TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
大段山    おおだんやま 966.0m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 神子畑
 
【2024年11月】 No.5 2024-198(TAJI&HM)
 
    段ヶ峰より  2024 / 11

 暑かった2024年も11月の中旬となれば奥播州は紅葉シーズンになっているだろうと思え、どの山で紅葉を楽しもうかと考えた。易しく登ることを加味したとき思い付いたのが大段山だった。2年前に登っていたが、そのときと同じコースで登ろうと向かったのは12日のことだった。宍粟市に入っても雲一つ見ない快晴の空だった。前回と同じく未だ開通していない林道の入口に車を止めて、そこからスタートした。明るい上千町集落を歩いて登山口へ。集落の紅葉は見頃になっていた。登山口に入ると植林地を歩いて東尾根に出た。その尾根に着いた位置は好展望地で、北西方向に氷ノ山を見た。後は山頂へとひたすら東尾根を登って行く。周囲の木々は始めは植林地だったが、右手側が自然林に替わると紅葉の木々を見るようになった。急坂が続き、その急坂が緩んでくると左手も自然林となって、紅葉の木々の中を歩くようになった。足下は落ち葉が積もっており、すっかり落ち葉道だった。もう緩やかな尾根歩きとなっていたので、落ち葉に滑るようなことは無かった。期待通りに周囲はすっかり紅葉の木々だった。左手が疎らな松林になると、その木々の隙間から見えていたのは千町ヶ峰で、南から南西へと峰山高原の山並みも望めた。山頂に着いたのは登山口に入ってから50分後のこと。2年ぶりの山頂はほぼ変わって折らず、木々に囲まれて薄暗かった。そこで少し南に移って、陽射しが当たる位置で休憩とした。落ち葉の上にシートを敷くと、その上に横になって休んだ。全く静かな山頂だった。周囲は紅葉の木も見られたが、落葉は進んでおり盛りは過ぎている印象を受けた。その山頂で早めの昼食を済ませると、下山は往路を戻った。真っ直ぐ東尾根を登ってきたようでも、下山となると分岐する尾根に惑わされることもあり、地図とGPSとで確認しながら下った。迷い易い所には標識が付いていた。東尾根を離れる位置まで戻って来ると、そこは左手間近に林道を見る位置だった。その林道を歩こうと、尾根筋を更に東へと歩いた。そちらは登山コースで無いとあって、すっかり草ヤブになっていた。その草ヤブ道を無理やり下って林道に合流した。その林道を歩けば駐車地点に戻れるので、もう林道を辿るだけだった。前回に林道を歩いたときは、林道そばの木々は良い感じで色付いていたのだが、この日の色付きは良いとは言えなかった。それでも少しは紅葉を楽しめた。その林道歩きを20分ほど続けて林道入口に到着となった。そこが駐車地点だった。
(2024年12月記)
<登山日> 2024年11月12日 10:34林道入口スタート/10:41上千町コース登山口/10:50〜56尾根に出る/11:38〜12:33山頂/13:08林道に出る/13:27林道入口エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。山頂の気温は15℃。涼しい風を受けた。風は止まるときもあった。視界は澄んでいた。
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前回と同じく、未完成の林道入口に車を止めた 上千町集落に通じる道に向かった 上千町集落に向かい出すと、前方に大段山の尾根を見た
左手前方に千町ヶ峰を見た 千町ヶ峰を大きく見る 上千町集落は紅葉の盛りだった
上千町コースの登山口に入った すぐに見事な紅葉を見た 植林地に入った
標識に従って東尾根の方向に向かった 近くに小屋を見た 植林地の中を登って行く
植林の中に鮮やかに黄葉した木を見た 東尾根に合流して大段山の標識を見る 合流点の近くに展望地があった
北に向かっての展望だった そちらの空は雲一つ無かった 銅山の方向を大きく見る

藤無山の右手後方
の山は氷ノ山だっ


氷ノ山の山頂に建
つ避難小屋が見え
ていた
合流点に戻って山頂を目指した 尾根に上がった 植林の尾根だったが、松の木も混じっていた
登るうちに右手側が自然林に替わってきた 紅葉の木を見ながら登った 落ち葉に覆われた尾根を登って行く
左手も自然林に替わってきた 鮮やかな紅葉を見るようになった 紅葉の樹林帯を登って行く
足下の落ち葉が増えてきた 地表を覆う落ち葉を眺める ごく緩やかな尾根となって山頂に近づいた
落葉は進んでいたが、まだ鮮やかな紅葉が残っていた 山頂が間近になると、一帯はほぼ平坦地となった この標識を見て三角点の位置に向かった

三角点の位置に着
いた

そこは木々が多い
ために、日影が多
かった

影の中に等三角点
(点名・繁盛)を
見る
陽射しをたっぷり受ける所で休憩とした 周囲の木々は落葉が進んでいた 鮮やかな黄葉を見る
南の方向は木々が疎らだった 空いた所から千町ヶ峰を見る 南西方向は峰山高原の山々だった

(←)
夜鷹山を大きく見


 (→)
  暁晴山の右手に出
  石山を見た
暁晴山を大きく見る 出石山を大きく見る 山頂で1時間ほど過ごすと、往路を戻った

右手前方に千町ヶ
峰を見た

下り坂に入った
迷い込み易い尾根があったので、GPSを見ながら下った 標識の付いている所もあった 左は自然林、右手は植林地だった 下るほどに周囲は植林が増えてきた
尾根道から広い道に下りた 登山口への道には入らず、展望地へと直進した 北の空を見ると、雲が増えていた

(←)
藤無山の左手に三
久安山を見た

 (→)
  道なりに東へと歩
  いた すっかりヤ
  ブ道だった
ススキのヤブをかき分けて林道に下り着いた 後は林道歩きだった 振り返って大段山を見た
林道脇の木々は、紅葉が進んでいなかった 林道は舗装路に替わった ススキに覆われた斜面を見る
色付いた木も現れた 林道の入口が近づくと、前方に千町ヶ峰を見た 林道入口に戻ってきた