TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
砥峰    とのみね 972.1m 神河町
 
1/2.5万地図 : 長谷
 
【2022年10月】 No.3 2022-142(TAJI&HM)
 
    砥峰高原より  2022 / 10

 2022年10月に入ると、砥峰高原のススキが見頃を迎えたとの便りを聞いた。そこで砥峰の登山と併せて砥峰高原のハイキングをすることを思い付いた。向かったのは10月の第二火曜日のこと。天気予報は晴れだったが、それは播州南部だけのようで、北に向かうにつれて雲が増えてきた。砥峰高原に朝来市長谷から近づいた。高原の駐車場に着いたときは空の一部に青空を見るだけで、薄黒い雲が広がる空になっていた。駐車場はシーズン中のため有料になっており料金は500円だった。平日とあってか車はまだ十数台しか止まっていなかった。まずはとのみね自然交流館で砥峰の情報を得ようと歩き出すと、砥峰高原の案内図があり、そこに砥峰の登山道も描かれていた。どうやら登山口は自然交流館の北側から始まっているようだった。そこで自然交流館に立ち寄ってトイレを済ませると、建物の裏手にある車道に出た。その車道から階段の道が分かれていた。登山口に通じているのではと推測されて階段を登ると、その先は車道だった。その車道を歩くと推測通り登山口が現れた。山頂まで800mだった。後は登山コースのままに進んだ。コースのはっきりしない所は目印を追った。標識を見ることもあった。作業道を二度横切ることがあり、二度目は横切った後、プラ階段を登った。その後は南西尾根を回り込んで、南西側から山頂に近づいた。山頂に着いたときは、登山口に入ってから30分が経っていた。立派な山名標識を見たが、以前と同様に展望の無い山頂だった。その頃にはすっかり曇り空になっており、風は無くとも肌寒さを感じる山頂だった。20分ほど休むと下山に移った。山頂からは近道コースがあり、そちらに入った。やや急坂を南の方向に下った。木々の隙間からは砥峰高原が見えていた。下るうちに馬の背のような地形の所を通り、その先でプラ階段に合流した。そこからは往路で歩いた道だった。自然交流館に戻って来ると、建物の前にあったデッキに出た。ベンチがあり、そこで昼休憩とした。そこは砥峰高原が一望出来る展望デッキでもあった。まだ曇り空だったが青空も見えており、青空が広がろうとしている気配が見えた。晴れてくることを期待して、午後は予定通り砥峰高原のハイキングを楽しむことにした。高原のハイキングコースは周回で歩けるように作られており、それを左回りで歩くことにした。そのハイキングの様子は下の写真帳に譲るとするが、コース中には東屋があり最高点近くには展望台も作られていた。そのコースを歩くうちに期待通り青空が広がってきた。ススキの穂も光り出して、その中を歩いているとシーズン本番であることが実感出来た。またコースは展望台に立たなくとも展望に恵まれており、いたる所で高原の全景が眺められた。そのコースは全長3kmほどあるので、ハイキングを楽しむには十分な距離だった。もの足り無さを感じるようなことは全く無く、充実したハイキングを楽しめた。駐車場に戻って来ると、帰路は宍粟市側に通じる林道に入った。そして福知渓谷沿いの道を走って県道6号線に合流した。
(2022/11記)
<登山日> 2022年10月11日 10:42砥峰高原駐車場スタート/自然交流館に立ち寄った後で登山口を探す/10:58登山口/11:13二つ目の作業道/11:28〜50山頂/11:58二つ目の作業道/12:10登山口/12:14自然交流館エンド。自然交流館前のデッキで昼食後砥峰高原ハイキングを開始する。12:26遊歩道入口/13:10〜16展望台/14:00〜06自然交流館/14:12駐車場エンド。
(天気) 雲の多い空だった。一部に青空を見るも、山頂に着く頃はすっかり曇天になっていた。山頂の気温は12℃で、風はほとんど無かった。視界は良かった。午後の砥峰ハイキングでは、次第に青空が広がってきた。途中からは晴れの空となった。雲は増えたり減ったりだった。
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砥峰高原の駐車場に着くと、平日のためか車は少なかった 駐車場の隅に立っていた案内図には砥峰への道が描かれていた  駐車場を出たときに立っていた看板、標識を見る

先にとのみね自然
交流館に立ち寄る
ことにした

南西尾根を目指し
て車道を西へと歩
き出したが、案内
図を思い出して交
流館の裏手に回る
ことにした

右手の道に入って
引き返す
自然交流館の裏手まで戻って来ると、階段の道が左手に分かれた 階段を上がると細い車道に出た その車道を北へと歩いた 車道を数十メートル歩くだけで砥峰の登山口が現れた
登山口の標識には山頂まで800mと書かれていた ややマイナーな登山道が始まっていた 緩やかな地形とあって、目印テープを追って歩いた
作業道を横切ることににった その先は植林地だった 植林地を登るようになると、斜面の傾斜が増してきた 遊歩道となっていたが、その名に不似合いな道だった
標識の山名は砥峰山となっていた また作業道を横切った 横切った先に、矢印の目印が付いていた
プラ階段を登るようになった 南西尾根側に回り込むようになった プラ階段がシダに隠されていた

南西方向が望めた
とき、そこに暁晴
山を見た

左の写真に写る暁
晴山の辺りを大き
く見る
南西尾根に上がった ここでも山頂方向を示す標識を見た 砥峰の山頂が間近になった

(←)
砥峰の山頂に着くと
大きな山名標識が目
立っていた

  (→)
   三等三角点(点名・
   川上)を見る
山頂の桧の植林はすっかり大きくなっていた そのため展望は全く無くなっていた 山頂からは南に真っ直ぐ下る近道コースがあった その近道で下山することにした 近道コースに入ると、木々の隙間からながら砥峰高原が望めた
下る尾根筋が盛り土のような地形になっていた アセビが茂る所を通った 目印に従うと、尾根筋を離れることになった
プラ階段に合流すると、すぐに作業道が近づいた 作業道を越して植林地に入る 登山コースがなだらかになると、登山口は近かった
登山口に戻ってきた 車道を歩いて自然交流館に向かった とのみね自然交流館が近づいた
とのみね自然交流館の前に出るとそこはデッキになっており、砥峰高原が一望出来た ほぼ曇り空とあって、暗い高原風景だった デッキのベンチに座って昼休憩とした
 
 砥峰高原散策
 砥峰高原は遊歩道部分以外は立入禁止になっていた。その遊歩道は周回コースになっており、一周3.1kmだった。今回はこの周回コースを反時計回りで歩いた。パンフレットでは所要時間は90分となっており、それとほぼ同じ時間で歩いていた。
                                              (2022.10.11)

展望デッキで昼食
を済ませると、砥
峰高原の散策を開
始した

メインコースの道
幅は広かった

池ノ前を通ると、
湖面に青空が映っ
ていた
青空は次第に広がろうとしていた コースを反時計回りで歩こうと西に向かう道に入った 広い道が続く 前方に東屋が見えてきた

(←)
北の方向に砥峰を
すっきりと見るよ
うになった

 (→)
  東屋のそばまで歩
  いてきた

高原エリアの西端
に着くと、ゲート
を通ることになっ


広い道は行き止ま
りとなったが、別
の階段道があり、
標識に従って階段
道を登ることにな
った
階段の先は高原エリアだった 高原エリアを広く眺められることになった 陽射しを受けて明るい高原になっていた
高原エリアを限る登山道を歩いて行く 登山道のそばではリンドウがよく咲いていた 登山道は尾根筋に沿って続いていた
パノラマハイキングとなった 高原エリアの最高点が近づくと、千町ヶ峰も望めるようになった
(←)
千町ヶ峰の辺りを少
し大きく見る

   (→)
   高原エリアの最高点
   を通ったとき、尾根
   筋を見ると、その先
   は立入禁止になって
   いた
下り坂に入った 赤土の道は滑り易かった 道そばでよく咲いていたのはウメバチソウだった アキノキリンソウもよく見た
陽射しに輝くススキの中を歩いた 上空は青空が広がっていた 前方に展望台が見えてきた
この頃には尾根筋からは離れて歩いていた 展望台に着いた 展望台に上がると、ベンチが置かれていた

展望台からは広く
砥峰高原が眺めら
れたが、高原の最
高点よりも低い位
置とあって、千町
ヶ峰は砥峰の後ろ
に隠れようとした
自然交流館と駐車場の位置関係が良く分かった 交流館の手前に池も見えていた 平石山から高星山へと続く尾根を眺めた
ハイキングコースはまだ1.8km残っていた 展望台からは、尾根歩きでは無く高原散策だった 光るススキの中を歩いて行く

ススキの原の下り
が続く

道幅が広くなって
砥峰高原が眺めら
れるようになった

東側から高原風景
を眺めることにな
った

砥峰がすっきりと
眺められた
階段を下るようになった 足下に木道が見えてきた その木道を歩いて行く
メインコースに合流したとき、そこに立つ標識を見る メインコースを歩いて自然交流館に近づいた 自然交流館の前に戻ってきた

改めて展望デッキ
に立って砥峰高原
を眺めた

再び雲の広がる空
になっていたが、
高原全体に陽射し
が当たっていた