紅葉の季節に紅葉と共に展望も楽しめる山として千ヶ峰に向かったのは2019年11月の第四土曜日のこと。前日の曇り空とは一変して朝から雲の無い澄んだ青空が広がっていた。向かったコースは三谷コースで、三谷渓谷の紅葉を楽しむためだった。三谷コースの登山口に着いたのは10時前。広い駐車場には既に20台ほどの車が止まっていた。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。登山道に入ると沢沿いを登るようになり、小さな橋を渡って右岸側に出た。その先は三谷渓谷の紅葉を眺めながらだった。沢沿いはカエデの木が多いようで、今が盛りの真っ赤な紅葉を目にすることが出来た。沢には滝もありナメ滝状になっているのは雌滝で、その先でまた小橋を渡って左岸側に出ると、沢に大ぶりの滝を見た。それが雄滝だった。その雄滝の辺りはカエデの紅葉が一段と見事だった。その後も紅葉を眺めながらの登りが続き、また小橋を渡った。渓谷を過ぎると植林地の急坂の登りが始まった。道がはっきりしているので単純にしっかり登って行くだけだった。ロープの張られている箇所もあった。三谷渓谷は谷筋のため展望は無かったが、急坂の尾根登りとなっても周囲は概ね植林地で展望は無かった。その急坂登りの途中で左手から岩座神コースが合流した。その先で植林地は終わり、登山道は緩やかとなった。その登山道がまた急坂となって山頂に近づいた。後方には展望が現れて篠ヶ峰の尾根が眺められた。その感じのまま山頂に着いた。千ヶ峰は人気の山だけに好天のこの日は既に大勢の登山者で賑わっていた。この日は気温が適度な上、視界も澄んでおり、山頂で憩うには絶好の日だった。山頂のベンチに腰掛けて、のんびりと千ヶ峰山頂を楽しんだ。山頂で休んでいたのは50分ほど。下山はすんなりと往路を戻った。三谷渓谷に入ると再び紅葉を楽しんだのは言うまでもない。
(2020/2記) |