TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
黒尾山    くろおざん 1024.4m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 安積
 
【2025年8月】 No.16 2025-149(TAJI&HM)
 
    点名・上東山より  2024 / 7

 黒尾山を野々隅原側から周回で歩こうと出かけたのは2025年8月中旬のことで、千メートル峰なら山頂で涼しさを楽しめるのではと考えてだった。その野々隅原側からは往路として黒尾山林道を歩く予定だった。細々とした県道546号線を走って大国農場に着くと、その近くから始まる黒尾山林道は登山者の自粛を求めていた。林道では伐採作業が長期行われているようで、12月までが自粛期間になっていた。そこで下山コースと考えていた小野コースをピストンすることにした。県道は林道分岐点から先はダート道になっており、その路面はでこぼこしていた。県道とは言えず林道だった。そろそろと車を進めていたが、次第に悪路となってきた。仕方なく500mほど走った位置で路肩が広くなっている所が現れると、そこに駐車して登山口まで県道を歩くことにした。県道を歩き出すと、すぐにはっきり悪路となった。トラックによるものか路面が大きく抉れており、四駆車意外の通行は無理ではと思えた。程なく伐採木を摘んだトラックとすれ違ったが、その運転手に聞くとこの先の林道でも伐採作業が行われているようだった。ただ悪路は長く続かず、程なくごく普通の林道となった。林道歩きは少々長く、25分ほど歩いて漸く登山口標識が現れた。その標識は右手に現れるはずだったが、なぜか左手側だった。これには少々頭が混乱したが、どうやら県道を歩いているつもりが、いつしか林道に入って南に向かっていたようだった。少し手前に分岐点があり、チェーンの張られていた道が県道だったと思えた。林道が主道になっているようだった。登山コースに入ると点々と赤テープがあり、スムーズに進めた。程なく小野登山口からのコースが合流した。そちらが当初考えていた登山道だった。合流点からはネットに沿って急斜面を登った。イワヒメワラビが繁茂する斜面だったが、道筋ははっきりしていた。その急斜面を登りきると、後は尾根歩きだった。尾根は緩やかな上に気温は27℃と高くなく、そこに涼しい風が絶えず吹いていた。おかげで暑さを気にせず登って行けた。尾根も赤テープが続き、尾根の屈曲点には標識があってコースを外れることは無かった。南から南西、また南へと登っていると、左手に広く開けている所が現れた。そこは展望地で北から東へと広く眺められた。その先で930mピークを越して緩やかに下っていると、右手間近に作業道が見えていた。その作業道と接することがあり、僅かな距離だが作業道を歩いた。すぐに尾根筋に入って作業道と分かれると植林地を登って990mピークに着いた。もう山頂までは僅かで、自然林の緩やかな尾根を歩いて山頂に到着した。登山口から100分が経っていた。所々で休憩をとっていたので、今少し涼しい季節ならもう少し早く登れていたようだった。その尾根コースはほぼ陽射しを受けないまま登れたので、夏向きのコースではと思えた。廃墟となった電波塔が建つ山頂の様子は以前とあまり変わりなかったが、アセビは一段と増えているようだった。そのため山頂展望は更に狭まっていた、山頂は三角点を中心に広く陽射しを受けていたので、電波塔から少し離れた木陰で休憩とした。意外と風は少なく尾根ほど風を受けなかったが、涼しさはあった。その木陰で休んでいると、なぜか沢山の小バエが集まってきたのには閉口した。仕方なく三角点に近い木の下で改めて休憩に入った。木漏れ日が多くあり、先ほどの木陰ほど涼しさは無かった。山頂で休んでいたのは1時間ほど。下山は忠実に往路コースを辿って戻った。その帰路で展望地まで戻って更に下っているとき、目印テープが見えないことに気付いた。尾根なりに歩いて直進したことによりコースを外れたようだった。すぐに軌道修正したが、油断をするとコースを外れる恐れがあるようだった。以後は目印テープを見失わないよう注意しながら下った。急斜面を下って小野登山口への道が分岐する位置に着くと、往路と同じく林道に出るコースを歩いて林道登山口に戻ってきた。後は林道歩きで駐車地点に戻るだけだった。その途中で木材運搬のトラックがぬかるみで立ち往生しているのを見た。これでは四駆車でも通行は厳しいのではと思えた。
(2025/9記)
<登山日> 2025年8月22日 9:55駐車地点スタート/10:20林道登山口/11:07〜10展望地/11:57〜12:56山頂/13:30〜45展望地/14:21林道登山口/14:42駐車地点エンド。
(天気) 晴れ。雲の多い空だった。尾根の気温は27℃。常に涼しい風を受けた。山頂の気温は25℃。山頂では風はときおり受ける程度だったが、湿度が低いようで過ごし易かった。視界はまずまず良かった。林道に戻ってきたときは、気温は30℃まで上がっていた。
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当初は黒尾山林道
を歩く予定だった
が、林道入口は伐
採木の搬出作業が
行われていた

林道を使う登山は
自粛を求められて
いた
県道546号線(上ノ波賀線)はこの先で通行不能となっていた 林道入口の位置から県道を更に500mほど走って、そこに駐車とした そこから県道歩きを開始した ダート道になっており、県道とは言えずすっかり林道歩きだった
頻繁にトラックが通行しているようで、タイヤによって大きく抉れている所があった 泥田になっている所も現れた 一般車の通行は無理と思えた 進むうちに、悪路部分は見られなくなった
登山口標識が左手に現れた 知らぬ間に支林道に入って南に向かっていた 登山口に入った はっきりとしたコースではなく、赤テープを追うようにして歩いた 小野コースと合流すると、南に向かうことになった
北側から合流した小野コースは、前回の黒尾山登山で歩いたコースだった 南へとネットに沿って登ることになった やや急坂でイワヒメワラビが繁茂していた 振り返ってパートナーを見る イワヒメワラビの中に細々と山道が続いていた
「黒尾山登山ルート」の標識を見る 尾根に乗って南へと向かった 緩やかな尾根だった 近くに地図に載っていない作業道を見た
尾根は緩やかに右に曲がった 930mピークへと緩やかに登った 930mピークの手前は展望地だった

展望地に立って北
からへと広く眺め


(←)
立つ位置を変える
と、暁晴山の右手
も望めた

 (→)
  930mピークを
  越したとき、山頂
  が望めた
間近に新しさのある作業道を見た 緩やかな尾根歩きが続く 木々の切れ目が表れたとき、また山頂を見た
標識に従って歩いて行く 山頂を眺めることがあった 植林地の中を歩いた
作業道が尾根のそばまで来ているのを見る 作業道には下りずに、尾根筋を歩いた 一度作業道を歩くことがあったが、すぐに尾根に戻った
990mピークへと植林地を登った 990mピークを越えて自然林の尾根を歩いた 山頂が目前になるまで樹林帯は続いた

樹林を抜け出ると
廃墟の電波塔が目
の前だった

山頂に着いた

すっかり明るい山
頂だった

(←)
二等三角点(点名
・黒尾山)を見る

 (→)
  周囲はアセビが茂
  っていた

東の方向を見る

木々が育っており、
前回よりも見える
範囲が狭まってい

北の方向ははっきりと木が大きくなっており、山並みが見え難くなっていた 氷ノ山は雲が多かった
木陰で休憩としたが、小バエの大群に襲われてしまった 電波塔のそばの木陰で、改めて休憩とした アセビのそばを通って下山に向かう
小野コースを引き返した 990mピークを越して北に向かえる尾根に入った 作業道と接する位置まで下りてきた

東へと尾根歩きを
続ける

明神山を見ること
があった

展望地まで戻って
きた

展望地からは氷ノ
山も望めたが、す
っかり雲に隠され
ていた
展望地の先で尾根を直進したことによりコースを外れることがあった 軌道修正してコースに戻った イワヒメワラビが繁茂する位置まで下りてきた 林道登山口へと向かう
林道に下り着いた 登山口標識からは少し離れていた 後は林道歩きだった 駐車地点が見えてきた