TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
阿舎利山    あじゃりやま 1087.4m 宍粟市
 
1/2.5万地図 : 音水湖
 
【2017年1月】 No.9 2017-06(TAJI)
 
    一山より  2017 / 1

 2017年の新年を迎えても雪はあまり降らず、兵庫県のスキー場はオープン出来ない所が多いようだった。番州北部となると更に少ないようで、どれくらい少ないのかを展望の良い山から眺めたくなった。そこで決めたのが一山で、阿舎利集落側からの登山道を登って行くことにした。向かったのは1月7日の土曜日のこと。
 この日は朝から快晴だったが、翌日から天気は悪化しそうだったので、少ない雪を見られるのはこの日までのようだった。県道6号線を北上し、三方町から標識に従って阿舎利集落への道に入った。細い車道に雪を見ることは無く、終始スムーズに走れて阿舎利集落に到着となった。集落に着いても車道に雪は無く、その先の阿舎利林道にも雪が見られない状態に、これなら林道もけっこう走れるのではと思えた。そのとき新たな考えが浮かんで、一山と阿舎利山のどちらも最短距離の登山口から登ることが可能ではと考えた。そこで急きょ予定を変更して、先に阿舎利山を目指すことにした。阿舎利峠まで行けないようなら一山に絞る考えでもあった。標高950mの阿舎利峠へと林道を走り始めると、次第に雪を見るようになった。それも5センチ程度で、陽の当たる所には雪は見られなかった。但し日陰では雪は無くとも水溜まりはすっかり凍っていた。スタッドレスタイヤは履いていても慎重に車を進めた。それと轍が抉れており、何度か手こずらされた。それでも何とか阿舎利峠まで走ることが出来た。峠に着くと、そこは陽当たりが良いようで、雪はほとんど見られなかった。そして大展望が広がっていた。その展望を楽しんでから登山開始とした。その阿舎利山登山の様子は下の写真帳をご覧いただきたい。往路は尾根上の登山コースを忠実に辿って登った。始めに現れた伐採地も展望が良く、東から南へと広く眺められた。やはりどの山も雪はほとんど見られず、南東向かいの一山が心持ち白くなっている程度だった。少し進むと西に三室山が見えてきたが、そちらはさすがに白かった。登るほどに地表は雪に覆われてきたが、多い所でも5センチ程度で、ほぼ無雪期と変わらぬ感じで歩けた。おかげで登山口から40分で山頂到着となった。山頂も5センチ程度の雪とあって、普通に歩き回れた。山頂に着いて氷ノ山が眺められると、そちらはすっかり白くなっていたが、それでも例年の純白の姿では無かった。山頂では10分ほど過ごしただけで、下山はすんなりと歩いてきた道を戻った。それも右手に作業道が見えてきたとき、その作業道に下りて、後は作業道を歩いて登山口へと戻った。
(2017/1記)(2020/2写真改訂)
<登山日> 2017年1月7日 9:50阿舎利峠登山口スタート/10:24[1080m]ピーク/10:30〜40山頂/10:58作業道に下りる/11:08エンド。
(天気) 快晴。澄んだ青空で、雲はほとんど見られなかった。山頂の気温は1.5℃、風はほとんど無し。山頂で積雪は5センチほど。視界はくっきりとしていた。登山口に戻ってくると気温は8℃に上がっていた。上空は薄雲が広がってきていた。
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(←)
登山口辺りはほと
んど雪を見なかっ


  (→)
  登山口に入って尾
  根を登って行く
ネットに沿って登ったが、そこは好展望地だった 一山を中心にして南東から南にかけての山並みが眺められた なるほど雪は少なかった
右上の写真に写る須留ヶ峰を大きく見る 一山は心持ち白いと思える程度だった 暁晴山を大きく見る
東山を大きく見る 左手には間近に作業道が走っていた 植林地を登って行く
植林の切れ目があり、西に向かっての展望が得られた 三室山を大きく見る

(←)
後山の尾根を大き
く見る

 (→)
  後山の左手に見え
  た尾根を大きく見
  る
木々を通して山頂方向を眺めた 少しずつ雪を見るようになった 雪の無い所は霜柱が立っていた
緩やかな尾根歩きだった 雪が増えてきたが、それでも5センチ程度だった 山頂を示す標識を見る
前方にブナの木が現れた 南隣の1080mピークに着いた 源流モニュメントの標識を見るも、山頂を目指した
山頂が目前になった 山頂に着いた 一面雪だったが積雪は5センチ程度だった

山頂の三等三角点
(点名・引原山)
を見る

展望のある北の方
向に少し下った

北に向かって開けていたそこには、氷ノ山の姿があった 氷ノ山を大きく見る 白いものの例年の白さでは無かった
上の写真に写る赤谷山を大きく見る 氷ノ山の右手に鉢伏山を見る 木々の隙間から三久安山と藤無山の並ぶ姿を見る
北側から山頂を眺めた 下山を往路を戻った 真っ直ぐに進んでしまいそうな所に標識を見た
右手に作業道が見えたとき、そちらに向かった 作業道を歩いて登山口に向かった 阿舎利林道に合流した
合流点のすぐそばが登山口だった 上空には薄雲が広がろうとしていた 阿舎利峠から次に向かう一山を眺めた