2024年8月はほぼ快晴の日が続き、気温も35℃前後まで上がって、連日の猛暑日だった。その天気はお盆期間を過ぎても続いたので、山頂では涼しい風に出会いたいと切望した。その期待を持って向かったのが日名倉山だった。8月23日のことだったが、この日は通院になっていたことを忘れており、それを終えてから向かうことになったので、ベルピール自然公園の駐車場に着いたときは、12時前になっていた。駐車場の位置で標高は850mだったので、多少の涼しさを期待していたのだが、気温は30℃まで上がっており風は生暖かさがあった。これでは山頂もさほど涼しくないと覚悟してハイキングを開始した。なお、駐車場のそばに建つベルピールホールは閉ざされており、中に入れなくなっていた。登山道はベルピールホールの横から始まっており、距離はたった1050mだった。前回と変わっていたのは鐘楼の上部に広がっていたカヤトのヤブが刈られていたことで、登山道から鐘楼へとスムーズに歩けるようになっていた。それを見て下山時は鐘楼を通って駐車場に下りることにした。登山道のままに歩くも、夏場とあってか草は茂っており、道に被さっている所があった。それでもほぼスムーズに歩けて、登山口から32分で山頂に到着となった。山頂には誰もおらず、すんなりと木陰になっているベンチで休むことが出来た。やはり涼しさは少なかったが、ときおり涼しい風が吹いてきた。この日の視界は澄んでおり、北に対峙する後山がくっきりと眺められた。その山頂ではベンチの上で横になると、暫し昼寝を楽しんだ。少し寝入ってしまったようで、眼を覚ましたときは1時間以上が経っていた。相変わらず無人であり、パートナーも居なくなっていた。暫く待っているとパートナーが戻ってきたのだが、兵庫県側の登山道を散歩していたとのことだった。山頂での休憩を終えると、すんなりと往路を戻った。そして予定通り登山道を途中で離れてカヤトの原へと入り、鐘楼のそばに出た。鐘楼も中に入れなくなっていた。後は階段を下って駐車場へと戻った。
(2024/9記) |