この日は同じ峰山高原の夜鷹山を登っていたが、高原からのコースを登ったとあって当然のごとく物足りなさがあった。そうなるともう一山登ろうと、これも当然のごとく暁晴山へと向かった。前年11月に同じく峰山高原から登っていたので、山頂の雰囲気だけ味わうことにした。そこでスタート地点はホテル・リラクシアからでなく、山頂の電波塔へと通じる管理道路のゲートの位置から歩き始めることにした。キャンプ場ノエリアを通ってそのゲートの位置に着いたのは12時。ゲートの前は広々とした空き地になっており、そこに車を止めた。後は山頂までのほとんどを舗装路歩きだった。ただゆっくり歩くのみ。季節柄満開のコバノミツバツツジを見た。車道は終始緩やかで、登るうちに右手にスキー場のゲレンデを見るようになった。舗装路は山頂の間近に建つ電波塔までで、後は未舗装の車道を歩いて山頂に立った。ゲートの位置から22分だった。そこにも幾つか電波塔が建っていた。前年に登ったときは曇り空と冬のような冷たさのために展望を十分に楽しむとはいかなかったが、この日は好天の上に好視界だった。氷ノ山もすっきりと見えていた。心もちひんやりとした風はひたすら快く、その風に吹かれながら夜鷹山では十分に楽しめなかった展望をここで取り戻すかのように好展望を楽しんだ。少しばかり昼寝も楽しんで、山頂で休んでいたのは50分ほど。下山は往路を戻るのみ。また緩やかな舗装路を歩くとあって、ごく気楽にゲートの位置へと戻って行った。
(2022/5記) |