TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
東山    ひがしやま 1015.9m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 音水湖
 
【2019年6月】 No.19 2019-97(TAJI&HM)
 
    大甲山の行者堂より  2019 / 3

 高野峠から東山を登ってみたくなり、出かけたのは2019年6月21日のことだった。6月に入ってすぐに梅雨入りすると思った空はなかなかぐずつかず、この日も青空は見えないものの薄晴れの空だった。国道29号線を上野地区で離れて国道429号線に入った。そのとき現れたのは、高野峠手前で災害があり通行止めになっているとの看板だった。それを見ても行ける所まで行こうと車を進めてみたものの、メイプルプラザへの道が右手に分かれた先でもう通行止めになっていた。こうなると高野峠は諦めざるを得なかった。そして代わりとしてオーソドックスにメイプルプラザから東山を登ることにした。そのメイプルプラザ側からのコースとして一番易しい尾根コースを登ろうと、メイプルプラザ前に着くと、そのまま北へと進んで尾根コースの登山口で車を止めた。何度も登っているコースなので、そのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。前回登山から5ヶ月しか経っていなかったが、自然林は緑の濃い姿になっており、それを愛でながら登った。また季節柄エゴノキが満開になっており、その白い花を楽しむことも出来た。コース中に急坂も厳しい所も無いとあって、ごく気楽に登れるのが尾根コースだった。また薄晴れの空のため強い陽射しを受けずに登れた。登山口まで車を進めたおかげもあって、山頂には1時間ほどで到着となった。相変わらずすっかりアセビに覆われている山頂で、そのアセビは冬と違って若葉で青々としていた。山頂に着けば当然のごとく展望台に上がったが、この日の視界は悪いの一言で、かろうじて北の方向、一山辺りが分かる程度だった。そのため山頂ではひたすら風の涼しさを楽しんだ。山頂で30分ほど過ごすと、下山はすんなりと往路を戻った。登るのに易しい山は下りではいっそうの易しさで、52分で下山を終えた。梅雨時に登った東山は緑の美しさが目を惹いて、この季節の東山も悪くないと思えたのは良かった。
(2019/7記)
<登山日> 2019年6月21日 8:57作業小屋のそばよりスタート/9:19点名・上東山/9:59~10:28山頂/11:01点名・上東山/11:20尾根コース登山口エンド。
(天気) 薄晴れ。青空はほぼ見られなかった。山頂の気温は21℃。風は十分な涼しさだった。但し少し湿り気のある風だった。視界は湿気を多く含んだ空気のためか薄ぼんやりとしており、周囲の山はほとんど見えなかった。
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尾根コース登山口に作業小屋があり、そのそばに車を止めた 登山口へと向かう 青空は見えなかったが薄晴れの空から淡い陽射しを受けた 登山口に入った 山頂まで2.4kmだった
標識に従って尾根へと向かう 始めはつづら折れの道だった 登山道は小石が目立った
周囲に青々とした自然林を見るようになった 周囲にアセビが増えてきた このアセビ帯は長くは続かなかった
尾根筋を登るようになった 6月の東山は緑を楽しめる山だった 歩く方向が東となって緩やかな尾根歩きが続いた
自然林を愛でながら歩いた 柔らかい陽射しが青葉を輝かせていた 登山口から20分で929mピークに着いた

四等三角点(点
名・上東山)を
見る

南西方向に展望が
あったが、この日
の視界は悪かった
深山の方向にメイプルプラザが見えていた 929mピークでの小休止を終えて尾根歩きを続ける 白い花びらがいっぱい落ちている所が現れた
頭上を見るとエゴノキが満開だった 右手は植林で左手は自然林の尾根だった 花が萎もうとしているのはコバノガマズミのようだった
山頂まで1km地点を過ぎる 登山口から34分だった エゴノキが登山道を塞ぐようにして枝を垂らしていた エゴノキの花を大きく見る
植林の上り坂を緩やかに登る イワヒメワラビを見たが、以前ほど茂っていなかった 左手の自然林が目に優しかった
あくもでも緩やかな東尾根だった 作業道を横切る位置まで来た もう山頂は近かった
近くでウリハダカエデの大木を見た 山頂に向かうと、またアセビが増えてきた 一度、自然林の中に入った

右手から別の登
山道が合流した

ブナを見上げた
登山道をアセビが囲み出した 山頂の展望台が見えて来た 山頂に到着した 登山口から1時間だった
山頂の二等三角点(点名・上野)を見る 山頂に着けば、当然展望台の上に上がった ただこの日の視界はこの通りで、ほぼ見えなかった

山頂ではアセビの
新緑色に目を引き
つけられた

三角点の方向を見
る そちらもアセ
ビの群落だった
展望台から下りてアセビを間近で見た 少し南へとアセビの中を歩いて見た アセビの中から展望台を仰いだ
赤い花はヤマツツジだった タニウツギが少し残っていた 山頂でもエゴノキが満開だった
山頂で30分ほど休むと往路を戻った また自然林の緑を愛でながら歩いた 作業道を越して、植林と自然林を分ける尾根に入った
前方にこれから向かう929mピークが望めた ホウノキを見る 尾根筋ははっきりしていた
山頂まで1.3km地点では陽射しを受けた クマシデの花は地味だった ツルアジサイの花を見る
929mピークまで戻ってきた 相変わらず視界は悪かった 西の方向を見る 歩く方向が西に変わった
木々の切れ目から阿舎利山を見る こちらは一山だった つづら折れの道に入った 登山口は近かった
登山口が近づいてヤマボウシを見た 近寄ってヤマボウシを眺めた 登山口を通過する