◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <西播磨編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
一山 ひとつやま | 1064.6m | 宍粟市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 音水湖 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2018年2月】 No.8 | 2018-21(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
樹林帯を抜けて山頂を見上げる 2018 / 2 |
2018年に入って1月の第三週に雪山を楽しもうと東山に向かったのだが、全くと言ってよいほど雪は無かった。そこで2月の後半入って今度こそ雪山を楽しめるだろうと向かったのが東山の北隣となる一山だった。 県道6号線を走っているときは周囲に雪は見ず、一山でも雪山は楽しめないのではと思えてきた。それが阿舎利集落への細い車道に入ると、周囲に雪を見るようになった。それも進むほどに車道上にも見るようになり、途中からは白い道を走るようになった。阿舎利集落に入ると、すっかり雪景色だった。どこまで行けるかと車を更に進めたところ、林道に入って最西端の民家が現れた先で除雪区間は終わっていた。ちょうど一山登山口の位置だった。、駐車地点は少し戻って阿舎利山の二ツ橋登山口のそばとした。まずは林道を歩いて一山登山口まで来た。そこから始まる登山道はすっかり雪に覆われている上にトレースは付いていなかったため、登山口でスノーシューを履くことにした。但しスノーシュー嫌いのパートナーは持ってきておらず、ツボ足で付いて来ることになった。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。登山道上の雪は30センチほどだったろうか。始めは山裾を歩く形だったが、最奥の民家を過ぎた先で西方向へと斜面に取り付いた。雪のためにコースは分かり難くなっていたが、目印テープが点々とあり、それを追って登った。少し登ると沢筋を歩くようになり、雪は少なくなって地肌の見えている所も現れた。それもすぐに雪の上をあるくようになり、以後は地肌を見ることは無かった。途中からコースは尾根上へと変わったが、まだ沢筋が歩き易いと思えたため、そのまま沢筋を辿った。その沢筋の傾斜が次第に増してきた。スノーシューを履いていても深く潜ることがあり、何とも登り難くなってきた。そこでトラバースして尾根筋に出た。そして再び赤テープを見るようになった。尾根筋に出てもまだ傾斜はきつく、ときに大きく潜ることがあったが、掴まる木が多くあったので厳しさは薄らいでいた。登るうちに傾斜は緩み、無理なく歩けるようになった。その尾根歩きの途中で広々とした所が現れた。そこは林道の終点位置で、そこも登山口だった。そこまで70分かかっていた。尾根歩きの続きをするのだが、登山口の急斜面が古い雪に新雪が載っている状態だったため、何度も滑り落ちてしまった。そこを過ぎると以後はさほど苦労せず歩けた。登る方向が南から南東に変わると、程なく樹林帯を抜けて前方に山頂が見えてきた。それは良かったのだが、樹林帯を抜け出たことにより風を強く受けるようになって、一気に寒さを感じながらの登りとなった。それでも一帯は伐採地とあって陽当たりが良いためか、雪は少なく20〜30センチ程度と思われた。おかげで少し踏ん張る程度で登れた。パートナーもツボ足のもかかわらず、こちらのトレースを辿れば問題無かった。また山頂が近づくほどに周囲に展望が広がり、少しはスノーハイキングらしさが出てきた。山頂に着いたときは12時になっていた。歩き始めてから2時間5分、林道登山口から55分だった。山頂には誰もおらず、トレースは全く無かった。ただ山頂の雪は少なく15センチほどだったので、好天が続けばすぐに地肌が現れそうだった。その山頂は遮る木が無いとあって風をまともに受けることになった。そこで少し離れた樹林帯に入って、そちらで休憩とした。昼食を終えると山頂に戻って周囲に目を向けたが、この日の視界はうっすらとしており、遠くは薄ぼんやりと見えるだけだった。氷ノ山はモイヤの中だった。山頂で過ごしたのは30分ほど。下山はすんなりと歩いてきた道を戻った。雪山の下山は楽なもので、ツボ足のパートナーも楽々と付いてきた。この下山で林道登山口を過ぎたとき、往路と同じく二ツ橋登山口を目指して尾根の下りを続けたが、途中で沢筋に向かわず尾根を最後まで下った。やはり尾根筋を歩くのが正しいコースのようで、易しく沢そばに下り着いた。この下山では山頂から一山登山口まで73分だったので、往路と比べるとずっと速く下って来られたようだった。やはり雪山を登り終えたときは独特の疲労感があり、幸せな感じに包まれた。そして「まほろばの湯」に立ち寄って疲れた体をほぐしたのは言うまでもない。 (2018/3記)(2020/3改訂)(2023/6写真改訂) |
<登山日> | 2018年2月24日 | 10:00阿舎利山二ツ橋登山口よりスタート/10:05一山登山口/10:15最奥の民家/11:10林道登山口/12:05〜35山頂/13:01林道登山口/13:35最奥の民家/13:48エンド。 | |
(天気) | 午前の空は薄い青空と薄い雲が空の半分ずつを占めていた。山頂が近づくと冷たい風を受けるようになった。山頂の気温は7℃ほどで、視界はうっすらとしていた。休むうちに薄黒い雲が増えてきた。ほぼ薄曇りとなった中を下山した。 | ||
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