夜鷹山を一番簡単に登ろうとすると、西斜面側を通る林道からのコースとなる。そのコースを登ろうと向かったのは2022年4月の最終日、快晴の日だった。峰山高原に着くと、ホテルリラクシアの駐車場にあるトイレに立ち寄ってから砥峰高原に通じる林道を走った。夜鷹山の西斜面側まで走ると、登山口の標識が現れた。そのそばの路肩部は広くなっており、十分な駐車スペースがあった。登山口に立つと標識が立っており、山頂まで800mと書かれていた。そこからの登山道だが、整備されて以後は放置されているのか、意外と分かり難かった。小径を追うと言うよりも目印テープを追って歩いた。登山道の周囲は植林帯となっていたので、目印のはっきりしていない所は方向を定めて適当に歩いた。ときおり丸太階段の痕跡を見た。元は階段道として整備されていたようだった。尾根筋が近づくとコースを追うのは止めて、尾根へと最短距離で登って尾根に出た。そこは山頂から見ると、少し北の位置だった。植林地を抜け出たとあって周囲は自然林に変わっており、その自然林が新緑の盛りだった。南へと歩いて展望台の建つ山頂に着いた。早速展望台の上に上がった。展望台は以前から周囲の木々の生長により展望は悪くなっていたが、その状況は変わっていないと言うか更に悪くなっており、展望の良いのは暁晴山の方向のみだった。せっかく太田池が間近にあるのだから、そちらの方向だけでも展望を良くしてもらいたいと思った。展望台を下りると、展望台の南にあった開けた所にも立ったりして静かな夜鷹山山頂を楽しんだ。そして下山は往路を戻った。その下山だが、コースが分かり難くなっていたためやはりすんなりとはコースを終えず、途中より適当に下ることになった。結局コースを外れて、登山口より200mほど南の位置で林道に下り着いた。それでも4分も歩けば駐車地点に戻って来た。
(2022/5記) |