TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北但馬 
 
妙見山    みょうけんさん 1139m 養父市・香美町
点名・東山 1047.3m
1/2.5万地図 : 栃本/関宮
 
【2024年10月】 No.5 2024-181(TAJI&HM)
 
    氷ノ山より  2024 / 9

 前回の妙見山登山から8年経って再訪を考えたとき、久々に作山コースで登ろうと考えた。向かったのは2024年10月の祭日、14日の「スポーツの日だった。新しく出来た笠並トンネルを抜けると、すぐに現れたのは猿尾滝入口交差点で、そこを右折した。後は道なりに走って作山集落に入ると、集落を通り抜けて更に東へと走った。その車道の終点が作山コース登山口で、数台分の駐車スペースがあった。このときまで作山コースは以前の記憶から多少歩き難さはあるものの無理なく妙見峠に出られるものと思っていたのだが、そうでは無かった。前回登山から20年の間に登山道は崩壊が進んでおり難路になっていた。沢沿いをずっと歩いて行くのだが、登山道は次第に細くなりはっきりしなくなった。目印を追ううちにはっきりすることもあったが、長くは続かず不確かになった。沢の中を適当に歩くこともあった。どうやら作山コースはもう登山道として機能していないようだった。そうなれば道を追うようなことはせず、沢筋からは離れないようにするものの歩き易い所を歩いた。その作山コースで突然のように標識を見ることがあった。そうするうちに妙見峠が近づくと、また道ははっきりして無難に妙見峠に着いた。峠には地蔵さんが置かれていた。その妙見峠からは尾根道を歩いて妙見山へと向かったが、尾根道とは別に作業道が尾根の間近を尾根と平行して続いていた。尾根を歩いていると、その作業道に接することもあった。尾根道はごく緩やかな道で、左手は自然林で右手は植林地だった。その尾根道が山頂が近づいて傾斜が増してきた。その頃には作業道は離れていた。そして妙見峠から40分ほどで山頂到着となった。山頂は開けており、中央に方位盤が置かれていた。三角点は少し離れ位置にあった。四等三角点(点名・妙見山)だった。そこまでほぼ展望は無いまま来ていたが、山頂は北西方向に少し展望があり、北へと続く尾根やその左手が眺められた。ところで妙見山は三角点ピークが最高点では無く、その南隣が1139mあり、三角点の位置より数メートル高かった。そこで1139m地点にも立ってみたが、そこは単なる樹林帯だった。この日は当初の予定では山頂までのピストンと考えていたのだが、持っていた地図を見ると、妙見峠の北にあるピークに三角点記号が付いていた。そこでその1051mピークにも立ち寄ることにした。妙見峠へと戻るに当たっては、主に作業道を歩いた。その作業道歩きで妙見峠に戻ると、1051mピークの近くまで続けて作業道を歩いた。そして適当な所で尾根に上がると、そこから僅かな距離で三角点ピークに着いた。そこは木々に囲まれた平凡なピークで、すぐには三角点は見当たらなかった。その三角点は笹に隠れており、笹を刈って四等三角点(点名・東山)を顕わにした。これで二つ目の目的も達したので、後は尾根筋を歩いて妙見峠へと戻った。妙見峠からは作山コースを戻るのだが、忠実にコースを辿っているつもりでもコースを外れてしまうことになり、そうなると歩き易そうな所を探りながら下った。ときに滝のそばを通ることがあり、そこは大巻をすることになった。常にコースどりを考えながら下った。スムーズに歩けるようになったのは登山口が近くなってからだった。それでも妙見峠を離れてから1時間少々ほどで無事登山口に戻ってきた。
(2024/11記)
<登山日> 2024年10月14日 9:48作山コース登山口スタート/10:59〜11:06妙見峠/11:48〜12:29山頂/13:14妙見峠/13:23〜36点名・東山/13:47妙見峠/14:53登山口エンド。
(天気) 雲の多い晴れ。山頂の気温は20℃。涼しい風を受ける。視界は少しうっすらしていた。

626:東北東/660:西北西/707:東の方向/721:東南東/725:北北西/826:東北東/峠は17℃/山頂に向かっているとき、左は自然林で右は植林地だった。
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林道の終点に駐
車スペースがあ
り、そこは作山
コースの登山口
だった

登山道に入った
登山口標識を見る 始めははっきりとした登山道だった 小さな沢を渡った
石仏を見た 登山道は沢沿いに続いた 沢から離れることもあった
狭い谷あいを登るようになった 道がはっきりしなくなり、ときに沢を横切った 目印テープを追いながらも、適当に歩く感じとなった
突然のように標識を見た 峠が近づくまで沢沿いを歩いた 沢が終わると、つづら折れで峠に近づいた
峠の手前で林道が現れた その林道を横切ると、峠は間近となった 妙見峠に着いた その直前でも作業道を横切った

その作業道を眺め


妙見峠には二体の
石仏が置かれてい

石仏の顔は優しかった 峠の標識を見る 「大谷の頭」は南にある1020mピークと思われた
作業道ではなく、尾根道で山頂に向かった 作業道が間近を続いていた ブナの木を見るようになった
「大谷の頭」を越して行く 越した先で作業道は尾根筋から離れた はっきりと上り坂になった
ブナ林を歩いた 以前が笹原だったことを窺わせる尾根だった 山頂へと最後の登りにかかった

(←)
山頂が目前になっ


 (→)
  山頂に着いた8年
  ぶりの妙見山山頂
  だった
山頂の方位盤を見る 三角点の位置から山頂を眺めた 足下の四等三角点(点名・妙見山)を見る
尾根道は麓まで続いているようだった その方向へと、最高点まで歩くことにした 最高点となる1139mピークは樹林に囲まれていた

すぐに山頂へと引
き返した

戻るときは展望に
注意を払った

山頂の手前で北の
方向が眺められた

(←)
蘇武岳を大きく見


 (→)
  蘇武岳の左手も眺
  められた
山頂に戻ると、妙見峠へと引き返した 順光で見るブナ林も美しかった 緩やかな下り坂は気楽だった
展望に注意していると、木々の空いた所から豊岡市街が眺められた 左の写真の右に続く尾根も眺められた

高竜寺ヶ岳を少し
大きく見る

床尾山の尾根を眺
めた

木々の隙間から
ながら北西方向
が眺められた

新温泉町と香美
町を分ける尾根
が眺められた
「大谷の頭」の手前で林道に接すると、林道に下りた 後は林道歩きで北に向かった 妙見峠のそばまで歩いてきた
一度、妙見峠に上がって石仏を眺めた 林道に戻って林道歩きを続けた 1051mピークが近づいて、林道を離れた
すぐに1051mピークに着いた 木々が茂る山頂だった 1051mピークの近くで三角点を探すと、すっかりシダに隠されていた シダを刈って三角点を顕わにした 四等三角点(点名・東山)だった
(←)
1051mピーク
の近くから北の方
向を眺めた 左手
の山並みは竹野町
の低山群だった

 (→)
  大岡山を中心に眺
  めた
妙見峠に戻るときは尾根筋を歩いた 妙見峠に戻ってきた 林道に下りて作山コースに入った
入口の標識を見る 始めははっきりとした道だった 植林地の中を歩く 沢そばに出ると、すぐに登山道は不確かになった
コースを外していないときは標識を見ることがあった 沢の間際を歩いてしまうこともあった 小さな滝のそばに出てしまった
登山口が近くなって、漸くスムーズに歩けた 沢を渡れば、登山口まで僅かな距離だった 登山口が見えてきた