千町ヶ峰を雪まみれで登った後、次は夏に登ってみようと考えていた。それを実行したのは5年後の2013年8月のことだった。2013年の7月、8月はまさに猛暑の夏だったのだが、8月も20日を過ぎると、急に暑さは穏やかになってきた。向かったのは29日だが、この日も少し暑いかと思える程度になっていた。千町ヶ峰への登山コースとしては往路は前回と同じく、こぶしの村からのコースを登り、下山は北側に付いている林道を下ろうと考えた。そこで駐車地点は前回と同じ、こぶしの村の近くにある広い路肩スペースとした。
この日の登山の様子は下の写真帳を見ていただくとして、往路は概ね植林地の中を登って行くが、気温は23℃ほどだったので、8月と思えない涼しさの中を登れた。その往路では陽射しを受けたりもしていたのだが、山頂に着いたときはすっかり曇り空になっていた。おかげで山頂はいっそうの涼しさがあった。もう秋を感じる涼しさだった。誰もいない山頂でゆっくり過ごした後は、千町ヶ峰林道を目指して東へと登山道を歩いた。そのコースが記憶にある以前のイメージと違っていた。道なりに下ったのだが、北に向かう林道には入らず、東の方向へと緩やかな登山道歩きが続いた。そして中腹まで下らないうちに立派な舗装林道に下り着いた。その林道に出ることは想定外だったため、現在地がはっきりと掴めなかった。そこで千町集落に近づけるのは北の方向ではと思って歩いて行ったところ、途中に林道(千町段ヶ峰線)の案内板が現れて、そこに描かれた地図を見ると、そのまま歩けば笠杉山に向かってしまうようだった。また林道に合流したのは千町峠に近い位置だったことも分かった。地図を眺めて、合流地点に戻って反対の南の方向へと歩き、大河内林道経由で戻ろうかと考えたが、地図をよく見ると、このまま歩いても別の林道に入れば大回りながらも千町集落に向かえることが分かった。そこでそのまま歩いて行くことにした。現在地が掴めたことで、後は特に急ぎもせず、マイペースで林道歩きを続けた。千町段ヶ峰林道から千町林道に入ると、草木川に沿って歩くようになった。始めは林道は右岸側だったが、左岸側へと移った先で古い林道が左手から合流した。それが下山路として考えていた千町ヶ峰林道だった。どうも一時間は余計に歩いたのではと思えた。その林道と合流してから10分ほどで千町集落へと入って行った。更に20分ほど歩いた先が駐車地点だった。往路は登山道のみを歩いたので1時間半ほどで山頂に立てたが、下山は長々と林道を歩いたため2時間半近くかかっていた。おかげで山頂に立ったことよりも、林道歩きの方が印象が強くなってしまった。ところで千町段ヶ峰林道の登山口まで車を進めれば、そこからなら30分で山頂に立てそうなので、千町ヶ峰への登山コースとしてはそれが最短ではと思えた。
(2013/10記)(2020/4改訂) |