TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
一山    ひとつやま 1064.6m 宍粟市
1/2.5万地図 : 音水湖
 
【2020年2月】 No.9 2020-34(TAJI)
 
    阿舎利峠の近くより  2020 / 2

 番州北部の山が一番白くなるのは2月ではと思えるが、2020年はあまり雪の便りは聞かなかった。それでも2月ともなれば少しは積もっているのではと期待して一山に向かったのは24日の振替休日だった。雪はあっても僅かではと予想してスノーシューの準備はせずに向かった。いざ阿舎利集落に着いてみると、雪は全く無かった。阿舎利林道の入口まで車を進めても、そこに雪は無かった。予定ではその林道入口から一山へと歩き出すことにしていたのだが、その状況を見て阿舎利峠まで車を進められるものなら、2年前と同じく阿舎利山も併せて登ろうと考えた。林道に入っても雪は無く、一山への作業道が分岐する辺りで漸く見るようになったが、それも車の進行を妨げるものでは無かった。順調に進んでこれなら峠まで行けるのではと思えだしたとき、雪では無く悪路によって進行を阻まれた。無理をすれば進めそうだったが、峠まで近いと思われたので、その悪路部分の手前に車を止めて、そこから阿舎利山登山を開始した。時間は10時だった。予想通り阿舎利峠までは12分ほどで歩けて、峠から始まった尾根歩きでも雪は僅かで易しい登りだった。おかげで阿舎利山登山は滞りなく終わり、駐車地点に戻って来たときは12時前だった。すぐに一山へと向かう。阿舎利林道を離れて一山へと近づける作業道に入ると、阿舎利林道と違ってすっかり白くなっていた。山陰部分が多いためだったが、それでも積雪としては5センチ程度だったのでスムーズに進めた。そのまま作業道終点の登山口まで進めると思っていたところ、作業道が土砂崩れですっかり崩壊している所が現れた。仕方なくその手前に駐車して歩き始めたが、崩壊箇所から作業道終点までは僅か2分の距離だった。登山コースに入ったのは12時27分。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。コース上の雪は阿舎利山と同様に少なかった。山陰になっている所は白くなっていたが、それでも5センチ程度で、山頂が近づいてカヤトの斜面を登るようになると、そこは雪が少し付いていると言える程度だったので、ほぼ土の部分を登って行けた。おかげで作業道終点から山頂まで30分だった。阿舎利山よりもずっと早く着いたようだった。山頂は遮る木が無いとあってほぼ雪は見ず、到底2月の山頂とは思えなかった。風もほとんど無く、おかげでのんびりと山頂展望を楽しむことが出来た。山頂で20分ほど休むと、下山はすんなりと往路を戻った。山頂での休憩時間を含めても1時間半のミニハイキングだった。
(2020/3記)
<登山日> 2020年2月24日 12:22駐車地点スタート/12:27作業道終点登山口/12:57〜13:21山頂/13:48エンド。
(天気) 午前からほぼ雲を見ない快晴の空が続いていた。山頂の気温は10℃で、風は僅かだった。視界は良いとは言えたが、白っぽい見え方で鮮やかさは無かった。
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作業道に崩壊箇所があり、その手前から歩き始めた 崩壊箇所に来た 道はすっかり崩れていた 崩壊箇所を越せば易しく歩けた
崩壊箇所から2分で登山口となる作業道終点に着いた そこにある標識を見る すぐに登山道に入った
アセビの若木を周囲に見ながら歩いて行く 北に見えていたのは先ほど登っていた阿舎利山だった 少しずつ雪を見るようになった
少しずつ雪は増えてきたが、5センチ程度だった 登山道は途中でトラバース道になった 真っ直ぐ山頂に向かい出すと、樹林を抜け出した
陽当たりの良い斜面とあって、雪は少なかった 登山コースに従うと、植林地に近づいた 一度、植林地の中を歩くことになった
植林地を抜け出してまた陽当たりの良い斜面を登った 背後にどっしりとした姿を見せるのは阿舎利山だった 雪の少ないまま山頂が間近になった

(←)
山頂に着くと雪は
ほとんど無かった

 (→)
  三等三角点(点名
  ・水谷)を見る

一山の山頂は以前
と変わらず素晴ら
しい展望地だった

北の阿舎利山を中
心に眺める
西に見える植松山を大きく見る 三室山は少し白かった 西の東山を大きく見る

(←)
赤谷山を望む


 (→)
  氷ノ山はさすがに
  白かった

阿舎利山の右に見
える山並み、北東
から東にかけてを
眺めた
三久安山を大きく見る 藤無山を大きく見る 御祓山を大きく見る
笠杉山の方向を少し大きく見る

東から南東にかけ
てを眺めた
千町ヶ峰を大きく見る チラリと見える笠形山の山頂を大きく見る 暁晴山を大きく見る
山頂の山名標識を見る 山名標識の側から三角点の方向を眺める 西の山並みを良く眺めようと、少し西斜面を下った

少し下ると黒尾山
が望めるようにな
り、そこより北へ
と続く山並みが一
望となった
黒尾山を大きく見る 荒尾山を大きく見る 雪の無い西斜面を山頂へと戻った
山頂を越して北斜面に入り、下山の途についた 植林地まで下りてきた 登山口へと尾根を歩く
足下に作業道終点の登山口が見えてきた 作業道に入って崩壊箇所を通る 崩壊箇所を過ぎれば駐車地点までは僅かな距離だった