TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨
 
東山    ひがしやま 1015.9m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 音水湖
 
【2013年6月】 No.13 2013-53(TAJI&HM)
 
    「まほろばの湯」の近くより  2013 / 6

 フォレストステーション波賀が出来るまでは、東山を登るのは東麓にある高野集落から登るコースしか思い付かなかったが、フォレストステーション波賀が出来て以降は、とんと東側からは登らなくなっていた。ただ東山の大きさを味わうのに高野集落から登るのも悪くないもので、そこで久々に登ろうと向かったのは、2013年6月の第二土曜日のことだった。高野集落の近くに不動滝があり、そこまでは遊歩道が通じており、また遊歩道の入口には駐車場もあるので、その駐車場に車を止めた。まずは不動滝へと歩き、不動明王のそばで暫し滝見物を楽しんだ。そこから登山道が沢の左岸側に通じているので、それを歩いて行こうと登山道を歩き始めたところ、地図に無い作業道に出会った。その作業道がどこまで通じているか分からなかったが、それを歩いて行くことにした。ただ期待したほどに長くは続かず終点となり、そこからは作業道の続きとしての登山道を歩いて行った。その登山道が不確かになってきたとき、また別の作業道に出会った。東山の方向に向かいそうに思えたので、その作業道を歩いて行くことにした。その作業道も小さなピークまでで、その位置から東山まではまだまだ距離があった。その終点辺りは伐採地のため開けており、辺りの様子を眺めることが出来たもで、そこからどう進むか考えることにした。小径が北西方向の尾根に見えていたが、当初に考えていた沢沿いに戻ることにした。斜面を少し下って沢そばに出ると、沢に沿って適当に歩いた。歩くうちに辺りは植林地になり、緩斜面とあって無理鳴く進んで行けた。その登りを続けていると、またまた作業道に出会った。まだ作りかけのようで、地面にキャタピラの跡がくっきりと付いていた。その作業道で尾根に近づこうとしたところ、その作業道もすぐに終わってしまった。もう東へと登れば確実に東尾根コースに合流出来ると思われたので、そばの斜面に取り付くと、歩き所を選んで登って行った。やや急斜面だったが、尾根が近づくと次第に緩くなってきた。周囲は自然林が広がっており、緑の色が濃かった。その木陰の気温は22℃ながら湿度は低いようで、適度な涼しさがあった。そして尾根に出ると、予想通りそこに東尾根コースの登山道を見た。近くに見えた標識には山頂まで600mと書かれていた。もう一気に易しい道を歩くことになり、のんびりとハイキング気分で歩いて行くと、尾根に着いてから14分で山頂到着となった。山頂には先着のハイカーが何人かおり、まずまずの賑わいだった。山頂のアセビは一段と茂ったようで、そのアセビが新緑の萌黄色となっており、山頂を明るくしていた。また花を付けた木も多くあり、サラサドウダンツツジやウツギ、タニウツギが山頂を彩っていた。その山頂では陽射しを避けるため、展望台の下のベンチで昼休憩とした。涼しいばかりの風が吹いており、何とも快いばかりだった。昼食をとっている間に他のハイカーは皆下山に向かってしまったため、パートナーと二人きりになった。そこで展望台に上がって展望を楽しむことにした。ややうっすらとした視界ながらもまずまず遠くまで眺められて、兵庫の高峰群を目に納めることが出来た。その山頂からの下山では往路を戻ることにしたのだが、適当に登ってきたことでもあり、下山も適当に下った。下るうちに沢に沿うようになり、そして作業道に出た。この下山では出来るだけ作業道を歩かないことにした。最初に出会った作業道こそ少し歩いたが、それもすぐに離れて、基本として沢沿いを下って行った。下るうちに依然に歩いた沢沿いの登山道に出会えて安心していたところ、途中が崩壊していた。作業道が近くに見えていたが、あくまでも沢沿い歩きを続けようと、沢の中を歩いて行くことにした。その辺りの沢は緩やかになっており、ただ岩で滑らないことだけを注意した。そのうちにまた登山道が左岸側に見られるようになって、登山道に戻った。その登山道を下って行くと、不動滝の近くで作業道に合流した。不動滝のそばに出ると、後は遊歩道を歩いて駐車場に戻るだけだった。以前に歩いたときと比べると、沢沿いのコースは災害で荒れていたため登山コースの体を成さなくなっていたが、特に無理もなく登れて、予定通り東山の大きさを実感することが出来た。
(2013/6記)(2020/9改訂)
<登山日> 2013年6月8日 9:19駐車場スタート/9:27〜30不動滝/10:02〜08二度目に出会った作業道の終点ピーク/10:41三度目に出会った作業道の終点/11:08東尾根コースに合流/11:22〜12:08山頂/12:21山頂に近い作業道を離れる/13:51エンド。
(天気) 晴れ。始めはほとんど雲は見られなかったが、次第に薄雲が広がって、うっすらとした晴れに変わってきた。気温は22℃ほど。湿度は低いようで、からっとしており、風が快い涼しさだった。視界は少しうっすらとしていたが、まずまず遠くまで見えていた。
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駐車場のそばでウツギの花が満開だった 不動滝への遊歩道を歩き始めた 沢に架かる小橋を渡る
沢の流れを眺める 遊歩道は植林地の中を抜けて行く 現れたのは滝見小屋と不動明王の建物だった
不動滝を眺めて心を静めた 滝のそばを離れて登山道に入った すぐに作業道に出会ったので、それを歩くこと
にした
自然林が現れると、緑が鮮やかだった また周囲を植林が囲むようになった 北側に植林の切れ目が現れて、一山が望まれた
自然と作業道は終わって、登山道を歩くことに
なった
再び作業道と出会ったので、その作業道を歩い
前方に伐採地が広がってきた

 作業道は程なく終
 点となってしまっ
 た そのそばから
 は西に展望があっ
 たが、東山の尾根
 まではまだ遠かっ
 た

 東山へは沢筋を歩
 いて近づくことに
 した  その沢の
 方向へと下って行
 く
沢に近づくとき、白い花をいっぱい咲かせた木
を見た
後で木の名を調べるとオオバアサガラではと思
えた
沢に着くと、沢に沿って西へと歩いた
途中で沢を離れて植林地の中を登った また作業道に出会った 三度目である 作りかけの作業道だったが、南へと歩いた
またまた作業道は終点となったので、後は斜面に取り付いて主尾根を目指した 自然林の中を登って行った 緑が目に優しかっ
樹間は空いていたのでヤブコギにはならなかったが、急傾斜が続くようになった
主尾根が間近となって、漸く傾斜が緩んできた 主尾根に出て、東尾根コースに合流した 山頂に向かって歩き出すと、後600mの標識
を見た
山頂への道は、もう馴染みのある道である 林道が尾根を横切っていた アセビが新緑の色で茂っていた
山頂が近づいて自然林が周囲に広がった 山頂が間近になってきた 山頂の展望台が見えてきた
山頂に着いて三角点のそばに立った 山頂もすっかりアセビに囲まれていた 南側から山頂の展望台を眺めた
展望台の上に立って、歩いてきた北の方向を見た アセビの繁茂が良く分かった 展望台の上から南の足下を見る こちらもアセビの風景だった
まずまずの視界とあって、展望台からの展望を楽しんだ

 上の写真の右側の
 部分を大きく見る


   氷ノ山を大きく見
   る
植松山の方向を大きく見る 三室山の方向を大きく見る 赤谷山の方向を大きく見る
北東から南東にかけてを見る
藤無山の方向を大きく見る 須留ヶ峰を大きく見る 千町ヶ峰を大きく見る

 南西から西の方向を
 見る

 暁晴山を大きく見
 る


   南東方向に雪彦の
   尾根を見る
季節柄サラサドウダンツツジの花が咲いていた サラサドウダンツツジの花を今少し大きく見る こちらはタニウツギだった
山頂では白い花を付けた木を良く見かけた 花の姿からカマツカではと思われた 山頂を離れて東尾根コースを戻り始めた
自然林の風景の中を戻って行く 植林地へと入って行った 往路を戻るべく後600m地点で主尾根を離れた
自然林の斜面を下って行く 少し南寄りを下ったため、途中から沢筋を下った 作業道に出会ったので往路と同じく作業道を歩いた
往路を辿るべく、途中で作業道を離れた 林の中で出会ったのはヤブデマリだった ヤブデマリの花を大きく見る
これはフタリシズカではと思えた 途中から沢そばを歩いた 二番目の作業道が見える位置まで戻ってきた
作業道に向かわず、以前に歩いた沢に沿う登山道を歩くことにした その登山道が災害によるものか途中で消えてしまったので、沢に下りることにした 沢の水は少なく、沢の中を歩いて行く
沢の傾斜は緩やかで、無理なく歩けた 左手に再び登山道を見たので、登山道に戻った 登山道は最初に歩いた作業道に合流した
作業道を離れて不動滝への道に入ると、滝が眺められた 登山道の途中であまり見かけない紫色の小さな花を見た 不動明王のそばから再び不動滝を眺めた
駐車場へと植林地の中を戻って行く 道そばにコガクウツギを見る 登山口が見えてきた