TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北但馬
 
鉢伏    はちぶせやま 1221.6m No.4 香美町・養父市
 
高丸    たかまるさん 1070.2m No.4
 
1/2.5万地図 : 氷ノ山
 
【2020年9月】 2020-145(TAJI&HM)
 
    《鉢伏山》 小代区茅野より  2020 / 9

 8月が暑いのは当然で、9月に入ってもすぐには涼しくならないのも当然のことだったが、9月の声を聞いて急に涼を求めたくなり、高原散策を楽しみたくなった。2020年のことで、思い浮かんだのが鉢伏山だった。前回は2015年に登っており、そのときは「とちのき村」のキャンプ場を起点に作業道を歩いて小城越に出ると、後は氷ノ山ブン回し尾根を歩いて高丸山、鉢伏山と歩いていた。そして下山は直登コースでキャンプ場に戻っていた。その逆コースで歩いてみようと考えた。自宅を8時前に出ると、通勤時間帯とあって播但道に入るまでに少々時間がかかった。後は播但道、国道483号線、国道482号線と走った。和田山辺りまでは晴れの空だったのに、蘇武トンネルに近づく頃には雲が増えてきた。前方に見える蘇武岳の尾根はガスに隠されていた。それでも晴れの天気予報に期待して車を進めた。国道9号線に合流すると、小代口で国道482号線に入りどんどん南下した。小代区茅野まで来ると鉢伏山が見えるようになり、ガスのかかっていない姿に一安心だった。秋岡地区で県道87号線に入るとずっと上り坂となり、「とちのき村」のそばを過ぎた先がキャンプ場の入口だった。入口には車止めが置かれていたためキャンプ場内に車は進められなかった。そこで手前のトイレのそばに駐車とした。前回と同じ位置だった。上空は雲こそ多かったが晴れと言える空だった。ただ辺りの草は濡れていたので、どうやら少し前までガスがかかっていたようだった。そこからの鉢伏山ハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。キャンプ場内に入ると全国シャクナゲ公園への道を進み、東屋のそばから始まる登山道に入った。健脚コースと書かれているだけにやや急坂の登山道で、小石が多くあり少々歩き難さがあった。ただ登山コースとしてははっきりしており、ゆっくり登れば問題無かった。そのコースも休憩小屋に着くまでは良かったのだが、その先はススキが茂っており登山道を隠すまでになっていた。ほぼヤブコギとなったが、その先ではコースを外れたのか道も不確かになってしまった。それでも尾根筋まで僅かな距離だったので、無理やりと言った感じで進んで、尾根の縦走路、通称氷ノ山ブン回しコースに出た。そこは1114mピークの手前で、後はハイキングコースの縦走路を歩いて鉢伏山に向かった。山頂手前は傾斜が増して来た上、陽射しを受けての登りだったので、少々バテ気味になって山頂に到着した。縦走路に合流してから22分が経っていた。山頂は期待通りに涼しい風があり、高原の爽やかさを感じることが出来た。山頂では陽射しを避けるために小屋の陰に入って休憩とした。また昼食後は草の上に横になって疲れた体を休めた。その後に山頂展望も暫し楽しんだので、山頂では一時間ほどの長休憩をしていた。下山は引き返す形で尾根を歩き、1114mピーク、高丸山を越して小城越に出た。そこからは北斜面に入ると、すぐに作業道に合流した。そこからは左手を進めばキャンプ場に戻れるのだが、反対方向となる東の方向に少し歩いてみることにした。古びた小屋が現れるとその先で作業道は山道となり、見事な大木が現れるとその辺りで山道は不明瞭になった。直登コースに合流出来ることを期待していたのだが、そのまま進めばヤブコギとなりそうだったので、東へと歩くのはそこまでとして引き返した。後はずっと作業道を歩いて戻ることにした。小城越からの小径が合流する地点を起点とすると、25分ほど歩いたときゲートが現れた。そこまで来て漸く美方高原自然の家(とちのき村)の標識が現れて、後は標識に従って東へと歩くと、ゲートから24分でキャンプ場の西端に着いた。後はキャンプ場の中を抜けて駐車地点へと戻って行った。
(2020/10記)
<登山日> 2020年9月1日 10:38とちのき村キャンプ場入口よりスタート/10:47直登コース登山口/11:23〜29東屋/11:46ブン回しコースに合流/12:08〜13:04山頂/13:39〜14:01高丸山/14:05小城越/14:08作業道に出る/一度東の方向に歩くも引き返す/14:27小城越への分岐点に戻って来る/14:52ゲート地点/15:16キャンプ場西口/15:23駐車地点エンド。
(天気) 晴れてはいたが雲の多い空だった。山頂の気温は23℃。風は強くはなかったが涼しさがあった。視界は少しうっすらしている程度だった。
<< Photo Album 2020/09/01 >>

前回と同じくキャ
ンプ場手前にある
トイレのそばに車
を止めた

近くの建物は「と
ちのき村」の施設
だった
キャンプ場への道に入った ゲートがあり車は入れな
かった
案内図には鉢伏山への直登コースが描かれており、全
国しゃくなげ公園のそばから始まっていた 
キャンプ場へと緩やかな道を歩く
全国しゃくなげ公園への道に入った 北西に青ヶ丸と仏ノ尾の並ぶ姿を見る 前方に東屋が見えてきた
東屋のそばが直登コースの登山口だった 登山口標識を見る 健脚コースとも書かれていた 登山コースに入った
登山道はすぐに荒れてきた 小石が多くあり、歩き難かった 登るうちに無理なく歩けるようになった
雪のためなのか、杭が大きく曲がっている所があった 遊歩道状になっている所もあった 周囲にブナを見るようになった
良い雰囲気の中を歩いて行く 樹林帯を抜け出してススキの中を歩いた 休憩小屋が現れた ブン回しコースが近くなった
小屋からは高丸山が眺められた 氷ノ山にはガス雲が
かかっていた
易しく歩いてブン回しコースに合流出来ると思ってい
たのだが
すぐにススキが茂って、登山道を隠しだした

(←)
道もはっきりしな
くなったが、無理
やり尾根に向かっ


 (→)
  ヤブを抜けてブン
  回しコースに合流
  した
階段道を登る 前方は1114mピークだった 1114mピークを通過する 振り返ると、氷ノ山のガスは消えていた
前方に鉢伏山を見る 陰った姿だった 1114mピークの先は緩やかな道が続いた 鉢伏山が近づいてきた
急坂が始まって山頂まで120mほど登ることになった 陽射しが現れて暑い中を登った 後ろを振り返る 山頂が目前になった
明るい鉢伏山山頂に着いた 山頂の三等三角点(点名・鉢伏)は傾いていた

山頂から氷ノ山を
眺めた

南西から南東にか
けての展望だった
上の写真の続きとなる南東から北東にかけてを眺める

ハチ北スキー場の
リフト頂上駅に立
って、西から北に
かけてを眺めた

(←)
藤無山の方向を
見る

 (→)
  須留ヶ峰の方向を
  見る

ハチ北スキー場の
リフト頂上駅から
山頂の方向を眺め

陣鉢山を大きく見る 青ヶ丸の背後に扇ノ山がちらりと見えていた 宝引山を大きく見る
おじろスキー場に光が当たっていた 小代区佐坊の棚田を見る 山頂に建つ小屋のそばで休憩とした

(←)
山頂で一時間ほど
休んだ後、山頂を
離れた

 (→)
  ブン回し尾根を戻
  って行く

前方にブン回し尾
根を見る

これから向かう二
つのピークを見る

(←)
1114mピーク
を通過する

 (→)
  南面側に鉢伏高原
  の風景が広がる
1114mピークを越して、鞍部へと下る 次のピークは高丸山手前の1070mピークだった 1070mピークに着いてリフトの間から高丸山を見る
背後が陰っているため、高丸山の姿がはっきり見えた 高丸山への登りにかかった 背後から付いてくるパートナーを振り返る

(←)
高丸山山頂が目前
になった

 (→)
  高丸山の山頂を眺
  める
高丸山から鉢伏山を眺めた 鉢伏山の山頂を大きく見る 次の鞍部が小代越だった
小代越に着いた 小代越からは北の斜面に入った ススキの中のはっきりとした小径を下って行く
作業道に合流すると、キャンプ場に繋がる西へは行か
ず、直登コースに繋がることを期待して東に歩いた
歩く内に作業道は細くなってきた 古びた小屋のそば
を通った
小径になっても歩いて行くと、大木に出会った その
先は小径も怪しくなったので、引き返すことにした
最初の予定通り、作業道を西へと歩いて行った 北西へと歩くようになった 鉢伏山と高丸山とが並ぶ姿を見る
美林の中を通ることがあった ゲートが現れた そこまで高丸山から2kmだった 標識があり、美方高原自然の家の表示があった
後は美方高原自然の家の方向に歩いた キャンプ場まで1kmの標識が立っていた 小さな沢を越した
キャンプ場の西端に着いた キャンプ場内を抜けて駐車地点を目指した ゲートの位置まで戻ってきた 駐車地点は目の前だった