TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
黒尾山    くろおざん 1024.6m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 安積
 
【2019年10月】 No.13 2019-161(TAJI&HM)
 
    兵庫木材センターのそばより  2019 / 10

 2019年10月の黒尾山登山は急な思い付きからだった。この日は宍粟市北部の山を目指していたのだが、天気は晴れの予想とは違って曇りの上に、県道6号線を北上して見えてきた北部の山並みは雲に隠されていた。そこで北部の山は諦めて山頂が見えていた黒尾山に目標を切り替えることにした。当然コースは西安積地区側からとした。標高550mの登山口まで林道走行だったが、西安積の林道は以前よりも更に荒れており、すっかり悪路になっていた。これではゲート近くから歩いてもよかったかと思ったほどだった。登山口に着くとその辺りの佇まいは以前とあまり変わっておらず、斜面の崩壊は進んでいなかった。登山口に立つ案内板の近くに駐車とした。そして往路コースは三つあるコースのうち右コースを登って行くことにした。その右コースは始めに作業道を歩いて行くのだが、作業道の荒廃は進んでおり、悪路と言うよりも道の形態をなさなくなっていた。一部はすっかり草ヤブになっていた。林道終点から登山道に入ると赤テープを追うようにして歩いた。始めは沢筋を歩くため、登山道も以前より荒れてきたのではと思えた。不動滝を巻いて進んだ先で沢筋を離れて中央コースの方へとトラバースするが、その辺りより漸くスムーズに歩けるようになった。中央コースに合流すると東尾根を真っ直ぐ山頂に向かって登った。東尾根は以前と変わらずスムーズに歩けた。虚空蔵尊のそばを過ぎ、行者尊への分岐点を過ぎて山頂へと近づいた。上空はずっと曇り空のままだったが、登るうちにいくぶん薄れてうっすら陽射しを受けることがあった。尾根の自然林は10月後半に入ったとあって色付いた木も見るようになった。山頂が近づくと尾根筋ははっきりしなくなり、後は赤テープを追って登った。そして歩き始めてから1時間半、中央コースと合流してから30分で山頂到着となった。山頂の佇まいは以前のままながら、二つあるベンチの老朽化が少し目立った。ただいつものことながら山頂に建つ電波塔の残骸を見て、これを撤去して展望台を置けば良い山頂になるのにと思った。山頂で30分ほど静かなときを過ごすと下山に移った。下山は中央コースを下った。中央コースは往路としてはしっかり登る感があって好きなのだが、下山コースにすると少々急傾斜すぎて常に滑らないようにと足下に注意が必要だった。中央コースの傾斜は緩むことはほとんど無く、ときに急過ぎる所は尾根を巻くようになっていた。岩の多い所が現れると、その先で尾根筋を離れて右手の方向へと向かった。道ははっきりしていなかったが、目印テープを追って下ると中央コース登山口に下り着いた。そこから駐車地点までは数十メートルの距離だった。
(2019/10記)
<登山日> 2019年10月20日 10:03登山口スタート/10:34不動滝/11:04中央コースと合流/11:34〜12:03山頂/12:24右コース分岐点/12:55中央コース登山口/12:57エンド。
(天気) 曇り空ながら雲は薄く、ときおりうっすら陽射しが現れた。南の空には青空が多かった。気温は始め16℃ほどだったが、山頂では11℃まで下がっていた。風は弱く吹く程度で気にならなかった。視界は悪くはなかったが、遠方の山々は雲に隠されていた。下山中に雲は厚くなってきた。
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西安積コースの登山口に立ってコース案内板を見た 三つのコースのうち右コースを登ることにした 登山口の斜面の崩壊は進んでいないようだった
右コースに入って行く 始めは作業道歩きだった 右コースの入口に宍粟50名山の登山口標識を見た 作業道はすぐに荒れてきた
作業道は大きく抉れて、道の体をなしていなかった 更に草ヤブになってきて、道誤りをしたかと思った 草ヤブを抜けると少し歩き易くなった
口滝の標識が現れて正しいコースであることが分かった その口滝を見る 作業道歩きを続ける まだ草ヤブっぽい道だった
シダヤブも現れた 悪路の作業道もいつしか普通の荒れ方になっていた 作業道の終点に着いた その先から山道だった

沢に沿って歩いた

不動滝の標識が現
れた
沢を横切った 不動滝の前に出た 不動滝のそばに不動尊を見た

滝の右岸側を登
った

急斜面もあり、そ
こはロープが付い
ていた
不動滝の上部に出て、沢を渡った 沢沿いを上流側へと歩いて行く 登山道がはっきりしなくなり、歩き難くなった
この登山道標識の位置で沢筋を離れることになった 沢を渡って植林地の斜面に向かった 斜面を南の方向へとトラバースする
トラバースするうちに周囲は自然林に変わった 東尾根が近づいて、上に向かって登るようになった 東尾根に付く中央コースに合流した
尾根歩きに移った 尾根は真っ直ぐに山頂へと延びていた 紅葉した木を見かけた
虚空蔵尊の前に出た 虚空蔵尊に近づいた 虚空蔵尊の先で行者尊への道が分かれたが直進した
尾根がはっきりしなくなったので赤テープを追った 木々がばらけて、なだらかな斜面を登った 山頂が近くなったとき、倒木を幾つか越した

(←)
山頂が間近になっ


  (→)
  山頂に着いた
  アセビが増えて
  いると思ったが
  そうでもなかっ
  た

(←)
ベンチの老朽化
が目立った

 (→)
 そのベンチに座
 って休憩とした

(←)
宍粟北部は朝と変
わらず雲が多かっ


 (→)
  休むうちに一山が
  姿を現した


東から南東にかけ
てを眺めた

南に向かうほど天
気は良いようだっ
徐々に暁晴山が姿を現した 薬師峰の方向を眺めた 明神山を大きく見る

雪彦山の背後に並
ぶ山並みを見る

黒滝の背後に見え
たのは笠形山だっ

二等三角点(点名・黒尾山)を見る カエデの木が色付き始めていた 西の木立の隙間から見えていたのは後山だった
水剣山を見る 足下に花咲山を見る 30分ほどの休憩で下山とした
下山は往路を戻った 始めは赤テープを追って歩いた 虚空蔵尊まで戻ってきた
はっきりとした尾根を下って行く この下山では尾根道を下る中央コースで戻ることにした 上空の雲は増えてきたようだった
中央コースでは点々と電柱跡を見た 急坂の下りが長々と続いた 登山口がちかづいたとき、目印は尾根筋から離れた
下る方向に林道が見えてきた 中央コースの登山口に下りてきた 登山口から駐車地点までは僅かな距離だった