TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編
 
一山    ひとつやま 1064.6m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 音水湖
 
【2016年9月】 No.6 2016-90(TAJI&HM)
 
    宍粟市波賀町齋木より  2016 / 9

 5年ぶりの一山は高野峠から周回で歩くことにした。地図を見ると高野峠より国道429号線を500mほど戻った位置から、一山の方向に作業道が分かれていた。その作業道を終点まで歩いて山頂に立とうと考えた。帰路は高野峠コースを下れば、ほぼ周回で歩けることになりそうだった。
 向かったのは2016年9月の第二土曜日のこと。雲が空の半分ほどを占めていたが澄んだ青空が広がっており、いかにも秋空と言った感じの空だった。朝をゆっくりしたため、国道429号線を走って高野峠に着いたときは11時になっていた。峠のそばには広い駐車スペースがあり、そこに駐車とした。高野峠は旧一宮町と旧波賀町の境界に位置しているが、旧波賀町側へと国道429号線を歩いた。緩い下り坂を歩いて行くと、地図通りに右手に未舗装の作業道が分かれた。その作業道を終点まで歩いて行くことにした。作業道は道幅こそたっぷりあったが、補修されないままになっているようで、抉れている所もあって四駆車でないと通行は無理なようだった。登るうちに作業道から更に別の作業道が何度か分岐したが、一山山頂に近づく道を歩いた。もうそろそろ作業道の終点ではと思える所まで来ても。まだ作業道は続いていた。どうやら地図に描かれているよりも延伸しているようだった。次第に周囲は伐採地の風景となってきた。それにつれて背後に風景が広がってきて、黒尾山から三室山までが一望出来るようになった。作業道は車一台分の道幅となってもまだまだ続き、漸く終点となったのは、標高にして900mの辺りで、もう山頂は近いと言えた。その先に小径は無く、適当に右手の斜面を登って行くことにした。一帯は自然林となり、下生えは少ないとあって易しい登りだった。北東方向へと登っていたのだが、作業道の終点から数分も歩くと高野峠コースに合流した。後は登山道を辿って山頂を目指した。自然林に囲まれての登りだったが、長くも歩かず樹林を抜け出した。そこはもう山頂の一角で、ススキの広がる風景となった。そのススキの中の小径を辿ると、程なく山頂到着となった。誰もいない山頂に着くと、そこは三角点を中心に開けていたが、周囲は南の方向を除いてススキの原になっていた。そのススキはちょうど見頃で、陽射しを受けて穂が光っていた。そのススキのために展望は少し妨げられているものの、まだまだ十分に展望を楽しめた。西に三室山、北に氷ノ山、そして東は千町ヶ峰と。展望を楽しんだ後は昼食タイムとした。まだ麓は夏の暑さが残っていたが、山上は秋の空気感だった。空気はからっとしており、風は爽やかそのものだった。昼食後は昼寝をしたりしていたので、結局山頂では一時間ばかり過ごすことになった。その間、新たに現れるハイカーはいなかった。下山は高野峠コースをずっと歩いて高野峠に戻ることにした。自然林の中を下って行くが、途中コースの分かり難い所があって少し東寄りに逸れることがあったが、作業道に出会うと標識があり、後ははっきりとした登山道になった。また標識も的確に見るようになった。高野峠までの中間に939mピークがあるが、コースはピークとは少し離れた位置に付いていたため、コースを離れて939mピークに寄り道した。少しヤブっぽい尾根を辿ってピークに立つと、少し展望があって東山が望めた。コースに戻ると、その後は忠実に登山道を歩いた。三角点ピーク(点名・馬見塚)を過ぎると下る一方となり、途中からは植林地のネットに沿って下った。そこは展望もあって、東山方向を見ながら下った。植林地を過ぎると国道429号線は近くなり、旧町境の登山口に戻ってきた。予定通り一山を高野峠から周回で歩いたが、作業道歩きは少々味気なかったので、高野峠から登るのなら、単純にピストン登山をするのが良いのではと思った。
(2016/9記)(2020/4改訂)
<登山日> 2016年9月10日 11:03高野峠スタート/11:12作業道に入る/11:58作業道終点/12:04登山コースに合流/12:10〜13:08山頂/13:46[939m]ピーク/14:13点名・馬見塚/14:30エンド。
(天気) 雲が多いながらも、澄んだ青空が見られる晴れだった。気温は概ね24〜25℃だった。湿度は低く空気はからっとしていた。山頂では涼しい風を受けた。視界はまずまず良かった。
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 高野峠を起点とし
 て、国道429号
 線を西へと歩いた

 高野峠コースの登
 山口の前を通り過
 ぎた
国道は緩やかな下り坂だった 10分ほど歩いて、作業道に入った 荒れた道で、大きく抉れた所もあった
少し進むと歩き易くなった 道幅も十分にあった 作業道を地図に描かれた終点の位置まで歩いて来たところ、その先も続いていた 延伸されたようだった

 とにかく作業道を
 終点まで歩くこと
 にした


  周囲は伐採地の風景
  となった
山肌が荒々しく削られていた 後方に展望が現れてきた 作業道は枝分かれが多かったが山頂方向を目指した
南にも展望が現れて、東山が望めた 行く手をネットで阻まれたが、またいで越した 車一台分の道幅となった
標高900m辺りで作業道は漸く終点となった 山頂を目指して右手の斜面に取り付いた すぐに自然林の中を登るようになった
登山コース(高野峠コース)に合流した すぐに山頂が近づいた 樹林を抜け出すと、ススキが広がる風景となった

 もう山頂は目前だ
 った

 山頂に着いた
 
 ススキが増えてお
 り、少し展望は悪
 くなっていた

 北に向かっての展
 望は以前と変わら
 ず良かった
上の写真の左手方向を見る 上の写真に写る氷ノ山を大きく見る
三室山を大きく見る 赤谷山を大きく見る 藤無山を大きく見る

 北東に須留ヶ峰を
 見る


  左の写真に写る御祓
  山を大きく見る
西の山並みを見る 山頂一帯はススキが増えたようだった

 山頂を別の角度
 から眺めた


   阿舎利山の伐採が
   進んでいた
山頂の三等三角点(点名・水谷)を見る 上空の雲は、すっかり秋の雲だった 下山は高野峠コースをずっと下ることにした
始めにススキの中を下って行く 自然林に入った アセビが茂る所を通った
白いキノコを見かけた 緩やかな尾根のためコースの分かり難い所があ
った
作業道が登山コースを横切っていた
作業道を横切って登山コースの続きに入ると、
前方に見えてきたのは939mピークだった
東に展望が現れて笠杉山が望めた 939mピークが近づいたとき、コースは939m
ピークを通らないことが分かった
コースを離れて939mピークに通じる尾根を
歩いた
途中に木々の切れ目があり、一山が大きく望め
939mピークに着くと、そこは少し雑然として
いた
展望はあり、南東方向に暁晴山が望めた 暁晴山を大きく見る

 鉾立山の方向を大
 きく見る


   左上の写真の右手
   を見ると、東山が
   望めた
登山コースに戻って高野峠を目指す 緩やかに下った後、緩やかな登りとなった 896mピークに着いた
四等三角点(点名・馬見塚)を見る 植林地を下って行った ネット沿いを下るようになった
高野峠が間近になった 登山口に下り着いた 登山口そばに置かれた峠の地蔵さんを見る