TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨
 
夜鷹山    よたかやま 1055.9m 神河町
 
1/2.5万地図 : 長谷
 
【2014年5月】 No.4 2014-43(TAJI)
 
    峰山高原より  2014 / 5

 夜鷹山を前回は雪の季節に登っていたので、次に登るときは季節を変えようと考えていた。それを実行したのは6年後となる2014年の新緑の候だった。その日はゴールデンウィークの最終日で、朝から好天の空だった。パートナーは用事があったため、単独で夜鷹山に向かった。長く歩きたく、スタート地点は前回と同じく、上小田地区にある黒岩滝コース登山口からとした。コースはすぐに黒岩滝方向と太田池方向に分かれたが、この日は太田池に立ち寄ることにもしていたので、太田池を目指して右手のコースへ進んだ。岩山谷川に沿って進んで行くが、進むほどに周囲の木立が新緑の姿を見せるようになった。ちょうど見頃と言ってよい新緑のまぶしさだった。また岩山谷川には小さな滝が幾つかあって、それを眺めるのも悪くなかった。登山道は堰堤の所で少し沢から離れたが、ずっと右岸側を続いていた。その登山道が左岸側に移るとき、そこは丸木橋を渡ることになった。その小橋が今にも崩れそうなほど朽ちていたため、沢を飛び石伝いで渡った。左岸側に出ると、植林の急斜面をつづら折れで登って、次第に沢から離れた。少し登ると傾斜は一気に緩んで、なだらかな地形を歩くようになった。方向としては東に向かうようになり、湿地帯のような所も現れて、そこは木道を歩くことになった。ただ作られてから放置されたままのようで、ほぼ朽ちてしまっていた。その先で平坦な荒れ地が現れ、そこを抜けると車道に出た。後は車道を歩いて太田池の畔に出た。5月に入ったと言うのに、池のそばでは桜の花が残っていた。そこは第五ダムのそばで、地図も置かれていて、現在地がはっきり掴めた。次は夜鷹山を目指すのだが、湖岸道路を北へと歩いた。道そばでは桜の木が続いていたが、ここでもまあ花を付けているものを見かけた。ほぼ夜鷹山の西の位置に来たとき、車道を離れて山肌に取り付いた。小さな尾根を害獣避けネットに沿って登った。一箇所で林道が尾根を切断していた。その先でゲートが現れ、そこを抜けると伐採地が広がった。伐採地と植林の境を登って行く。けっこう急斜面で、次第に背後に山並みが広がってきた。また足下に太田池も見るようになってきた。小さなピークに着くと、そこは山頂からは南東方向となる940mピークで、そこからは山頂方向へと向きを変えた。40mほど下って鞍部に出ると、そこより150mほどを登り返すことになった。途中までは植林地で、そこを抜けると自然林が広がった。自然林は漸く新緑を芽生えさせてきたところだった。山頂が近づくとアセビが目立つようになり、そして鞍部から20分ほどで山頂到着となった。山頂には展望台があり、その周囲を自然林が囲んでいる。すぐに展望台に上がって周囲を眺めると、意外と展望は良くなかった。この6年の間に周囲の木立はけっこう生長したようで、太田池はその木立の隙間から眺めることになった。山並みも同様で、以前に見えていた山も木立に隠されるものが多かった。比較的良いのは西の方向で、暁晴山はすっきりと眺められた。その山頂で遅い昼をとって一休みとした。下山はまっすぐに南へと下った。暗い植林地を適当に抜けると、峰山太田池林道に下り立った。林道を横切って、また植林地に入った。出来るだけ早く往路コースに合流しようとの考えだった。その植林地を南へと下っていると、左手に峰山太田池林道が見えていた。これは林道を歩く方が無理がないと思えて、少し遠回りになるが林道を歩くことにした。但し途中で林道を離れる考えだった。そのつもりでいると、太田池に出るまでに支林道が右手に分岐した。そこで支林道へと入った。作業道と言ってよさそうなダート道だった。その支林道は往路コースには近づかず、峰山太田池林道とあまり離れないので、少し歩いた位置で離れることにした。南の方向へと緩やかに下ると湿地帯に入り、程なく往路コースに合流した。後は登山道を辿って往路コースを戻るだけだった。岩山谷川へと下りると再び新緑の様を眺めながら駐車地点へと戻って行った。
(2014/5記)(2021/1改訂)
<登山日> 2014年5月6日 11:22スタート/11:39岩山谷川堰堤/12:33太田第五ダムそば/13:07車道を離れる/13:58〜14:15山頂/14:30林道に出る/15:03作業道に入る/15:34岩山谷川堰堤/15:45エンド。
(天気) 薄い青空に薄雲が多く浮かんでいた。南の空は白っぽかった。気温は樹林帯で14℃、山頂では16℃ほどあった。山頂は北西からの風があって、涼しかった。また陽射しが快かった。視界は少しうっすらしている程度で、悪くはなかった
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橋の手前に駐車とした 橋を渡る 手すりは壊れており車の通行は禁止
だった
車で渡れたとしても、その先で林道は崩壊して
いた
 

 コースに入ると、
 すぐに黒岩滝コー
 スと太田ダムコー
 スに分かれたので
 太田ダムコースに
 入った

     水道設備のそばを通
     った
歩くうちに周囲に新緑が広がり出した その眩しいばかりの新緑を見ながら歩いた そばを流れる岩山谷川では小さな滝を幾つか見た
薄緑色の新緑を見せるのはイヌシデのようだっ
岩山谷川堰堤が現れて、そこは巻くようにして
登った
新緑の美しさを楽しみながら歩いた
小さな滝も相変わらず見かけた 右岸側を遡って行く 石垣になっている所が現れた
左岸側に移るとき、小橋は朽ちていた 仕方な
く沢の中を渡った
左岸側に出ると斜面を登るようになった その
とき沢の上流を見ると、滝になっていた
斜面を登るようになり次第に沢から離れた 周囲
は植林地で、登山道はつづら折れになっていた
急斜面を登り切っても、周囲は植林地だった 登山道に重機の跡を見た もうなだらかな道だった  辺りが湿地になると、木道を歩くようになった
雑木が広がり出すと、満開のミツバツツジが現
れた
樹林を抜け出した 展望広場まで600mだっ
水路に沿って歩くようになった
満開のヤマザクラが現れた もう5月に入って
いるのにと、少々驚いた
早く太田池に出たく、近くの斜面を登るとダー
ト道が現れた そのダート道を歩いた
ダート道は舗装路に合流した
舗装路を歩いて太田池へ 結果として遠回りに
なってしまった
太田池が間近になると駐車場が現れた そこに
はトイレも建っていた
駐車場でも満開の桜を見かけた

 太田池のそばに
 出た ここが展
 望広場かと思え
 た

   太田第五ダムの
   そばだった

 公園の一角から静
 かな太田池を眺め
 た

   歩いてきた車道を
   引き返して夜鷹山
   を目指す

 西に見えていたの
 は暁晴山の南隣と
 なる1002mピ
 ークのようだった

   湖岸道路を北へと歩
   いていると、左手か
   ら峰山太田池林道が
   合流した
満開のサクラと新緑のサクラが並んでいた すっかり新緑色のカエデを見る 足元にはサクラの花びらが吹き溜まっていた

 車道からは樹間
 を通して太田池
 が眺められた

   一度、池のそば
   まで降りて、池
   を眺めた
太田池の北西の位置まで歩いてきた 小径が見えたので、そこを歩いて行くことにし
尾根を伝うようになり、害獣避けネットに沿っ
て歩いた
木立の空いた所から山頂方向が望めた 途中で林道が尾根を横切っていた 林道を越えて尾根歩きを続けた

 ゲートが現れると
 その先は伐採地が
 広がっていた

 登るほどに周囲を
 見渡せるようにな
 った
940mピークが近づくと、太田池も眺められるようになった 高畑山の方向を大きく見る
倒木がネットを壊していた そこよりネッ内に
入った
植林地の中を鞍部へと下った 夜鷹山へと登り返すと、自然林が周囲に広がっ

 自然林と植林の境
 を登った

   山頂が近づいてき
   た
 
アセビの茂る所を通った 夜鷹山の山頂に着いて展望台を見上げた 展望台の上に立った
展望台に立って思ったのは、前回よりも展望が悪くなっていることだった 周囲の樹木が生長したためのようだった
杉山の右手に段ヶ峰を見る 上の写真に写る飯森山を大きく見る 前回はすっきりと見えていた太田池だったが

 西の方向を見ると
 暁晴山はすっきり
 と見えていた

   暁晴山の山頂を大
   きく見る
上の写真の右手には三室山が望めた 山頂の展望台を北側から眺めた 展望台のそばに四等三角点(点名・夜鷹山)を見る
下山はまっすぐ南へと下った すぐに植林地に入ると、植林地内を適当に下った 峰山太田池林道に下り着くことになった
林道を横切って植林地を更に南へと下った 水路が現れた 更に下って行くと、倒木が増えて歩き難くなった
往路で戻ろうと、峰山太田池林道とはさほど離
れていなかったため、改めて林道に出た
林道が東へと向かい出したとき支林道が右手に
分かれた その林道で往路に近づくことにした
支林道は往路コースには近づかず、西へと向か
うだけだった
ミツマタの茂る位置で支林道を離れて南へと下
湿地帯に入った 湿地帯を横切ると、期待通りに往路コースに合
流した
朽ちた小橋が見えてきた  岩山谷川沿いを歩くようになって再び新緑に浸
った
まさに新緑の壁紙だった
岩山谷川堰堤の位置まで戻ってきた 逆光に光る若葉を見る 駐車地点が目前になった