TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
一山    ひとつやま 1064.6m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 音水湖
 
【2017年1月】 No.7 2017-07(TAJI)
 
    阿舎利峠より  2017 / 1

 2017年は新年を迎えても番州北部と言わず兵庫北部は雪不足のようで、多くのスキー場はオープン出来ない状態が続いているようだった。どれくらい少ないのか逆に興味が湧いて、展望の良い山から眺めることにした。そこで向かったのが一山だった。1月7日のことで、朝から澄んだ青空の広がる日だった。その快晴は兵庫全域のようで、旧一宮町に入っても空に雲は見られなかった。阿舎利集落から登ろうと集落に通じる車道に入るも、路面に雪は見られなかった。その状態は集落に着いても同じで、その先の阿舎利林道を見ても雪は路肩に少し見るだけだった。その状態なら林道をけっこう走れるのではと思えてきて、それなら一山だけでなく阿舎利山も登ってしまおうと考えが変わった。そこでどちらの山も最短距離となる登山口から登ることにした。先に目指したのが阿舎利山で、標高950mの阿舎利峠まで林道を走ることになった。さすがに日陰には雪が見られたが、それも数センチ程度だった。但し日陰は地表が凍っており、どの水溜まりも氷になっていた。それもスタッドレスタイヤのおかげでスムーズに走れて、希望通り阿舎利峠に着くことが出来た。その阿舎利峠は陽射しをいっぱい受けているとあって、雪はほとんど見られなかった。そして阿舎利山へと向かった。その阿舎利山も山頂中でも5センチ程度の積雪しかなく往復2時間で終了した。その間に雲のほとんど見られなかった上空に薄雲が広がり出していた。どうやら午後は曇り空に変わりそうだった。阿舎利峠を後にすると阿舎利林道を引き返した。そして一山に近づける作業道に入った。その作業道も雪は少なかったが、轍の深い所がけっこうあり、車底をこすらないように慎重に走った。それも登山口が間近になったとき、一段とえぐれた轍が現れて、作業道を走るのはそこまでとした。もう登山口まで100mも無かったので問題は無かった。少し戻って路肩の広くなった所に駐車とした。そこからの一山ハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。林道終点登山口から登山道に入っても暫くは雪の無い状態だった。これは阿舎利山と同様に楽に山頂に向かえると思っていたところ、トラバース道となった辺りで倒木が増えてきた。間伐によるものと思われたが、倒木を越えて行くのは少々面倒だった。またその辺りはコースが少し分かり難くなっていた。それでもポツリポツリと見える赤テープに近づくうちに、正しいコースを登るようになった。山頂手前はススキ帯を登るのだが、そこは少し積雪があり、多いところで10センチほど積もっていた。そこを登りきるともう山頂だった。登山口から30分しかかかっていなかった。その山頂は陽当たりが良いため、地表は半分ほど現れていた。雪のある所も2、3センチ程度しか積もっていなかった。雪は本当に少ないようだった。好展望の山頂から見える山並みも、はっきり白いのは氷ノ山、鉢伏山、赤谷山、三室山と僅かで、その他の千メートル峰は黒々とした姿だった。もう上空まで薄雲が広がっていたが、まだ陽射しを受けることがあり、風がほとんど無いこともあって過ごし易い山頂だった。視界も良く澄んでおり、北東方向には丹後半島の山まで見えていた。十分に展望を楽しむと、往路をすんなりと戻った。例年なら雪深い季節なのに、半日程度で千メートル峰を二山登ってしまったことに何となく違和感を覚えながら帰路についた。
(2017/1記)(2020/3写真改訂)
<登山日> 2017年1月7日 11:29作業道の終点近くよりスタート/11:33登山口/12:03〜28山頂/12:57エンド。
(天気) 晴れてはいたが、空の半分ほどに薄雲がかかっていた。積雪は途中で10センチ近くあったものの、山頂は地表が半分ほど現れていた。雪も2、3センチ程度だった。山頂の気温は5℃ほど、風はほとんど無し。視界は十分に澄んでいた。
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作業道を終点の近くから歩き始めた 上空には薄雲が広がっていた 轍が深く抉れている所を通る

(←)
作業道の終点に着
いて阿舎利コース
に合流した

  (→)
   合流地点に標識を
   見る
登山道はプラ階段で始まった 登山道に雪は見られなかった 足下に霜柱を見る
右手に阿舎利山の姿を見る 雪の無い登りが続く 周囲が植林地となって、巻き道を歩くようになった
倒木が多くあり、少々手こずらされた コースの分かり難い所は赤テープを追って登った ススキ帯に入って、コースを追えるようになった
背後に展望が広がってくると、再び阿舎利山を見た 前方に植林地が見えて来た その植林地の中を登った
植林地を抜けて再びススキ帯を登って行く 山頂が見えてきた 山頂に着いた 作業道終点から30分だった
山頂を南側から眺めた 雪は少なく、地表が半分ほど現れていた 山頂の三等三角点(点名・水谷)を見る
この日は澄んだ視界で展望を楽しめた なるほど一部の山を除いて雪は少なかった

(←)
上の写真に写る植
松山を大きく見る

  (→)
  後山の尾根を大き
  く見る

(←)
三室山から竹呂
山へと続く尾根
を見る

 (→)
  赤谷山を大きく見
  る
氷ノ山はさすがに白かったが、純白では無かった 藤無山を大きく見る

北東方向に須留ヶ
峰の尾根を見る
御祓山の背後には丹後半島の山まで見えていた 須留ヶ峰を大きく見る

(←)
北東に粟鹿山を見


  (→)
   左の写真の右手に
   笠杉山を見る

東から南東にかけ
てを眺めた

上の写真の右手に
三辻山を見る

ススキの広がる風
景を見る
休むうちに上空にも薄雲が広がってきた 下山は往路を引き返した 二ツ橋の方向だった 一度、植林地に入った
再びススキ帯に入ったとき、前方に氷ノ山を見る 倒木をまたぎながら巻き道を歩いた 雪のほとんど無い所まで下りてきた
アセビの茂る所を通る 足下に作業道の終点が見えて来た 後は作業道を歩いて駐車地点へと戻った