TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編
 
藤無山    ふじなしやま 1139.4m 宍粟市・養父市
1/2.5万地図 : 戸倉峠
 
【2018年3月】 No.7 2018-44(TAJI&HM)
 
    大屋スキーの最上部より  2018 / 3

 藤無山を北面側にある大屋スキー場から登ろうと向かったのは、2018年3月の最終日だった。大屋スキー場から登るのは8年ぶりだった。スキー場は3月始めに営業を終えていたが、駐車場には10台ほどの車が止まっていた。どうやらメンテナンス関係の車のようだった。スキー場のゲレンデには雪はほとんど無く、雪を気にせず登山が出来そうだった。まずはゲレンデを登って行く。けっこう急斜面とあって良い運動だった。登るほどに後方に展望が広がって、但馬の妙見山の姿が眺められるようになった。ゲレンデ野最上部まで来ると、白い氷ノ山の頂がちらりと見えるようになった。リフト頂上駅まで来ると、そこより林道歩きだった。斜面に無理やり作った感のある林道は崩壊が目立った。もう車の通行は無理なようだった。尾根と接する位置まで来ると登山口標識が現れて、そこからは植林地の斜面に取り付いて尾根歩きに移った。尾根を歩くようになって強い西風を受けるようになったが、風の冷たさは冬の名残があった。周囲は植林地だったり雑木だったりで、雑木はどの木も葉を落とした姿で、その木々の空いた所からときおり赤谷山や尾根続きの三久安山が望まれた。尾根は小さなアップダウンはあるものの急傾斜は無く歩くのは楽だったが、風は衰えることは無くその冷たさが身に凍みた。山頂が近くなると左手に展望が現れて、氷ノ山から妙見山までがすっきりと眺められることがあった。山頂に着いたのは駐車場から一時間半後、登山口に入ってから54分後で、特に厳しい所も無いまま着くことになった。山頂は三角点を中心に開けていたが、やはり風が冷たかった。そこで風を避けられる東斜面に入って、そちらで昼休憩とした。山頂ではその東斜面側にだけ展望があって、須留ヶ峰から生野高原までの尾根が前方に広がっていた。その風景を眺めながら昼休憩とした。藤無山を久し振りに登っての印象としては、山の木々は冬姿であり風もまだまだ冷たかったとあって、登山を楽しむには季節外れに登ってしまったとの思いだった。山頂で30分ばかりの休憩をとった後は、すんなりと往路を戻っての下山とした。下山時は昼の時間となっていたので、風の冷たさは幾分和らいでいた。緩やかな尾根は下山ではいっそうの易しさで、ごく気楽な下りだった。一時間も下ればスキー場のリフト頂上駅まで戻ってきた。後は雪の無いゲレンデをきままに下って行くだけだった。
(2018/4記)(2020/3改訂)
<登山日> 2018年3月31日 9:58大屋スキー場の駐車場よりスタート/10:20第一リフト頂上駅/10:36登山口/11:30〜12:04山頂/13:08リフト頂上駅/13:21エンド。
(天気) 快晴。薄青空ながら雲は見られなかった。尾根の気温は13℃で、西風がけっこう冷たかった。山頂は陽射しに包まれており、20℃近くあった。視界は白っぽいながら、まずまず良かった。
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駐車場には工事関係の車が多く止まっていた ゲレンデに向かって歩き始めた ほぼ雪の消えたゲレンデだった

ゲレンデを登るほ
どに後方に風景が
広がってきた

スキー場の最上部
に近づくとダート
道が現れたので、
それを歩いた
北を見ると、氷ノ山が頂を現していた 氷ノ山の右手に見えていたのは妙見山だった スキー場の最上部まで来ると、藤無山の山頂が望めた
第一リフトの頂上駅へと向かった 氷ノ山見ると、三ノ丸辺りも姿を現していた リフト頂上駅の前まで来た
すぐ近くを林道が走っており、その林道へと入った 林道を歩いて境界尾根に近づいた 行く手に境界尾根を見る
東に展望の現れることがあった 林道に水溜まりが出来ていた そこで見たのはカエルの卵だった
林道は崩壊部分があった 林道に雪が残っているのを見た 尾根が近づいて藤無山の標識を見た
尾根に着いて藤無山の方向に向かった 道谷集落からのコースもあるようだった 植林地の中を登って行く 冷たい風を受けるようにな
った
少し登ると緩やかな尾根歩きに移った 尾根は植林地のため、展望は良くなかった 木々の隙間から覗いていたのは三久安山だった
小さなピークを越しながら高度を上げた 前方に山頂が望まれるようになった 雪解け直後とあって枯れ草はひしゃげていた
北東に展望が現れたとき、床尾山まで望めた また道谷からの小径が合流した 冷たい風を受けながらの登りが続いた
山頂が近づいて、氷ノ山から妙見山まで眺められる所が現れた 尾根にも少し残雪が見られるようになった 山頂が目前となった
藤無山の山頂に着いた そこでも強風を受けることになった 山頂の二等三角点(点名・三本杉)を見る
風を避けて山頂の東斜面側で休憩とした その東斜面からは東の山並みが良く見えた
須留ヶ峰の尾根を少し大きくミール 上の写真の右手を見る

上の写真の千ヶ
峰の辺りを大き
く見る

山頂で30分ほど
休むと、歩いて来
た道を戻った

 この下山では展望
 を気にしながら下
 った 北に氷ノ山
 を見る


   氷ノ山の右手に妙
   見山を見る

 緩やかな尾根を下っ
 て行く


   南西に三室山を見る

 西に赤谷山を見る


  氷ノ山と妙見山の間
  に鉢伏山を見る
ブナのそばを通る 山頂がだいぶ離れて背後に見えるようになった 足下に登山口が見えてきた
林道へと向かった 林道を歩いて大屋スキー場へ リフト頂上駅に近づいた

スキー場に入って
ゲレンデを下って
行く

広々としたゲレン
デを下って駐車場
へと近づいた