TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
東山    ひがしやま 1015.9m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 音水湖
 
【2021年5月】 No.22 2021-87(TAJI&HM)
 
    鳥ヶ乢トンネルの近くより  2021 / 5

 2021年は例年よりも一ヶ月近くも早く5月16日に兵庫は梅雨入りとなった。雨か曇りの日が続き、大雨の日もあった。よして漸く天気予報で晴れとなったのが22日だった。そこで千種町の山を登ろうと出かけたところ、播州南部こそ晴れていたのだが、宍粟市に入る頃には曇り空になっていた。それでも山の姿は見えていたので予定通り北へと向かっていたところ、鳥ヶ乢トンネルを越えて千種町に入って分かったのはこれでは、高い峰はすっかりガス雲に隠されていたことだった。これでは楽しめないと引き返した。そして目標を東山に切り替えた。東山の姿は見えていたのが理由だった。曇り空でも東山を易しく登るとなると、フォレストステーション波賀側から尾根コースを登る一択だった。そこで尾根コースをピストンで登るべく尾根コースの登山口そばまで車を進めて、そこよりハイキングを開始した。そのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。誤算だったのは天気だった。てっきり天気は少しずつ良くなると思っていたのに、スタート直後に雨粒が落ちてくると、その後は小雨だった。ただ小雨より強くはならず、小雨が降ったり止んだりする中での尾根歩きだった。しっとりとした色合いの新緑が美しかった。ガスになることも無く尾根歩きを続けて、登山口から50分で山頂到着となった。その頃には曇り空ながら空は幾分明るくなっており、雨の心配は無かった。ただ気温12℃と寒い山頂だった。その山頂で休んでいると、西の空に青空が現れた。三室山や植松山を隠していたガス雲は消えて青空が現れた。その青空はどんどん広がり、とうとう上空まで青空となった。陽射しも現れて、山頂はすっかり明るくなった。雨上がりのためかこの日の視界は良く澄んでおり、遠くは瀬戸の島々がはっきり見えていた。翻ると北東方向、京都丹波の山並みもくっきりと眺められた。また山頂ではサラサドウダンの花があちらこちらで咲いており、目を楽しませてくれた。気温も15℃まで上がって、寒さは感じなくなった。気分良く休めて、下山は予定通り往路の尾根コースを戻った。このまま明るい樹林帯を歩くものと思っていると、植林地帯に入るまでに、もう西の空は曇り空に戻っていた。そして程なく上空も曇り空となった。以後はずっと曇り空の下での下山だった。少々天気に遊ばれた感はあったが、明るい山頂でサラサドウダンの花を眺められたのは良かった。
(2021/6記)
<登山日> 2021年5月22日 10:32尾根コース登山口そばの作業小屋スタート/10:53点名・上東山/11:15作業道を横切る/11:22~12:13山頂/12:43点名・上東山/13:01作業小屋エンド。
(天気) 曇り空。スタート直後より雨粒が落ちてきた。その後は小雨が降ったり止んだりだった。山頂に着く頃には小雨は止み、曇り空だった。山頂の気温は12℃で、風が冷たかった。山頂で休むうちに西から急速に青空が広がってきて、山頂にも陽射しが現れた。それと共に気温は15℃まで上がってきた。視界は澄んでいた。下山に移った頃よりまた曇り空に戻って、後はずっと曇り空だった。
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尾根コースを往復するため、作業小屋のそばからスタートした 尾根コースの登山口に入った この直後より雨粒が落ちてきた 尾根に出るまでの登山道は荒れが目立った
曇り空で見る自然林は、落ち着いた若葉色だった 尾根に出て、アセビの茂る中を登った 緩やかな階段道が続く
自然林は緑の壁紙だった 落ち着いた雰囲気の中での尾根歩きだった 929mピークへと近づいた
929mピークに着いて 四等三角点(点名・上東山)を見た ピークから西を望むと、植松山はすっかり雲に隠されていた 歩く方向が南になった 小雨が降ったり止んだりの尾根歩きだった
山頂まで1km地点を過ぎる 植林地を抜けて行く 山頂まで600m地点を過ぎる
伐採地に出ると、作業道を横切った また樹林帯に入った 再び自然林に囲まれた
右手から東山コースが合流した 山頂が近づいて、アセビが増えてきた 右手は美しい自然林だった
山頂に立つ展望台が見えてきた 山頂に着いた もう小雨は降っていなかった 山頂の二等三角点(点名・上野)を見る
(←)
展望台に上がって
西を望むと、まだ
雲は多かったが植
松山は見えていた

 (→)
  視界は良いようで
  瀬戸の島がはっき
  り見えていた

北東の空も雲は多
かったが、視界は
クリアだった

(←)
御祓山は明るかっ


 (→)
  京都丹波の山もく
  っきりと見えてい
  た
黒尾山の空も暗かったが、山並みは姿を現していた 黒尾山を大きく見る
東から南東にかけてを見る 暁晴の方向はうっすらしていた 三辻山の辺りを大きく見る
山頂ではあちらこちらでサラサドウダンの花を見た 知らぬ間に西の空から青空が広がってきた 青空がどんどん広がって、上空も青空になってきた

西の山並みもくっ
きりと眺められる
ようになった
日名倉山を大きく見る 三室山を大きく見る 赤谷山を大きく見る
氷ノ山はまだ雲に隠されていた 氷ノ山の右手に藤無山を見る すっかり快晴となった山頂だった
改めてサラサドウダンの花を眺めた 花を大きく見る 展望台から明るくなった周囲の樹林を眺めた
下山は往路を戻った 明るい自然林の中を歩いた ここでも自然林は緑の壁紙だった
伐採地まで戻ってくると、はや曇り空に戻っていた 綾利山の背後にある氷ノ山は、雲にすっかり隠れていた 往路と同じく、薄暗い植林地だった
植林地を抜け出て、929mピークに近づいた 929mピークに着いて、暫し足を止めた 足下にメイプルプラザが見えていた

929mピークか
らも家島が眺めら
れた

929mピークを
離れたとき、北に
一山を見た
尾根筋を離れて登山口へと向かった つづら折れの道で斜面を下る 薄暗い中、登山口に戻ってきた