TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編
 
黒尾山    くろおざん 1024.6m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 安積
 
【2014年2月】 No.10 2014-09(TAJI&HM)
 
    東山より  2014 / 1

 兵庫の雪山として比較的簡単な山を考えたとき、黒尾山もその一つと言えそうだった。2014年2月1日は兵庫全域で晴れが予想された。そこで雪山を楽しみたい気持ちが起きたが、仕事疲れで体が少々重かったため、遠くまで出かける気は無かった。そこで近場で雪のある山を考えたとき、思い付いたのが黒尾山だった。コースとしては一番気楽と言える西安積側から登ることにした。その西安積の集落を抜けると、黒尾林道の入口ゲートが現れた。それを開けて車を進めた。雪が多ければ途中から歩き出すことにしていたのだが、林道上に雪は全く見られなかった。但し林道の荒れはひどく、何度か車の底を擦ってしまった。そこで歩くよりも少し速い程度のごくスローで車を走らせた。第一駐車場を過ぎて、何とか登山口まで車を進めることが出来た。この日歩いたコースは、往路は不動滝のそばを通る右コースで、下山は東尾根をずっと下る中央コースだった。これまでに何度か歩いているコースなので、そのハイキングの様子は下の写真帳に譲るとして、この季節としては本当に雪が少なかった。右コースに入って最初は雪はほとんど見ず、途中から現れ出したものの、積もると言えるほどでは無かった。但し落ち葉は押しつぶされたようになっていたので、一度積もった雪がこの数日の暖かさで溶けてしまったものと思われた。雪は山頂が間近になると20センチほど積もるようになっていたが、山頂は日当たりが良いためか、10センチ程度で、地表の現れている所も見られた。雪山を期待していたので少々拍子抜けする思いだったが、早春のような暖かさの中で過ごすのも悪くはなかった。好日だと言うのに山頂を訪れる人は他にはおらず、ひたすらのんびりと過ごした。この日の視界は少しモヤがかっていたものの、氷ノ山も望めたので悪いとは言えなかった。山頂はあまり風は無かったが、ときおり冷たい風が吹いてきて、季節がまだ冬であることを知らされた。山頂で過ごしたのは30分ほど。下山は東尾根をひたすら辿る中央コースを下ったが。こちらはほとんど雪は残っておらず、いっぱい積もった落ち葉を踏みながらの下りだった。
(2014/2記)(2020/12改訂)
<登山日> 2014年2月1日 10:20スタート/右コースを歩く/10:28口滝/10:55不動滝/11:25中央コースに合流/11:34虚空蔵尊/11:54〜12:28山頂/12:42虚空蔵尊/12:50右コース分岐点、そのまま中央コースを下る/13:34エンド。
(天気) 雲が少し多いと思えたが、穏やかな晴れだった。樹林帯の気温は6℃ほどで、山頂は5℃だった。山頂ではときおり北西の風が強く吹いてきた。視界は少しうっすらとしていた。昼を回ると、西の方向から薄雲が広がってきた。下山中に薄晴れから薄曇りへと変わってきた。
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 林道上に雪は無
 く、登山口まで
 車を進めること
 が出来た

 往路コースとして
 右コース(不動滝
 コース)を歩き出
 す
始めは廃道となった林道を歩いて行く 登山コースから少し離れて口滝が見えていた 口滝のそばまで来て、その優美な姿を眺めた
一ヶ所、道の崩れた所があった 植林に囲まれた中を歩くこともあった 山道を歩くようになり、沢沿いを登って行く

 前方に不動滝が
 見えてきた

    不動滝を間近で
    眺めた
滝のそばで不動尊を見る 沢の一部が凍りついていた 不動滝の上流に出て、沢を渡った
登山道を雪が隠すようになったが数センチ程度
だった
中央コース方向へとトラバースする 次第に雪が増えてくると思っていたが
中央コースに合流すると、雪は消えてしまった 自然林の中を登って行く また雪が見られるようになった
虚空蔵尊のそばを通った 行者尊への道が分かれたが、真っ直ぐ進んだ 山頂が近づくと、漸く雪が増えてきた

 山頂が間近になっ
 た

   陽射しをいっぱい
   受けている山頂に
   着いた


 山頂の二等三角
 点(点名・黒尾
 山)を見る

 廃墟の電波塔の
 そばから山頂風
 景を眺めた
上空を見上げると、雲の流れは速かった 山頂のベンチに腰掛けて、昼休憩とした 廃墟の電波塔を見上げる

 山頂より北の方
 向を眺めた

   氷ノ山はごくうっ
   すらと見えていた

 上の写真に写る
 三室山の辺りを
 大きく見る

 西を見ると日名
 倉山がカラマツ
 の間から覗いて
 いた

 南を見ると水剣
 山が頂を覗かせ
 ていた

   その水剣山を大き
   く見る

 北東に並ぶ千メ
 ートル峰を見る

 東山を大きく見
 る
北東から南東にかけてを眺める 花咲山の手前に見えていたのは中安積地区だった
千町ヶ峰の方向を見る 鉾立山の方向を見る 明神山を大きく見る
下山は登ってきた道を引き返す 始めは雪の斜面を下った 途中で前方が開けて、暁晴山が眺められた
この下山では中央コースに入った 中央コースは最初だけ雪が見られた すぐに雪は消えて落ち葉の積もる登山道となった
中央コースは急斜面を下ることが多かった 落ち葉に足を滑らさないようにと慎重に下った 易しく歩ける所もあった
登山口が近づいて、また急坂が続いた 足下に林道が見えてきた 最後はコースを外れたのか、急斜面を無理やり下った