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TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
天児屋山    てんごやさん 1244.6m 宍粟市 
若桜町(鳥取県)
 
1/2.5万地図 : 西河内
 
【2025年3月】 No.9 2025-45(TAJI&HM)
 
    県境に近い県道72号線より  2025 / 3

 兵庫の雪山として雪がたっぷりあり、コースに危険な所は無く、そして展望も秀でている点で、天児屋山は最上位に挙げられる山ではと思っている。2025年も2月に入って快晴の日を狙っていたが、タイミングが合わず3月に入ってしまった。 その3月も中旬となって兵庫全域で快晴となったのが14日だった。この冬は雪が良く降っていたので、雪は全く心配していなかった。ちくさ高原スキー場の先から雪上歩きになると予想して向かった。その通りで、スキー場の先にあるラドンの泉より除雪はされていなかった。この日は平日とあってスキー場の駐車場は無料になっていたので、無理にラドンの泉まで車を進めず駐車場に車を止めた。スキー場は3月中旬でも全面滑走可能となっていたため、平日にもかかわらず大勢のスキーヤーが来ており、駐車場はほぼ満車状態だった。スノーシューを携えてスタートすると、ラドンの泉の前でスノーシューを履いた。県道の雪は50センチほどか。朝の雪は締まっており、ほぼ潜ることもなく歩けた。ごく緩やかな上り坂が続いて、32分で峰越峠の登山口に到着となった。そこからは兵庫岡山県境の尾根歩きだった。最初に植林地の急坂があり、そこを登りきると地表の現れている所があった。それもすぐに終わって、後はスムーズに雪上を歩けた。周囲は自然林に替わっており、木々の隙間から天児屋山が望めた。尾根歩きを30分ほど続けると進む方向は東へと変わり、今度は兵庫鳥取県境の尾根歩きだった。最初は緩く下ることになり、緩やかに登り返して平らな所に出ると、そこに三国平の山名標識を見た。その先で上り坂が始まって1170mピークを越した。ピーク一帯は杉林になっていた。雪の量は増えており、雪のこぶを越して進んだ。南には後山の尾根が見えていた。次は1226mピークだったが、その西斜面の登りは天児屋山スノーハイクのハイライトと言ってよく、緩やかに広がる雪面を登るのは気持ちの良いものだった。登るほどに背景に風景が広がり、沖ノ山と東山の並ぶ姿が眺められた。周囲にはカラマツをぽつぽつと見たが、それにちなんでか「カラマツの丘」の標識を見た。1226mピークに立つと漸く前方に山頂が望めることになった。その山頂が近づくと山頂を見ながらの登りとなり、その雰囲気も良かった。そして峰越峠から1時間40分、三国平から50分で山頂に到着した。スタートが遅かったこともあって既に13時を過ぎていたので、山頂休憩は20分ほどで済ませることにした。手早く昼食を終えると、後はゆっくりと周囲の風景を眺めて過ごした。真っ白な氷ノ山はいつ見ても良いものだった。下山は往路を戻るのみ。自分が付けたトレースを辿るだけだった。この日の気温は高めで、快晴の陽射しを受けていると十分な暖かさだった。そのためか午後の雪は緩んでいた。三国平辺りまではその緩みは気にならなかったが、兵庫岡山県境を歩いていると、スノーシューでも少し潜るようになった。峰越峠に着いて県道歩きに移ると、それは顕著になってきた。一歩一歩が大きく潜るようになり、けっこう難儀することになった。ようようの思いでラドンの泉に戻って来たが、終わればやっぱり楽しかったと思えた雪の天児屋山だった。
(2025/4記)
<登山日> 2025年3月14日 10:53スキー場駐車場スタート/10:57〜11:01ラドンの泉/11:33峰越峠登山口/12:25三国平/12:54[1226m]ピーク/13:13〜37山頂/13:54[1226m]ピーク/14:24三国平/15:16峰越峠登山口/15:47ラドンの泉/15:53駐車場エンド。
(天気) 快晴。少し薄い青空だった。山頂の気温は10℃。冷たい風を受けた。視界は悪くなかったが、少し濁った感じがあった。午後の県境尾根の気温は13℃。午前の県境尾根は雪の緩みは無かったが、午後は緩んでおり、スノーシューが潜った。快晴は午後も続いた。
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3月の中旬だったが、スキー場は営業していた 除雪はされていたが、駐車場の先にコーンが置かれていた スキー場の駐車場に車を止めた 平日だったがほぼ満車状態だった
スノーシューを手に持って歩き始めた 「ラドンの泉」まで歩いて来た 除雪はそこまでだった スノーシューを履くことになった
スノーハイクを開始した うっすら雲を見るも、快晴と言えた 雪面にはツボ足の足跡もあった
一箇所だけ路面が現れていた 左手に長義山の登山口標識が現れた 県境の標識が見えてきた

(←)
天児屋山が眺めら
れた

 (→)
  県境の標識まで歩
  かず脇道に向かっ
  た
脇道に入ると、すぐに三国平の登山口標識が現れた 始めに植林地の急坂を登った 急坂が緩むと、なぜか雪が減ってきた
ほぼ雪を見ない所もあった すぐに雪が現れて、スムーズに歩けるようになった 兵庫岡山の県境尾根は緩やかだった
木々の隙間から天児屋山が眺められた 周囲はブナの木が多かった 兵庫鳥取の県境尾根に向かった
前方に山頂へと続く尾根を見た 根明けの風景を見た 平坦な所に出た
そこに三国平の標識を見た 前方の1170mピークへと向かった 緩やかな斜面だった

(←)
1170mピーク
の杉林を抜けて行


 (→)
  前方が開けて次の
  1226mピーク
  が見えてきた


雪面はどこでも歩
けた

南には後山の尾根
が望めた

(←)
尾根には雪のコブ
も見た

 (→)
  1226mピーク
  へと広々とした雪
  面を登った
背後に沖ノ山と東山の並ぶ姿を見た 1226mピークが近づいてきた
雪面に木の影を見た 1226mピークを通過する 1226mピークを越して漸く山頂が望めた
         
十分な積雪量だった 山頂手前の樹林帯を抜けて行く 樹林帯を抜けると、山頂まで遮るものは無かった
一歩一歩山頂に近づくのは、何とも楽しかった 山頂が目前になった 山頂に着いた
快晴の下、山頂展望を楽しんだ 南から西にかけてを眺めた 遠方は心もち濁りを帯びていた
上の写真の左手を見る 北東から東、南にかけてを眺めた

上の写真の左手を
見る

北から東にかけて
を眺めた
上の写真に写る氷ノ山を大きく見る 氷ノ山山頂を大きく見る 二つの避難小屋が眺められた

扇ノ山を大きく見


青ヶ丸を大きく見

西の方向はうっすらと岡山の山が眺められた

(←)
上の写真に写る那
岐山を大きく見る

 (→)
  同じく泉山を大き
  く見る
沖ノ山を大きく見る 沖ノ山の左手後方の山並みを見る

南東の方向を眺め


手前の白い尾根は
大通峠へと通じる
尾根だった
赤谷山を大きく見る 三室山の山頂を大きく見る 後山と船木山の並ぶ姿を見る
東側から山頂を眺めた 山頂の雪上で休憩とした 山頂での休憩を終えると、往路を戻った
樹林帯に入る前に、北西方向に東山を見た 自分が付けたトレースを辿って歩いた 1226mピークを越えて行く
広々とした雪原を下った ちくさ高原スキー場の方向を眺めた 1170mピークの杉林に近づいた
1170mピークを越して三国平へ 三国平まで戻ってきた 兵庫岡山の県境尾根に近づいた
県境尾根を南へと歩いて行く 雪は緩んでおり、スノーシューが潜ることもあった 峰越峠へと急坂を下った
峰越峠の登山口に戻ってきた 県道に出るに当たって、岡山県側に歩いた 県道に出ると。長義山の標識を見た
兵庫県に入った 県道の雪はすっかり緩んでおり、スノーシューでも一歩一歩が潜った 「ラドンの泉」の建物が見えてきた
除雪された位置に着いて、スノーシューを脱いだ スノーシューを手に提げてスキー場に向かった スキー場に戻ってきた