TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
千ヶ峰    せんがみね 1005.2m 神河町・多可町
 
1/2.5万地図 : 丹波和田
 
【2011年12月】 No.5 2011-130(TAJI&HM)
 
    町境尾根を市原峠の方向に向かっているとき 2011 / 12

 2011年登山は、大晦日に千ヶ峰を登って締めくくることにした。少ししっかり登りたかったことと、展望の良い山頂で過ごしたかったとの思いからで、そのためルートは多少時間のかかる神河町側からとした。往路は作畑地区から石風呂林道経由で石風呂コースを登り、下山は市原峠の手前から新田地区に向かう水谷コースを下るという周回コースを考えた。心配だったのは雪の量だったが、つぼ足で軽いラッセルをする程度ではと考えて、装備は3シーズンの靴にスパッツを付けるだけの出で立ちとした。その雪は作畑地区に入るともう見られたが、石風呂橋を渡って山中に入ってもさほど増えることは無く、多くなっても20センチ、概ね10〜15センチ程度で終始した。トレースが付いていないため、自分でトレースを付けることになったが、ごく軽いラッセルで登れて、足への負担が無かったのは助かった。むしろ新雪を踏む楽しさを味わった。そのトレースを付けるのも山頂までで、山頂の雪はすっかり踏み固められていた。山頂まで2時間かかっていたので、適度なハイキングと言えた。ちょうど昼どきに着いたのだが、快晴にもかかわらず数人のハイカーを見るだけだった。その山頂は冷たい風があって、のんびりと過ごすとはいかなかったが、少し風が弱まったときは、陽射しの暖かさを楽しむことが出来た。この日は澄んだ視界で、360度の眺望を楽しめただけでなく、近くの木々が霧氷に包まれているのも眺めることが出来た。下山はまず市原峠へ。雪はすっかり踏み固められており、少し滑り易くなっていることに注意するだけだった。低木に囲まれた中を歩くときは陽射しの暖かさもあって、けっこう汗ばんでしまった。市原峠の手前からは神河町側に下るので、再びミニラッセルかと思っていると、こちらの水谷コースは意外と雪が少なく、10センチ程度だった。しかもこの日に歩かれた足跡が、一人分だが付いていた。その足跡を追うように下ったので、途中で林道が交錯した所を通っても、間違いなく登山コースを辿って行けた。ただこのコースはほぼ植林地を下る上に、林道に出てからも新田地区までが長く少々退屈さを感じた。ただ林道を長く歩くのは往路コースも同じであったが、この水谷コースの方が単調な感じがあった。それでも終始静かなハイキングを楽しめて、2011年登山を締めくくった。
(2012/1記)(2021/5改訂)(2024/10写真改訂)
<登山日> 2011年12月31日 9:34駐車地点スタート/9:47石風呂橋/10:20林道終点/10:56尾根に出る/11:15山頂まで20分の標識/11:42〜12:22山頂/13:11尾根を離れて水谷コースに入る/13:23大師堂/14:01林道入口/14:38石風呂橋/14:48駐車地点エンド。
(天気) 朝は雲の多い空だったが、次第に青空が広がってきた。山頂では空の半分以上が澄んだ青空となった。気温は0℃まで冷えていた。ふもとから雪は見られたが、中腹から山頂でも10〜15センチ程度の積雪だった。山頂では少し冷たい風を受けるも、強くは無かった。山頂以外では、風はほとんど感じなかった。視界は良く澄んでいた。
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作畑地区の手前より作畑地区に向かって歩き出した 作畑地区に入って、千ヶ峰の標識を見た うっすらとながら雪を見るようになった

(←)
石風呂橋が見えて
きた そのそばが
作畑バス停だった

 (→)
  登山道まで30分
  の標識も立ってい
  た
石風呂橋を渡った 少し離れて旧越知谷小学校の校舎を見る 坂道を登って行く この辺りは雪は見られなかった
林道に着くと、起点部からすっかり雪に覆われていた 雪面には新しい足跡は無かった 林道を少し進むと、害獣避けゲートが現れた
林道は地表の見える所もあった 林道の雪は徐々に増えてきたが10センチ程度だった 路傍のミツマタが蕾を付けていた
林道を歩くうちに、上空に青空が広がってきた 林道の終点に着くと、その先から登山道が始まっていた 白い雪面に見るのは獣の足跡だった
鹿の足跡のようだった ツララを見た 標識は「沢の橋まで約5分」と書かれていた」
登山道は、始めは谷沿いに続いた 対岸側に渡った 尾根に向かって登って行く
尾根が近づいた 尾根に出て南東方向に登って行く 標識を見る
植林地の尾根を登って行く 山頂まで約20分の標識が現れた 登るほどに登山道の傾斜が増してきた
積雪は多くても20センチほど 新雪を踏んで行く 頭上を見上げた 町境尾根が近づいてきた
辺りの木々は霧氷を付けていた 霧氷を眺めた 町境尾根に出ると、山頂は近かった
山頂に近づいて行く 山頂に立つ石碑が見えてきた 振り返ってパートナーを見る
山頂に着いて、東側から石碑を眺めた 石碑のそばに二等三角点(点名・千ヶ峰)を見る 陽射しを受けて明るくなった山頂を見る
山頂に立って南から南西方向を望む 左の写真に写る笠形山を大きく見る
南西から西、北までを眺める この日は北の空も青空が広がっていた
北から東、南までを眺める 遠く若狭の青葉山がごくうっすらと望めた
上の写真の中心部を少し大きく見る
生野高原を大きく見る 粟鹿山の方向を大きく見る
氷ノ山の右手、妙見山の方向を眺めた 妙見山を大きく見る
上の写真の右に続く山並みを見る 左の写真に写る来日岳を大きく見る

(←)
須留ヶ峰の後ろに
見る鉢伏山は白か
った

 (→)
  鉢伏山を少し大き
  く見る

氷ノ山は当然白か
った

カヤマチ山を見る

(←)
竜ヶ岳の背後に五
台山を見る

 (→)
  左の写真に写る青
  葉山を大きく見る

篠ヶ峰の山頂を見


篠ヶ峰の右手後方
に三嶽を見た
南は瀬戸内海が逆光の中に光っていた 神戸製鋼所加古川製鉄所の沖合いが特に光っていた 山頂の雪は多くは無かった
山頂の木々も霧氷を付けていた その霧氷をそばで眺めた 山頂で40分ほど休んだ後、市原峠方向に向かった
多くの人に歩かれており、雪は踏み固められていた 尾根の木々も、うっすら霧氷を付けていた 青空をバックに霧氷を見上げた
前方に篠ヶ峰を見る 尾根の低木帯の中を下って行く 南の方向が開けたとき、笠形山が遠くに望めた
緩やかな尾根を下って行く 振り返って山頂を望む 尾根の途中で展望台が現れた

展望台に立つと篠
ヶ峰の右手に三嶽
が望めた

南東に西光寺山を
見る
登山道は「千ヶ峰遊歩道」の名があった 緩やかな尾根歩きを続ける また展望台が現れた
展望台のそばに四等三角点(点名・水谷南)を見た 歩くうちに前方に見えてきたのは、深谷山だった 千ヶ峰の山頂が遠くに見えるようになった
北東に竜ヶ岳を見る 市原峠が近づいて、水谷コースが分かれた 分岐点の標識を見る ここまで山頂から1800mだった
水谷コースに入って、植林地の中を下って行く 木段を下るようになった 足下に東屋が見えてきた その手前は林道だった
林道へと近づいた 林道水谷線に下り着いた 東屋のそばから登山道に入ったとき大師堂を見た
また植林地の中を歩いて行く 登山道は「水谷東ルート」だった 徐々に雪は減ってきた
「市原峠まで約30分」の標識を見る 案内標識に従って「神河町新田」に向かった 再び林道水谷線に合流した
後はずっと林道を歩くことになった 「林道終点まで20分」の標識が現れた 林道の入口に着くと、そこにゲートを見た
ゲートの先に千ヶ峰の標識が立っていた 標識を近寄って眺めた 作畑集落を目指した
新田大橋を渡って新田集落を抜けて行く 朝と違って明るい空の下を作畑集落に近づいた 作畑バス停まで戻ってきた