TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
一山    ひとつやま 1064.6m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 音水湖
 
【2023年6月】 No.10 2023-102(TAJI&HM)
 
    波賀町飯見より  2023 / 6

 展望の良い山を楽しもうと久々に一山に向かったのは、2023年6月の第一土曜日のこと。前日は一日中雨が降っており、強い雨でもあったので地盤の緩んでいる恐れがあった。始めは野尻阿舎利林道を走って最短コースで山頂に立とうと考えていたのだが、林道が悪路になっている可能性も考えて、じっくり麓から登ることにした。そこで阿舎利集落を抜けた先、二ツ橋を渡って阿舎利山の二ツ橋登山口に駐車とした。そこから一山登山口の標識が立つ位置まで林道を歩いて一山コースに入った。登山道に入ると、以前と変わらず優しげな道で新緑の木々に包まれての登りだった。少し登ると沢そばに出たのだが、そこが大きく変わっていた。左手から新たに作られた作業道が合流すると、沢沿いの登山コースは作業道に変わったのだが、大雨の後と言うこともあってか作業道はどろどろ状態だった。石ころも多くあり歩き難さを我慢しながら歩いた。その作業道を歩くうちに標識が現れると思っていたのだが、沢沿い歩きが長く続くことを疑問に思って途中でGPSで現在地を確認した。やはり沢そばを歩き過ぎていたようで、あわてて作業道を引き返して正規コースが分岐する位置まで戻った。分岐点は作業道が一度沢を横切る位置で、そこに目印は無かった。植林地の斜面に入ると、すぐに登山コースを追えるようになった。一度沢そばを歩いたが、程なく尾根歩きに移った。周囲は植林地から再び自然林となり、その美しさを楽しめることになった。登るうちに周囲にアセビが増えてきた。そして登山道の傾斜が増してきた。そのやや急坂の先で林道の終点位置に着いた。その広場を通って登山道の続きに入った。自然林の尾根歩きも途中で終わって巻き道に入った。その巻き道からまた斜面の登りに入ると樹林帯を抜け出した。登る方向が漸く山頂方向となって、背後に展望が広がってきた。阿舎利山の尾根の背後に氷ノ山が見えていた。一度植林地に入ることがあったがすぐに抜け出ると、山頂まで伐採地だった。そして林道終点位置から30分で山頂到着となった。快晴の山頂は強い風が吹いており、寒さを感じるほどだった。その風のおかげか視界は澄んでおり、存分に展望を楽しめることになった。南の方向を覗いて周囲を千メートル峰が囲んでおり、その中で見る氷ノ山は雄大さがあった。風は冷たくとも陽射しの下では暖かく、陽射しを受けながらの昼休憩だった。そして下山は往路を戻ったのだが、それは林道終点位置までで、終点位置からはひたすら林道を歩くことにした。けっこう大回りになるが、荒れた作業道を歩きたくないのが理由だった。林道に入るとすぐに以前からある崩壊カ所を通ったが、そこを過ぎると林道に荒れた所は無かった。林道の周囲に植林は少なく、自然林の美しさを楽しみながらの林道歩きだった。ただ歩く距離はけっこうあるとあって、野尻阿舎利林道との合流点まで20分、更に1時間近く歩いて二ツ橋登山口に戻ってきた。
(2023/6記)
<登山日> 2023年6月3日 10:16二ツ橋登山口スタート/10:30民家のそばから登山道に入る/途中で道誤りあり(12分のロス)/11:19林道終点位置/11:50〜12:32山頂/12:57林道終点位置/13:19野尻阿舎利林道に合流/14:13二ツ橋登山口エンド。
(天気) 快晴。山頂の気温は16℃。風が強く吹いており、少し寒さを感じた。視界は良かった。快晴は終日続いた。
<< Photo Album 2023/06/03 >>
阿舎利集落を抜けて二つ橋を渡ると、二ツ橋登山口が現れた 登山口の前に駐車した 阿舎利山コースには入らず、野尻阿舎利林道を歩き始めた そばを流れる阿舎利川の水量は多かった
林道を数分歩くと、民家が現れた その民家の先で一山の登山口が現れて、枝道に入った 一山の登山口標識を見る
一山コースに入るとクリンソウがいっぱい咲いていた クリンソウの花を近づいて眺めた 一山コースは始め東に向かうことになった
南に向かうようになると、別荘風の民家が現れた その民家のそばから登山道が始まっていた 登山道に入ったとき振り返って別荘風の民家を眺めた
緩やかな登山道を登って行く 自然林に包まれての登りだった 尾根筋には入らず、沢に近づいた
沢沿いの小径を暫く歩くと思っていると、左手から作業道が現れて小径は作業道に変わってしまった 木材搬出のための作業道と思われたが、大雨の後とあって作業道は歩き難かった 作業道は沢を横切って続いていた その作業道をそのまま歩いてしまった
沢沿い歩きが続くのでGPSで現在地を確かめたところ、沢沿いを歩き過ぎていた 地図の破線路を目指して引き返すと、分岐点は先ほど沢を渡った位置だった 破線路へと斜面を登ると、すぐに小径に出て目印を見るようになった
一度、沢そばを通った この標識が現れて沢から離れることになった 植林地の尾根を登るようになった
周囲は自然林に変わってきた やや急坂だった尾根が、緩やかになってきた 林道の終点位置に着いた そこは林道登山口だった
登山口の標識は、歩いて来た方向を二ツ橋としていた 階段を登って尾根歩きの続きに入った アセビの茂る所を通った
また自然林に包まれた イワヒメワラビが現れると、巻き道に入った また斜面を登るようになると、一度樹林を抜け出した

(←)
山頂に向かって伐
採地を登るように
なった

 (→)
  背後に北の山並み
  が広がってきた

山頂の手前にま
植林地があった

その植林地に入
って山頂に近づ
いた
植林地を抜け出ると、山頂まで伐採地登りだった また背後に展望が広がった 山頂が目前となった
山頂に着いた 林道終点位置から30分だった 三等三角点(点名・水谷)を見る 南側から山名標柱を眺めた
この日の視界は澄んでいた 南西から西、北にかけてを眺めた
上の写真の右に続く風景を見る 北から東、南東にかけてだった

山頂より西斜面を
少し下ると、黒尾
山が望めた
黒尾山を大きく見る 後山を大きく見る 三室山を大きく見る

(←)
三室山の右手を見


 (→)
  赤谷山を大きく見
  る

氷ノ山を大きく見


氷ノ山の山頂に立
つ避難小屋が確認
出来た
須留ヶ峰の方向を眺めた

上の写真の右に続
く山並みを眺める

山頂の東面側では
アセビが茂ってい


南西方向に見えて
いたのは、飯見地
区だった

整然とした棚田は
田植えが終わって
いた
下山は往路を戻った 樹林帯へと入る 樹林帯を抜けると、また展望が広がった
白い花はコガクウツギと思われた 尾根筋に入った 林道の終点位置まで戻ってきた
終点位置からはひたすら林道歩きで戻ることにした すぐに林道の崩壊箇所が現れた 崩壊地を越すと、後は易しい道だった
林道の周囲は自然林だった エゴノキの花を見る 自然林の美しさを楽しみながら歩いた
林道はずっと緩やかな道だった 20分ほど歩いて野尻阿舎利林道に合流した 合流点には一山の登山口標識が立っていた

合流点からは一山
が眺められた

野尻阿舎利林道歩
きに移った

荒れた箇所は無か
った
鮮やかな新緑色の木を見た 阿舎利山の東尾根に伐採地を見た 野尻阿舎利林道も周囲は自然林だった
自然林は終わって、植林地に囲まれた 林道がヘアピンカーブになっている所を通った 先ほど見えていた伐採地のそばを通った
すぐそばに沢を見るようになった 沢は阿舎利川となって二ツ橋登山口に近づいた 飯見集落に移動して、そちらから阿舎利山を眺めた

飯見集落の棚田は
有名だが、その棚
田が田植えを終え
た直後だった

棚田を前景にして
一山を眺めた

一山と東山の並ぶ
姿を見ることも出
来た