2020年は正月から暖かい日が続いた。その暖かさの中で播州北部の山に雪は積もっているのだろうかと、その状況を知りたくなった。そこで展望の良い東山に登って周囲を眺めることにした。向かったのは1月13日の成人の日で、播州南部は朝からほぼ雲を見ない快晴の空だった。その空は旧波賀町に入っても変わりなかった。谷橋を渡ってフォレストステーションに通じる道に入っても、雪どころか霜も見なかった。そのままフォレストステーションに着くことになった。周囲を見ても雪は無いので、東山尾根コースの登山口まで車を進めて、この日は尾根コースをピストンすることにした。その様子は下の写真帳をご覧いただきたい。登山道を登り出しても雪は欠片も見ず、929mピークに着いて漸く見るも、それは前夜に降ったと思われるごく僅かなものでもう溶け始めていた。その後も雪を見ない尾根歩きが続き、あっても前夜に降ったもので、ごくうっすらと地表を覆っているだけだった。山頂が近づいてもその状況は変わらず、夏道を歩く感じで山頂到着となった。登山口から一時間だった。山頂は陽当たりが良いだけに、前夜の雪ははや消えようとしていた。展望台に上がって周囲を眺めると、この日の視界は悪くなく360度の眺望を楽しめることになった。周囲の山並みを眺めても白くなっているのは三室山と氷ノ山ぐらいで、それも例年よりもずっと少なく、12月半ばに見る姿に似ていた。展望台の上は陽射しを受けられたが北風も強く受けることになり、一通り展望を楽しむと下山に移った。下山は往路を戻るのみ。山頂で少し休んでいただけで前夜の雪はもう消えている所もあり、午後にはすっかり溶けそうだった。929mピークまで戻って来ると、そこは風が少ないようで休むには手頃な感じになっていた。昼が近づいていたこともあって、その929mピークで昼休憩とした。その休む間に徐々に雲が増えてきた。どうやら午後は雲の多い空になりそうだった。休憩を終えると、快晴の山頂に立てたことを感謝しながら登山口へと戻って行った。
(2020/1記) |