TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
段ヶ峰    だんがみね 1106m
  宍粟市・朝来市
フトウガ峰 1082m
朝来市
1/2.5万地図 : 神子畑
 
【2020年5月】 2020-89(TAJI&HM)
 
    《段ヶ峰》 フトウガ峰より  2020 / 5 《フトウガ峰》 段ヶ峰より  2020 / 5

 千町峠を起点としてフトウガ峰から段ヶ峰へと周回で歩こうと向かったのは、2020年5月後半の好天の日だった。基幹林道千町段ヶ峰線を走って千町峠に着くと、車は峠の位置から平石山の方向へと延びる支林道を少し入って、路肩が広くなっている所に駐車とした。まずは倉谷林道を東へと歩いて杉谷コース登山口を目指した。林道は緩やかな下り坂で、始めは舗装林道だったが程なく未舗装路に変わった。その林道の周囲は自然林になっており、その木々が今が見頃と思える見事な新緑だった。ただ林道歩きは長く、一部はけっこう荒れていた。杉谷コースの登山口に着いたときは、千町峠から70分が経っていた。登山口に入って沢筋に沿って登って行くと、途中で沢登りコースと林間コースとに分かれた。そこは易しい林間コースを選ぶと、ほぼ植林地の中を登って尾根に近づいた。尾根筋に出ると緩やかな上り坂となり、周囲の木々も自然林に変わって再び新緑を楽しめることになった。緩やかな登りが続いて標高も1000mを越すと、樹林帯は終わって笹原の風景の中に入った。フトウガ峰の山上に出たようだった。メインコースに合流すると右手となるフトウガ峰の山頂に向かった。山頂に着いて昼休憩としたが、フトウガ峰の真っただ中のいる雰囲気は悪くなかった。その頃より上空の雲は徐々に増えて空の半分ほどを占めるまでになっていたが、まだまだ晴れの天気だった。高原風景の中で目に付いたのは、こんもりとしたアセビの木が点々とあることで、そのアセビが赤い若葉の姿になっており笹地のアクセントになっていた。昼食後は更に東へと歩いて三角点ピーク(四等三角点・倉谷)にも立ち寄った。そこからは引き返す形で段ヶ峰へと向かった。風は爽やかで高原散策の雰囲気を十分に味わえた。再びフトウガ峰の山頂に立ち、更に西へと向かうと歩く方向は北となり、鞍部へと下った。その鞍部の辺りは樹林帯になっており、伸びやかな風景とは分かれることになった。その頃には上空はほぼ薄雲で覆われており、そのため陽射しが現れても柔らかい陽射しだった。緩やかに登り返すと歩く方向は西となり、周囲は再び笹地となった。風景に広がりが出てきて、再び高原を散策する風になった。左手にはフトウガ峰がすっきりと見えていた。そして前方は段ヶ峰だった。山頂手前の二等三角点(点名・段ヶ峰)を確認した後に山頂に立った。山頂に立ったときこそはっきりとした陽射しを受けたが、すぐに薄雲が太陽を隠してしまった。後は薄晴れの下での休憩だった。以前と変わらず好展望の山頂を楽しむと、後は千町峠へと下山に移った。その千町峠への道は易しく、20分少々で千町峠に下り着いた。
(2007/7記)
<登山日> 2020年5月22日 10:30千町峠スタート/11:41フト谷コース登山口/12:34〜13:14フトウガ峰/13:49〜14:03段ヶ峰/14:26千町峠エンド。
(天気) 雲の多い晴れだった。林道の気温は15℃ほど。山上に出ると、概ね17℃だった。風は弱く吹く程度で十分に涼しかった。視界は良かった。フトウガ峰までは快晴だった、その後は徐々に薄雲が増えてきた。段ヶ峰に着く頃には薄晴れの空に変わっていた。
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駐車地点から悠友山荘を眺めた 悠友山荘の前を通って倉谷林道に向かった 悠友山荘の新緑を眺めた
この舗装林道は千町・段ヶ峰線だった 周りの自然林が見事な新緑だった 千町・段ヶ峰線を離れて倉谷林道に入った
倉谷林道は未舗装路だった 林道の周囲は新緑の盛りだった 但し、路面はけっこう悪路だった

前方に見えてきた
尾根は、フトウガ
峰の南尾根で、こ
の尾根を登る予定
だった

林道はごく緩やか
なまま南尾根に近
づいた
南に見えたのは平石山だった コバノガマズミの花を見る 新緑の美しさはずっと続いた
頭上の若葉を見上げた 千町峠から70分かかって杉谷コースの登山口に着いた 但しその辺りはフト谷(フトウ谷)だった フト谷川に沿って登山道は始まっていた
杉谷コースと沢登りコースに分かれると、杉谷コースを選んだ 始めは植林地の斜面を登った 植林地から自然林に変わってきた
大きな岩のそばを通った はっきりと尾根を歩くようになった 尾根の傾斜が増すと、ロープが張られていた
樹林を抜け出ると、アセビが茂っていた また樹林に入るも、もう緩やかな尾根歩きだった またアセビの茂る所を通った
歩くほどに尾根の雰囲気は良くなった この尾根の新緑も見頃だった フトウガ峰が近づいて、樹林帯を抜け出した
高原風景の中を歩くようになった いかにもフトウガ峰と言った風景だった 登山道ははっきりしていた
縦走コースに合流した 標識を見ると、そこは「フトウ谷分岐」だった 左に向かえば段ヶ峰で、右はフトウガ峰だった
分岐点に立って西の方向を眺めた
「フトウ谷分岐」を離れてフトウガ峰に向かった すぐにフトウガ峰のピークに着いた 生野高原のど真ん中と言った風景だった

(←)
フトウガ峰のピー
クから東の方向を
眺めた

 (→)
  達磨ヶ峰を大きく
  見る

北に氷ノ山を見る

少し離れた位置か
らフトウガ峰を眺
めた
フトウガ峰の東端にある1072mピークに向かった 大きな岩が現れると、その先に三角点が見えていた 四等三角点(点名・倉谷)を見る
三角点の位置も好展望地だった 東に広がる山並みを眺めた

上の写真に写る粟
鹿山を大きく見る

三角点を離れてフ
トウガ峰へと戻っ

フトウガ峰のピークに戻ってきた 段ヶ峰へと向かう フトウ谷分岐まで戻ってきた 前方に段ヶ峰を見る

(←)
段ヶ峰へは回り込
むようにして近づ
くことになる

 (→)
  鞍部の樹林帯へと
  向かった
樹林の中を歩いて行く 易しい道が続く 樹林を抜けて、緩やかに登った
段ヶ峰の尾根へと近づいて行く また樹林に入ったが、すぐに終わった 樹林を抜けると、前方が開けてきた
前方に段ヶ峰の山頂が見えてきた 左手の丘はフトウガ峰だった

段ヶ峰の山頂へ
と近づいて行く

また高原散策の
雰囲気となった

杉山への道が右手
に分かれたので、
そちらに入った

尾根上に出ると、
そこに三角点を見

二等三角点(点名・段ヶ峰)だった 尾根上の道で山頂に向かうことにした 山頂が目前になった 薄雲が広がってきた
薄雲の広がる山頂に着いた 休むうちに一度陽射しが現れたが、長くは続かず後は消えたままだった
段ヶ峰山頂より北東から南東までを眺める
段ヶ峰山頂より南から南西までを眺める
段ヶ峰山頂より南西から北にかけてを眺める
夜鷹山の辺りを大きく見る 後山から三室山にかけてを少し大きく見る
下山は千町峠の方向に下った 前方に千町ヶ峰を見る 右手に笹原の風景が広がることがあった
樹林帯へと入った 峠が近づいたとき、植林地に沿って下った 悠友山荘の前に出た
登山口に下りてきた 段ヶ峰登山口の標識を見る 支林道に入って、駐車地点に近づいた