東山温泉メイプルプラザに泊まって東山を登るのも悪くないとずっと思っていたが、思うだけでなかなか実行していなかった。漸く実行に移したのは2022年7月下旬となってのことだった。宿泊日は29日で、メイプルプラザは山上の宿とあって予想通り静かなときを過ごすことが出来た。そして翌30日が東山登山だった。盛夏と呼べる季節でもあるので、東山登山のエッセンスが詰まっている尾根コースをピストンすることにした。メイプルプラザの前を離れると登山口まで車で移動し、登山口そばに建つ作業小屋の前に車を止めた。何度も歩いている尾根コースでもあるので、その登山の様子は下の写真帳をご覧いただきたい。晴れとは呼べる空ながら雲は多く、その雲が更に増えてきた。そのためあまり陽射しを受けずに尾根歩きを楽しめた。しかも尾根では終始涼しい風を受けたので、暑さに苦しめられることは無かった。その登山コースだが、訪れる人が多いこともあってか、以前よりも木の根が露わになってきたように思われた。その根のために少し歩き難さを感じた。ゆっくり歩いた上に途中の929mピーク(点名・上東山)で小休止をとっていたこともあって、山頂まで1時間かかっていた。まだ10時を回った時間とあって、無人の山頂だった。その山頂には立派な展望台が建つが、老朽化が進んだためか立入禁止になっていた。ただ大勢で来た訳でもないので、遠慮しながらも展望台に上がって展望を楽しむことにした。上空はほぼ曇り空に変わっていたが、視界は悪くなく遠くは瀬戸の島々もはっきり見えていた。山頂も涼しいかぜがあり、その風に吹かれながら暫し展望を楽しんだ。山頂で30分ほどの休憩を終えると、再び尾根コースに入って登山口へと戻って行った。
(2022/8記) |