2018年は年末にドカ雪があって兵庫の高峰は雪山となった。その雪山を楽しもうと新年に入った四日目に向かったのは東山だった。メイプルプラザからのコースは兵庫の雪山としては初心者コースと言える易しいコースなので、ごく気楽な気持ちで向かった。メイプルプラザ前に着いたのは9時半のこと。上空は快晴で澄んだ青空が広がっていた。メイプルプラザの辺りは雪は少なめだったが、それでも山上は十分に雪があることを窺わせる山の姿だった。往路は尾根コースを歩こうと、まずはメイプルプラザ前の道路を北へと歩き出した。何度も歩いたコースなのでそのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。新年二日目も快晴だったのでトレースは付けられているのではと予想していたが、その通りでグループが歩いたのかしっかりと踏まれたトレースがずっと続いていた。おかげでスノーシューの必要を感じず無理なく歩けた。尾根の雪は30~40センチ程度で、どうやら新年に入ってあまり雪は降らなかったようだった。その尾根にもはっきりとしたトレースがあってスノーシュー無しで歩いていたが、スノーシューを使いたくなって途中からスノーシューを履いて登った。山頂に着いたのは尾根コースに入ってから70分後だった。山頂は陽当たりが良いとあって、雪は30センチ以下ではと思われた。その山頂に着いたときは雲の広がる空に変わっていたが、山頂で休むうちに雲は減ってきた。高峰は雲に隠されていたが、始めに植松山が現れると次に三室山が現れて、最後は氷ノ山も姿を現した。おかげで快晴の下で360度の眺望を楽しめることになった。風は僅かな上に陽射しを浴びるとあって、冬期だというのに山頂で一時間ばかり過ごした。そして下山に移った。下山はコースを変えて東山登山コースを下った。こちらはほぼ植林地を下るため展望は少なく、また丸太階段の丸太部分でよく滑って歩き難かった。その東山登山コースの登山口に下りて来ると後は林道歩きだった。何度も歩いた道なのでごく気楽に歩いていたのだが、道が二手に分かれた所で勘違いして「東山名水」の方向に歩いてしまった。途中で誤りに気付いたものの「東山名水」の先も歩けるものと思っていたところ、「東山名水」で行き止まりとなった。これは勘違いした位置まで戻るのかと少々気落ちしたが、遊歩道の存在に気付き、その遊歩道歩きで戻った。おかげで10分ほどの遅れだけでメイプルプラザに戻ってきた。そこはソリ遊びを楽しむファミリーで賑わっていた。
(2019/1記) |