー笠形コースが合流した。その先に「ジュウタン通り」があり、そこを過ぎて最後の登りにかかった。登る度に体力の低下を痛感する所だった。そして登山口から100分で山頂に到着した。昼どきではあったが、平日のためか誰もいない山頂だった。山頂に着くまでツツジの花は僅かに見るだけだったの、アカヤシオを見ることは少し諦めていたのだが、可憐なピンクの花はあちらこちらでポツポツとながら咲いていた。数本の木は満開に近かった。おかげでけっこう楽しめることになった。そしてあっけらかんと明るい山頂で昼食とした。爽やかな空気感が広がっており、静かな山頂を楽しんだ。山頂からの展望はそれほど悪くなく、遠方こそ少しうっすらしていたが、近くの眺めはまずまず良かった。山頂で45分過ごした後、下山は単純に往路を戻った。午後に入って気温は上がっており、爽やかな空気感は薄れていあた。少々暑さを感じながらの下りでった。ゆっくりと下ることを心がけたため、往路とほぼ同じコースタイムで駐車場に戻ってきた。
(2024/5記)
<登山日> 2024年4月19日 10:32第3駐車場スタート/10:34登山口ゲート/10:45笠形寺/11:19笠形神社/11:51笠ノ丸/12:15〜13:00山頂/13:25笠ノ丸/13:50〜56笠形神社/14:26笠形寺/14:38駐車地点エンド。
(天気) 快晴。青空は薄い色だったが、雲は無し。山頂は木陰で17℃。陽射しの下では快い暖かさだった。視界は遠方が少しうっすらしていた。終日、快晴は続いた。
<< Photo Album 2024/04/19 >>
登山口に一番近い第3駐車場に車を止めた 4月も中旬を過ぎていたが、満開のサクラを見た すぐに大鳥居の前に出た
大鳥居の先が登山口だった 登山口ゲートを抜ける 植林地の中を歩いて行く 道そばに、ときおり石仏を見た

一度、笠形林道に
合流するも、すぐ
に右手に支林道が
分かれた

そちらが登山コー
スだった

支林道を進むと、
前方に笠形寺が見
えてきた
笠形寺のそばを通った 笠形寺の蔵王堂を見る 前方が開けると、二つの堰堤を見た
堰堤を横目に舗装林道を登って行く 休み堂が現れた 休み堂のそばに、かわいらしいお地蔵さんを見た
樹林に囲まれた舗装路を登って行く 八角堂に着いた 笠形神社まで15分と書かれていた 支林道から分かれた登山道に入った
また支林道に合流した 最後はコンクリート舗装となって笠形神社に近づいた 境内に入って、拝殿の前に立った
境内ではカエデの新緑が眩しかった 満開のミツマタを見た 夫婦杉は幹回り9メートルの堂々とした大木だった
この小ぶりな社が笠形神社の本殿だった 「頂上まであと1時間」の標識を見る 一度、植林帯に入った

開けた所に出た

そこは展望地だった
が、南の方向はうっ
すらしていた

丸太の階段道が始ま
った

丸太の老朽化が進ん
でいた
階段の標識を見ると、「無言坂」の名が付いていた 階段は笠の丸に着くまで続いた 笠の丸に着いて、東屋で小休止とした
漸く山頂が望めることになった 山頂に建つ東屋が見えていた 山頂へと向かう
咲き始めたコバノミツバツツジを見た アセビの茂っている所があった 左手からグリーンエコー笠形コースが合流した
途中は「ジュウタン通り」の名が着く易しい道だった 山頂手前の急坂に入った 登山道の荒れが目立った 山頂の東屋が目前になった
山頂に着いた 誰もおらず、あっけらかんと明るかった 一等三角点(点名・笠形山)を見る
アカヤシオはちらほら咲いていた 咲き始めとあって、花はきれいだった 花を間近で眺めた
南の方向はうっすらしていたが、この北の方向はまずまずはっきり見えていた
白岩山から小畑山へと続く尾根を見る 千ヶ峰の方向を見る
下山は往路を引き返す 「ジュウタン通り」を再び歩いた グリーンエコー笠形コースの分岐点に戻ってきた
笠の丸に戻ってきた 階段が続く「無言坂」を下って行く 笠形神社に戻ってきた
笠形神社から先は幅広の道だった ヤマカガシなのか、じっと動かないヘビを見た 八角堂のそばを通った
樹林帯を抜けると、堰堤のそばを通った 笠形寺まで戻ってきた 登山口に戻ってきた 大鳥居は目に前だった