TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北但馬 
 
鉢伏    はちぶせやま 1221.6m 香美町・養父市
 
1/2.5万地図 : 氷ノ山
 
【2024年9月】 No.5 2024-187(TAJI&HM)
 
    氷ノ山より  2020 / 9

 鉢伏山を最も気楽に登ろうとすれば、瀞川氷ノ山林道のハチ高原駅からのコースではと思える。そこは山頂から見ると南東方向の位置で、登山口と山頂との標高差は170mでしかなかった。その最短コースを急な思い付きで登ることにしたのは、2024年10月の第四金曜日のことだった。この日の目的は八井谷峠に近い瀧山だったが、展望は無く山頂に立つことだけで終わった感があった。その滝山登山を終えたときはまだ12時半を過ぎた時間だった。そこで午後は展望を楽しめる山を登りたくなった。幸い近い位置にあったのが鉢伏山だった。鉢伏山が思い浮かぶと、すぐに移動開始とした。香美町八井谷から養父市別宮へは国道9号線に戻らず、大野峠を通るルートを走った。そのため30分ほどの移動で、瀞川氷ノ山林道に入れることになった。そして鉢伏山のハチ高原駅コース登山口に着くと、そばの駐車場に数台の車を見た。すぐに登山開始とした。階段道が主体の登山道で、その階段は古びて朽ちかけていた。それは良いとして、土道の部分で気になったのが土が踏み固まっていたことだった。オーバーユースのためかと思われたが、そのため滑り易くもなっており、慎重に登ることになった。今一度登山コースの整備が必要ではと思われた。登山コースは自然林の中を続くとあって、雰囲気は良かった。秋の涼しさを味わいながら登った。山頂が近づくと岩場が現れた。巻き道もあったが、真っ直ぐ岩場を登ると1210mピークに出た。そこからは山頂が目前に見えていた。ネマガリダケの中を下って鞍部に出ると、巻き道が合流して山頂へと最後の階段を登った。登ってるときは数人のハイカーとすれ違っていたが、山頂は無人だった。スキーリフトの終点地でもある山頂に高い木は無く、ほぼ360度の展望が広がっていた。雲の多い空とあって山頂に着くまではあまり陽射しを受けていなかったが、雲は薄れてきたのか、雲間から陽射しが漏れるようになった。おかげで明るい山頂で展望を楽しんだ。氷ノ山は近くに見えていたが、山頂はいつまでもガス雲がかかっていた。その山頂で気付いたことは、なぜか三角点が見えないことだった。確か山頂の中央にあったと記憶していたが、その辺りに三角点は無かった。どうやら一時的にか三角点は取り除かれているように思われた。山頂での休憩を終えると、下山は往路を引き返した。但し1210mピークを通らず巻き道を歩いたので、登山口には25分ほどで戻ってきた。十分に展望を楽しめたこともあって、午前の登山でのモヤモヤ感はすっかり消えていた。
(2024/11記)
<登山日> 2024年11月25日 13:16登山口駐車場スタート/13:18登山口/13:38[1210m]ピーク/13:43〜14:12山頂/14:37駐車場エンド。
(天気) スタート時は曇り空。山頂は晴れとも言えたが雲の多い空だった。その雲は薄いようで、陽射しの現れることが多かった。山頂の気温は15℃で、肌寒さを感じる風を受けた。視界は良かった。
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登山口の近くに駐車場があり、数台の車が止まっていた 駐車場から登山口の方向を眺めた 登山口はヘアピンカーブの上り坂の方向だった

鉢伏山登山口に近
づいた

登山口を見る

瀞川氷ノ山林道の
ハチ高原駅の位置
だった
登山道は階段道で始まった 緩やかな階段だった 平坦部分もあった 登山道の雰囲気は良かった
また階段道を登って行く リンドウの花を良く見た 丸太の老朽化が目立った
氷ノ山が見えると、その山頂のみに雲がかかっていた 土の部分は踏み固まっており、滑り易かった 前方に見えてきたのは、山頂手前の1210mピークだった
岩場が現れて、迂回コースが左手に分かれた そこに小さな祠を見た 直進して岩場を登った

(←)
1210mピーク
に立つと、ケルン
を見た

 (→)
  1210mピーク
  から鉢伏山山頂を
  眺めた
鞍部に下ると左から巻き道が合流した 山頂は目前だった 最後の登りにかかった そこも丸太の老朽化が目立った その頃にはうっすら陽射しが現れていた 広く開けた鉢伏山山頂に着いた ハチ高原スキー場のハイランドビューコース頂上駅を見る

山頂の中央に立っ


なぜか三角点が無
くなっていた

ケルンのそばで一
休みとした

(←)
山頂の小屋も老朽
化が進んでいた

 (→)
  山頂の北寄りにあ
  るのはハチ北高原
  スキー場のリフト
  頂上駅だった

ハチ北高原スキー
場のリフト頂上駅
に立って、北から
北東にかけてを眺
めた
南西から北西にかけてを眺めた 氷ノ山山頂を隠す雲は増えていた
北西から北にかけてを見る 扇ノ山の方向を大きく見る

久斗三山を大きく
見る

蘇武岳を大きく見


三川山を大きく見


陣鉢山を大きく見


(←)
北の空は明るかっ
たが

 (→)
  南の方向を見ると
  そちらは暗かった
ハチ高原スキー場のリフト頂上駅近くに移動して、そちらから南の方向を眺めた
須留ヶ峰の方向を少し大きく見る 藤無山の方向を少し大きく見る
足下にハチ高原の建物が眺められた 下山は歩いてきたコースを引き返した 1210mピークには立たず、巻き道を歩いた
氷ノ山へと続く尾根が明るかった 振り返って鉢伏山の山頂を眺めた 前方に氷ノ山を見た 山頂はまだ雲に隠されていた
ときおり色付いた木が現れた 丸太の階段道を下って行く 往路のときとは違って少し陽射しを受ける木々だった
登山口に戻ってきた 駐車場へと近づいた 駐車場から山頂方向を見ると、手前の1210mまでだった