諸事情があって2014年の年末から暫くの間、車での遠出は出来なかったが、漸く出来ることになったのが3月21日の春分の日だった。さっそく早春の千メートル峰を登ろうと宍粟市に向かった。東山は冬期は雪山として楽しめる山だが、雪解けの早い山でもあるので雪は少ないだろうと思っていたところ、メイプルプラザの前に雪は全く見られなかった。予想以上に雪解けは早かったようだった。ただ山頂辺りは多く残っているのではと思えて、スパッツだけは準備して歩き始めた。もう何度も登っている東山なので、この日のハイキングの様子は下の写真帳でご覧いただくとして、ここでは歩いたコースを記すにとどめたい。車はメイプルプラザの駐車場に止めて、そこより歩き始めた。往路は東尾根コースを歩き、下山コースは東山登山コースを下った。尾根の雪も予想以上に少なく、山頂近くになってもちらほら見るだけだった。山頂が間近になって漸く白くなってきたが、それでも積雪は20センチ程度で、山頂に着いても、地表の見えている所が多くあった。おかげでスパッツを付けることは無く、ごく普通のハイキングとして山頂に立てた。いつもながらに好展望の山頂だったが、この日の視界は春霞と言えそうで、全体にフラットな見え方だった。それでも真っ白な氷ノ山や三室山が眺められて、まずまず展望を楽しめた。下山のコースでも雪はほとんど見られず、改めて東山は雪解けの早い山だと思った。
(2015/4記)(2019/5改訂) |