TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
日名倉山    ひなくらさん 1047.1m 宍粟市・佐用町
美作市(岡山県)
 
1/2.5万地図 : 千草
 
【2016年7月】 No.8 2016-61(TAJI&HM)
 
    千種町岩野辺より  2016 / 7

 後山の全姿を眺めるのに適した場所としてベルピール自然公園が挙げられるが、2016年7月最初の土曜日に、その目的でベルピール自然公園を訪れた。この日は後山に向かっており、後山キャンプ場からのコースを考えていた。そこで国道429号線を走って志引峠を越えたのだが、そのとき先に後山の姿を見ようと思い立って、ベルピール自然公園を訪れたものである。広い駐車場に着くと、期待通りに後山から駒の尾山までの尾根が間近に眺められることになったが、その上空は黒い雲が広がっていた。それに比べて背後の日名倉山の上空は青空だった。こうなると急に日名倉山を登りたくなった。ただベルピール自然公園からだと山頂までの標高差は200mでしかないので、これはあまりにも簡単なハイキングだった。それでも登りたい気持ちは変わらず、早速実行とした。そのベルピール自然公園はと言えば、好天にも関わらず、他に一台の車も見なかった。まずはリュバンベールの鐘がある鐘楼へと石段を登った。鐘楼の横はレンガ敷きの広場になっており、塑像が三点置かれていた。その広場の一角から木段で日名倉山コースが始まっていた。山頂まで僅か1kmだった。その散策と呼べそうなハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。登山道は緩やかな易しい道で、30分で山頂到着となったが、その道中はイワヒメワラビが群落を作っていた。タケニグサも多く見たので、この日名倉山も鹿の食害によって植生が変わってしまったようだった。山頂もしかり。山頂のクマザサはすっかり消えて、こちらはススキが繁茂していた。この山頂には新たにベンチが設けられており、そこに腰掛けて昼休憩とした。涼しい風が渡っており、快さを感じながらの休憩だった。その頃には日名倉山の上空にも雲が増えていた。後山はと見ると、そちらは相変わらず雲が多いものの、一部で陽射しを受けていた。その姿を見て予定通りに後山を登ってもよかったかと思ったが、後の祭りである。山頂で20分ほど過ごすと、往路を引き返した。下山も30分かからなかったので、やはりベルピール自然公園のコースは散策程度のハイキングと言えそうだった。
(2016/7記)(2019/2写真改訂)
<登山日> 2016年7月2日 11:07ベルピール自然公園駐車場/11:13池/11:36〜54山頂/12:20エンド。
(天気) スタート時の上空は青空が広がっていたが、登るほどに雲が増えてきた。気温は始め26℃ほどあったものの、雲が増えたことで山頂では23℃まで下がっていた。風は少し強めに吹いており、十分な涼しさだった。山頂では陽射しが現れたり消えたりを繰り返していた。視界はまずまず良かった。
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(←)
駐車場より日名
倉山を見上げた
その上空は快晴
だった

 (→)
 まずは鐘楼へと石
 段を登った
鐘楼を見上げた 鐘楼の前に立って後山の尾根を眺めた その上空はすっかり曇っていた
鐘楼の隣は広場になっていた 広場の一角から山頂に通じる遊歩道が始まっていた 階段を登り終えたとき、後ろを振り返った
ススキの中を歩いて行く 小さな池のそばを通った せっかくのベンチが朽ちようとしていた
斜面を斜めに登って行くことになった 樹林に入った 丸太の階段を登って行く
休憩ポイントが現れた ベンチのそばから駒の尾山を眺めた 登山道の周囲にイワヒメワラビが増えてきた
倒木が登山道を塞いでいた 丸太の階段の登りが続く イワヒメワラビが更に増えてきた

(←)
白い花はツルアジ
サイのようだった

 (→)
  西尾根に合流すると
  山頂までは150m
  だった
いかにも山頂に近づいて行く感じだった 日名倉山周辺案内図のそばを通った 山頂が目前になった

(←)
祠が置かれた山頂
は以前と変わらぬ
佇まいだった

 (→)
  一等三角点(点名・
  雛倉山)を見る

相変わらず後山
の上空には雲が
広がっていた
北西に那岐連山が望めたが、うっすらとしていた 上の写真に写る駒の尾山を大きく見る 上の写真に写る三室山を大きく見る
三室山から植松山にかけてを眺めた 植松山を大きく見る

山頂の東側はス
スキが茂ってい


南東に黒尾山と水
剣山の並ぶ姿を見

山頂のそばには幾つかベンチが置かれていた その一つに座って昼休憩とした ベンチの位置から山頂を眺めた 休憩は20分で終えて、下山はすんなりと往路を引き返した

またイワヒメワ
ラビの茂る中を
歩いた

ベルピール自然公
園に近づいたとき
郷鴫山の尾根が眺
められた
郷鴫山を大きく見る 上の写真に写る大倉山を大きく見る 後山集落の佇まいが美しかった
ベルピール自然公園の遊歩道に入った 広場まで戻ってきた 鐘楼を後にして階段を下った