TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
一山    ひとつやま 1064.3m 宍粟市
1/2.5万地図 : 音水湖
 
【2025年8月】 No.11 2025-153(TAJI&HM)
 
    黒尾山より  2025 / 8

 2025年は8月の中旬に涼を求めて氷ノ山を登った。期待通りの涼しさがあり、翌週の22日も同じ考えで千メートル峰の黒尾山を登った。こちらも山頂で涼しさを味わえた。そこで8月の最終週も再度千メートル峰を登ろうと一山を目指すことにした。向かったのは29日のこと。最短コースで登ろうと阿舎利林道の登山口からスタートすることにした。
 阿舎利集落に着くと、寂しいことにほぼ無住状態になっていた。その集落内に太陽光発電設備が新たに作られていた。集落を抜けるとそのまま阿舎利林道となり、標高850mにある林道登山口を目指した。林道は災害復旧作業や伐採作業が行われており、関係車両を何度か見かけた。林道登山口に着くと、そこにも2台の重機を見た。そこより支林道が分岐しているのだが、駐車地点は阿舎利林道を今少し進んで、路肩が広くなっている所とした。分岐点までは1分の距離。支林道に入ると路面が荒れていた。どうやら近くで伐採作業が行われているようで、頻繁に重機が行き来した結果と思われた。程なく重機のための作業道が右手に分岐すると、そこから先は以前のままの易しい林道となった。ほば平坦で、周囲の自然林を眺めながら歩いた。その支林道は終点位置の手前で崩壊箇所があるのだが、そこに着いてみると手直しはされておらず崩壊したままだった。その崩壊地を越して支林道の終点位置に着いた。支林道入口登山口から18分だった。終点位置は二つ橋コースとの合流点で、そこから尾根道歩きを開始した。雑木帯の尾根を登って行く。少しずつアセビが増えているようだった。傾斜がきつくなって右手にイワヒメワラビが群落となっている所を過ぎると、左手へと巻き道に入った。植林地に入り、その途中で山頂方向へと斜面を登った。雑木帯を抜けてカヤト地に出ると、一気に陽射しを浴びることになった。そこでコースは気にせず近くの雑木林に入って日陰を歩いた。その雑木林が途切れると、カヤト地を横切って植林地に入った。その植林地は登山コースでもあったが、そこも歩き易い所を探りながら登った。その植林地も抜け出ることになり、またカヤト地を歩いて陽射しを浴びながら山頂に到着した。カヤトとアセビが点在する山頂風景は以前とあまり変わっていないようだが、いくぶんアセビが増えているように思われた。展望は相変わらず良かったが、この日は少しうっすら感があった。すぐに山頂の木陰に入って休憩とした。その木陰は期待通りの涼しさがあった。気温は24℃。絶えず涼しい風が通っており、涼しさを楽しみながらの休憩だった。その休んでいるとき、目の前の木に止まっていたクワガタムシがどんどんこちらに近づいてきたのが珍しかった。昼食を済ませると、暫し山頂展望を楽しんだ。うっすらとは言え山並みを隠す雲は無く、氷ノ山は姿を現していた。山頂で休んでいたのは1時間分ほど。下山は往路を戻るのみ。カヤト地は登山コースが分かり難くなっていたが、カヤト地を過ぎて巻き道まで下りてくると、後はスムーズだった。登山道のままに歩いて林道終点位置へ。後は支林道を歩いて駐車地点へと戻って行った。休憩時間を入れても2時間で終了し、暑い季節には手頃な登山となった一山だった。
(2025/9記)
<登山日> 2025年8月29日 10:28駐車地点スタート/12:48支林道終点登山口/11:31〜12:32山頂/13:01支林道終点登山口/13:23駐車地点エンド。
(天気) 晴れ。林道の気温は27℃。山頂の木陰の気温は24℃だった。涼しい風あり。視界はうっすらしていた。
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支林道の分岐点近くに車を止めて、分岐点へと向かった 分岐点は広場のようになっていた 分岐点には登山口標識が立っていた
支林道に入って尾根コースに向かった すぐに道が荒れ出した 以前は見なかった状態だった 新たな作業道が作られていた それが悪路の原因だった
その先は以前のままの易しい道となった 支林道の終点手前で崩壊地が現れた 以前と変わらず崩壊のままだった 崩壊地を越して支林道の終点に着いた
二ツ橋コースに合流することになった 登山道に入って尾根歩きを開始した アセビが目立つ登山道だった
緩やかな尾根を歩いて行く 尾根の傾斜が増したとき、右手はイワヒメワラビの群落となった 群落地を越すと、尾根筋を離れて左手方向の巻き道に入った
植林地に入ると、山頂方向に向かうようになった 樹林帯を抜け出て、陽射しを浴びることになった カヤト地を登って行く 陽射しは強かった
コースを離れて近くの自然林に入った 自然林が切れると、植林地に向かった 植林地は登山コースだった
オレンジ色のキノコを見た 最後はカヤト地を歩いて山頂に近づいた 先に山頂に着いてパートナーを待った

(←)
カヤト地の山頂は
以前と変わらず好
展望地だった

 (→)
  三等三角点(点名
  ・水谷)を見る

(←)
山頂では木陰に入
って休憩した

 (→)
  目の前に止まって
  いたクワガタがな
  ぜかこちらに近寄
  ってきた

木陰で休んだおかげ
で、漸く展望を楽し
む気持ちが起きた

南西から北西にかけ
てを眺めた

上の写真の右手、
北西から北東にか
けてを眺めた
上の写真の右手、北東から南東にかけてを眺めた 東の方向はうっすらしていた

氷ノ山を大きく見


下山の前にパート
ナーが展望を楽し
んでいる
下山は往路を戻るのみ 阿舎利山を見ながら下った すぐに植林地に近づいた 前方に氷ノ山を見る 巻き道の位置まで戻ってきた
尾根を下るようになった アセビが増えてくると、林道は近かった 支林道の終点位置に戻ってきた 支林道歩きに移る
支林道を戻っているとき、道端で茂っていたのはマツカゼソウのようだった 鹿の忌避植物だった 阿砂利林道との合流点に戻ってきた 合流点の位置からは一山が眺められた