TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編
 
千町ヶ峰   せんちょうがみね 1141.3m 宍粟市・神河町
 
1/2.5万地図 : 神子畑
 
【2017年6月】 No.6 2017-64(TAJI&HM)
 
    段ヶ峰より  2017 / 6

 千町ヶ峰を一番簡単に登るのなら千町峠に近い東尾根からのコースとなるが、半時間ほどで登れてしまうので、山頂には立てるものの登山としての面白味は少ないコースだった。それでも段ヶ峰と併せて登るとなると二つの山頂を味わえることになるので、それは悪くないのではと思えて向かったのは2017年6月の第三土曜日のことだった。この日は別の山を目指して播但道を走ったのだが、澄んだ空を見て山頂展望を楽しめる山に向かいたくなった。そのとき思い浮かんだのが段ヶ峰だったが、千町峠まで車を進めれば千町ヶ峰も併せて楽しめることになるのではと思えたとき、即実行に移した。
 先に段ヶ峰を登って千町峠に戻っていたのは11時25分だった。車は千町峠のそばに止めていたのだが、千町ヶ峰の登山口は峠から1km近く離れていたので車で移動した。そして登山口そばの路肩スペースに車を止めた。その登山口で標高は910mあり、山頂との標高差は230mでしかなかった。登山道は易しい道で、自然林の中を登るので雰囲気は良かった。30分も歩けば山頂の東端にある無線小屋の前に着いて、そこからは西ピークにある三角点までごく緩やかな尾根歩きだった。その尾根道の周囲はアセビが茂っていたが、道を歩く妨げにはなっていなかった。またアセビではなくススキの茂っている所もあったが、以前のようにクマザサの茂っている所は無かった。三角点ピークに着くと、そこはまずまず展望地だった。この日の視界は澄んでおり、南は淡路島まで見えていた。北の方向も氷ノ山がくっきりと見えていた。視界が良いだけでなく、快いばかりの風もあって、その涼しさに暫し昼寝を楽しんだ。そして十分な休憩を終えると、往路を引き返して登山口に戻った。それにしても千町段ヶ峰林道のおかげで気軽に段ヶ峰と千町ヶ峰を楽しんだが、登山としては物足りなさがあった。やはり段ヶ峰は生野高原を縦走して、千町ヶ峰は下千町からのコースを登ってこそ登山の楽しさを味わえると思った。そしてその上で展望を楽しむべきだと思った。
(2017/7記)(2020/4改訂)
<登山日> 2017年6月17日 11:33千町峠に近い登山口からスタート/12:07〜13:07山頂/13:38エンド。
(天気) 快晴。澄んだ空に筋状の雲を見る湿度は低く、からっとした空気は爽やかそのものだった。山頂の気温は21℃で、風が快かった。。視界は良く澄んでいた。下山を終えると、気温は24℃まで上がっていた。
<< Photo Album 2017/06/17 >>

 千町峠から千町段
 ヶ峰林道を南へと
 車を走らせると、
 僅かな距離で千町
 ヶ峰の登山口が現
 れた

 登山口のそばに車
 を止めて、登山口
 に入った
始めは林道が間近に見えていた 澄んだ空が広がっていた 背後に段ヶ峰へと続く尾根が見えていた
樹林帯に入って行く 自然林の中を登った 樹林が疎らになるときがあった

 背後に段ヶ峰が見
 えていた


   段ヶ峰を大きく見
   る
上の写真に写る千ヶ峰辺りを大きく見る 辺りは根笹となり、いっそう展望が良くなってきた
東から南にかけてがすっきりと眺められた 澄んだ視界だった
山頂部の東端に出ると、小さな小屋が建っていた 三角点ピークまで、ごく緩やかな尾根歩きだった 歩くうちにアセビが茂りだした

 アセビの中を小径
 は続いた


  アセビに替わって
  ススキの茂る所も
  あった
山頂(三角点ピーク)が間近になった 山頂は開けており、陽射しをいっぱい受けていた
三等三角点(点名・千町)を見る 上空を見ると、秋の空のようだった 山頂からは千町峠の悠友山荘が見えていた
北を見ると、アセビの向こうに氷ノ山が望めた
氷ノ山を大きく見る その手前に見えていたのは藤無山だった
山頂から一番眺めが良いのが南の方向だった 砥峰高原辺りを大きく見る

 山頂からも千ヶ峰が
 眺められた
暁晴山を大きく見る 千ヶ峰を大きく見る 笠形山を大きく見る

 北に笠杉山を見る

 山頂では昼寝を楽
 しんだりして1時
 間ほど過ごした 

 そして下山はあっ
 さりと往路を戻っ
 た

 下っていると、氷ノ
 山から須留ヶ峰まで
 広く眺められる所が
 あった

 タニウツギが咲い
 ていた

 平石山の尾根を少
 し大きく見る
樹林帯に入った 自然林を抜けて行く 前方に段ヶ峰が見えていた
樹林帯を抜け出てきた 近くに林道が見えるようになった その林道と接する所が登山口だった