◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <中播磨編> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
千ヶ峰 せんがみね | 1005.2m | 神河町・多可町 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 丹波和田 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2012年6月】 No.6 | 2012-55(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
深谷山より 2012 / 6 |
市原峠まで車道が通じたことで、千ヶ峰は一気に短時間で登れる山になった。また山頂までの道は、千ヶ峰遊歩道の名が付くほど易しい道として整備された。普段ならそんな易し過ぎるコースで千ヶ峰を登りたくないのだが、別の山に登って時間が余ったときは、その手軽さがちょうど良さそうだった。 梅雨の季節は無理のないハイキングをしたくなるが、2012年の梅雨シーズンは、その考えで6月17日に深谷山に向かった。気楽に登ろうと市原峠からのコースで登ったのだが、これが簡単過ぎた。峠と山頂との標高差は150mほどしか無く、しかも易しい尾根道とあって、片道30分での山頂到着だった。山頂では1時間ほど過ごしたが、下山を終えてもまだ12時半を過ぎたばかりだった。これではハイキングとして物足りなく思ってしまった。そこで予定していなかったことだったが、千ヶ峰をついでに登ることにしたものである。そのハイキングの様子は下の写真帳でご覧いただくとして、登山道は遊歩道だけにごく易しく登って行けた。展望も十分あるだけでなく、途中2カ所には展望台も作られていた。この日は曇り空で、しかも涼しげな風もあって、湿度が高めなことはあまり気にならなかった。おかげでごく気楽だったと言いたいところだったが、この日はアブに悩まされた。小さなアブが絶えず何匹もまとわりついてくるだけでなく、ときに服の上から刺してきた。そのため雨具を着込んで、何とか攻撃を防いだ。ただ歩くことについては順調で、山頂には50分ほどで着いた。午後の山頂はひっそりとしており、他に3人のハイカーを見るだけだった。相変わらずアブの攻撃があったが、そのアブも風が強くなるといなくなることがあった。おかげで少しは落ち着いて山頂展望を楽しんだ。梅雨どきとしては視界は悪くなく、うっすらとながら瀬戸内海も眺められた。山頂で30分ほどのんびり過ごすと、後は市原峠へと登ってきた道を引き返して行った。結局、この日は深谷山と併せてで手頃なハイキングになったと言えそうだった。 ところで千ヶ峰で驚かされるものを見た。深谷山から千ヶ峰を見たときに、山頂近くの山肌にジグザグでキズ跡が出来ていることが気になっていた。てっきりそれは新しい登山道ではと思えたので少し関心を持ったのだが、いざ千ヶ峰を登り始めると、そのことは忘れていた。山頂まで200mほどとなり、もう一登りとなったとき、右手に平らになった所が現れた。何か展望地でも作られたのかと何気なしに寄ってみると、なんとそこまで車道が来ていた。遠くから見えていたキズは新しい作業道だった。どう見ても植林用とは思えず、単に千ヶ峰山頂への最短車道として作ったとしか思えなかった。車道が市原峠まで付いたことにさえ驚かされたのだが、ここまで車道が来ているのを見ると、千ヶ峰を何とも安っぽい物にしたく、悪意を持って作られたのではと思ってしまった。 (2012/7記)(2021/5改訂) |
<登山日> | 2012年6月17日 | 12:42市原峠スタート/13:12三つ目の展望所/13:29〜14:00山頂/14:43エンド。 | |
(天気) | 薄ぼやけた雲が空を覆っていたが、青空も少し覗いており、ときおり陽射しが現れた。視界は遠方が少しうっすらしている程度で、梅雨どきとしては悪くなかった。山頂の気温は24℃ほど。少し風があって涼しく過ごせた。下山中はほぼ曇り空になっていたこともあり、気温は22℃まで下がってきた。 | ||
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