TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
笠杉山    かさすぎやま 1032.1m 宍粟市・朝来市
 
1/2.5万地図 : 神子畑
 
【2023年8月】 No.8 2023-154(TAJI&HM)
 
    大杉山より  2023 / 8

 笠杉山は千町段ヶ峰林道が出来たことによってごく簡単に登れる山となり、じっくり登りたいときは不向きな山と言えそうだった。その笠杉山は夏はコースタイムの短いことが利点となり、木陰の多いことと相まって大汗にならずに登れるので夏向きの山ではと思うようになった。
 2023年の夏は暑い日が続いて、下旬に入っても変わらなかった。それでも千メートル峰ならそろそろ秋が感じられるのではと思ったとき、笠杉山が思い浮かんだ。まだ8月でもあり30分程度で山頂に立てる千メートル峰として笠杉山が最適ではと思えた。向かったのは8月の最終土曜日、26日のことだった。笠杉山へのアクセスとして上千町集落から千町林道へと入った。広域基幹林道の千町段ヶ峰林道に合流すると北上して、大乢登山口が現れるとその近くにあった空き地に駐車とした。播州南部は快晴だったが、宍粟市の北部は雲の多い空だった。それでも晴れとは呼べそうだった。登山口の標高は880mとあって、涼しさは感じられないものの暑いとは感じなかった。登山口に入るとすぐに市境尾根に出た。すぐそばが大乢で、朝来市側からも林道が来ていた。尾根に出れば後は北へとただ尾根筋を歩くだけだった。尾根には小さなアップダウンはあったが、尾根道ははっきりしており易しい尾根歩きだった。植林地を過ぎると自然林の尾根歩きだった。アセビの繁茂している所はあったが、登山道を塞ぐようなことは無かった。登山口に入って25分で左手から大乢北コースが合流すると、そこより数十メートルと歩かず山頂到着となった。ほぼ陽射しのないまま歩いて来たのだが、山頂到着に合わせるかのように上空は青空となり陽射しが広がった。陽射しを受けていると暑いので、木陰に入って休憩とした。休んでいると、ときおり涼しい風を受けた。風はさらっとしており期待通りの爽やかさがあった。一息つけた後は山頂からの展望を楽しむことにした。山頂の西側は少し木が伐られたのかすっきりと展望があり、後山から氷ノ山までが一望出来た。この日の視界は悪くなく、氷ノ山は山頂避難小屋も見えていた。山頂で休んでいたのは1時間。山頂で秋を感じるのが目的だったので、下山はすんなりと往路を戻った。その下山では木々の隙間から覗く展望を楽しみながらだったので、往路以上に時間がかかっての下山となった。それでも山頂から40分ほどで登山口に戻ってきた。そのときアクシデントが待っていた。これで登山は終わりと思って登山靴を脱いだとき、山ヒルにかまれた跡を見た。靴下の一部が真っ赤になっていた。山ヒル対策を全く考えずに登っていたことが悔やまれた。念のために改めて体を探ると、もう一カ所かまれていた。夏の笠杉山は山ヒル対策が必要のようだった。
(2023/9記)
<登山日> 2023年8月26日 10:14大乢コース登山口スタート/10:40〜11:40山頂/12:19大乢コース登山口エンド。
(天気) 雲の多い晴れ。ときおり陽射しが現れた。山頂の気温は25℃で、風は涼しく爽やかさがあった。視界は良かった。
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駐車地点から大乢
コース登山口を見


先に先に登山道に
入ったパートナー
を見る

右は千町段ヶ峰林
道だった
上の写真に写る大乢登山口の標識を見る 尾根に上がるため、大乢の方向に歩いた 尾根に出ると南南西方向に千町ヶ峰が眺められた
足下に大乢を見る 林道が横断していた 朝来市側から来ている林道を見る 尾根歩きに移った
始めは植林地の尾根だった 周囲が自然林になると、ブナも見るようになった 周囲にアセビを多く見るようになった
アセビの繁茂している所があったが、+++++++ 小さなピークを越すと、山頂が見えてきた 概ね緩やかな尾根歩きだった
山頂が近づいて、ごく易しい尾根となった 左手から大乢北コースが合流した 合流点を過ぎると、山頂は目前となった

山頂に着くのを
待っていたかの
ように、陽射し
が現れた

山名標識を見る
山頂からは北西の方向に展望があった 雲は多かったが視界は悪くなかった

(←)
氷ノ山もはっきり
見えていた

 (→)
  山頂に建つ避難小
  屋が確認出来た
西の方向も眺められて三室山を見る 左の写真の左手、南西方向は木々の隙間からの眺めだった
あの写真の右半分を大きく見る 赤谷山を大きく見る

鉢伏山の方向を眺
めた

雲の多い空だった
ので、山頂で休ん
でいると陽射しが
現れたり消えたり
を繰り返した
山頂の三等三角点(点名・藤尾峠)を見る 三角点より北の方向を見る そちらに展望はなかった 1時間の休憩を終えると、往路コースを引き返した

大乢北コースの合
流点近くに、千町
ヶ峰が良く見える
ポイントがあった

下山は木々の隙間
からの展望を探り
ながら下った

北東方向に粟鹿山
を見る

粟鹿山の左手に朝
来山を見る
展望を探るだけでなく、自然林の雰囲気も楽しんだ 小さなピークを越えて行く 南東方向に見えた鋭鋒はトンガリ山だった

トンガリ山を大き
く見る

トンガリ山の左手
後方は加美アルプ
スだった

北東方向間近に見
たのは点名・絵本
を持つ924mピ
ークだった

924mピークの
右手後方を見る

東床尾山は西床尾
山に隠されていた

北北東に建屋山を
見る

北東に京都府の山
を見る
植林地まで戻ってきた 登山口が間近となった 先に下り着いて、後から来るパートナーを待った