TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨
 
後山     うしろやま 1344.4m No.12 宍粟市
美作市(岡山県)
船木山   ふなきやま 1334 m No.7
 
 
1/2.5万地図 : 西河内
 
【2016年10月】 16-105(TAJI&HM)
 
    ベルピールの丘より  2016 / 10

 後山は主に兵庫県側から登っていたので、久々に岡山県側から登ろうと向かったのは2016年10月の第三土曜日のことだった。朝から澄んだ青空の広がる、まさに秋晴れと呼ぶのが相応しい空だった。鳥取道を大原ICで降り、国道373号線から国道429号線へと走った。車道が山中へと入ると後山キャンプ場の標識が現れたので、後は標識に従ってキャンプ場に向かった。林道走行となり、9時50分にキャンプ場の駐車場に到着となった。広い駐車場には他に車は見えず、どうやら静かなハイキングになりそうだった。登山口は駐車場から100mほど離れた位置で、船木山登山口となっていた。船木山まで2kmだった。始めに階段の道がありその先は植林地だったが、すぐに終わって自然林の中を歩くようになった。程なく沢沿いを登るようになり、良い雰囲気の中を登山道は続いていた。但し石ころが多くあって易しく歩けるとは言えず、足下に注意を払いながら歩くことになった。登るうちに沢を横切ることがあり、それが二度、三度とあった。その後は沢筋を離れて植林地を登るようになったが、一度沢に近づくことがあった。植林地を抜ける頃には尾根歩きとなり、船木山までの距離は600mほどとなった。尾根歩きとなって登山道はほぼ真っ直ぐ北に向かっており、右手が自然林で左手が植林となることが多かった。足下は丸太の階段道になっていたが、丸太はほぼ朽ちようとしていた。その古びた丸太も確か23年前に登ったときは真新しさを感じて登ったことを思い出した。登るうちに周囲にクマザサが見られるようになり、そのクマザサは始めはほぼ枯れようとしていたのに、登るうちに青々と茂るようになってきた。尾根が緩んでくると稜線が間近になってきた。そして稜線に出て僅かな距離で船木山に到着した。そこまでキャンプ場から80分が経っていた。涼しさを感じる季節になったこともあり、ほぼ休憩をとらずに歩いて来られた。この日は快晴の上に視界は良く澄んでおり、普段ならほとんど見えない瀬戸の島々も眺められた。小休止の後、後山に向かった。ここまで木々に色付きはほとんど見られなかったのだが、稜線のブナの木は多くが色付き始めており見頃のものも見られた。また歩くうちに北の方向に展望が現れて、氷ノ山や三室山がくっきりと見えていた。その風景を眺めながら、また前方に見える後山が次第に近づく様を眺めながらの稜線歩きは楽しかった。後山山頂が間近になると、山頂の祠が見えて来た。そして後山到着は船木山から23分だった。山頂には他に一人のハイカーを見るのみで、静かな山頂だった。山頂に着いて東の展望が現れると、そちらも粟鹿山まではっきり見えており、本当にこの日は素晴らしい登山日和だった。木陰こそ少しひんやりとしていたものの、三角点の辺りは陽射しを十分に受けて暖かく、その陽射しを受けながら昼休憩とした。その間に先着者はいなくなり、後から来る人も無くパートナーと二人きりで昼どきを過ごすことになった。そして40分余りの休憩の後、下山に移った。下山は往路を戻るのみ。再び展望と色付き始めた稜線の木々を楽しみながら下った。船木山までで数人のハイカーとすれ違ったが、船木山から先ではもう出会う人は無かった。どうも快晴の後山を楽しむ人は少ないようだった。沢沿いまで下りて来ると石ころが多くなって足下に注意を払ったものの、下る一方とあって気楽な下りだった。おかげで下山は1時間半で駐車場に戻ってきた。下山後は日名倉山のベルピールの丘へと移動して、改めて後山の姿を眺めて余韻に浸った。
(2016/11記)(2018/5改訂)(2020/5改訂2)
<登山日> 2016年10月15日 9:56後山キャンプ場の駐車場よりスタート/9:59登山口/10:36船木山まで1km地点/11:15〜21船木山/11:44〜12:17後山/12:41船木山/13:48エンド。
(天気) 秋晴れの澄んだ空だった。雲はほとんど見られなかった。後山山頂の気温は木陰こそ15℃と低かったが、陽射しの中では十分な暖かさだった。風は弱く吹く程度で、快さがあった。視界は十分に澄んでいた。
<< Photo Album 2016/10/15 >>
後山キャンプ場の駐車場よりスタートした 駐車場から登山口まで100mだった 林道を登山口へと歩いた
すぐに登山口に着いた 始めに丸太の階段道を歩いた 植林地の中を登って行く
程なく周囲は自然林に変わってきた 沢沿いを登るようになった その沢を見る 岩の多い所を歩くことがあり、歩き難かった
距離の書かれた標識がときおり現れた 船木山まで
1600mだった
次第に歩き易くなった 周囲の樹林の紅葉は全く進ん
でいなかった
沢を渡ることがあった
また沢を渡った 沢を離れて斜面を登るようになった ブナも見られるようになってきた
尾根へとトラバースしているとき中間点を通過した 周囲は植林地に変わってきた 丸太の階段を登って行く

 尾根に出ると、ま
 た自然林が広がっ
 てきた

 尾根道は植林地と
 自然林の間を続く
 ようになった
周囲に笹が少し見られるようになった 登るほどに笹が増えてきた 真っ直ぐ北へと登った
紅葉した木を見かけるようになった 県境尾根が近づいてきた 尾根の標識が見えてきた
県境尾根に着くと中国自然歩道の案内図が立っていた 尾根の木々が色付く中、船木山の山頂が見えてきた 船木山の山頂が目前になった

 船木山の山頂に着
 いた

 船木山の山頂には
 新しく美作市の山
 名標柱が立ってい
 た

 船木山からは南に
 展望が得られた

 上の写真に写る黒
 尾山から水剣山に
 かけてを大きく見
 る


   日名倉山を大きく
   見る
   
郷鴫山を大きく見る 船木山を離れて後山に向かった 紅葉の見頃を迎えた木を見る

 北を見ると氷ノ山
 が姿を現していた

 尾根の紅葉を楽し
 みながら歩いた

 前方に後山の山頂
 が見えてきた


   後山に次第に近づ
   く尾根歩きは楽し
   かった
 
三室山を大きく見る ブナのそばを通って行く 前方に見えているのは後山手前のピークだった

 右手に日名倉山と
 郷鴫山の並ぶ姿を
 見る

 後山の山頂が見え
 てきた
山頂が近づいて、尾根の傾斜が増してきた ここを登りきっても、まだ手前のピークだった 手前のピークを越して、山頂が見えてきた
山頂が目前になった 後山の山頂に着いた 歩き始めてから110分だった 三等三角点(点名・後山)は大きく削られていた

 先着者が一名いたが
 すぐに下山したため
 パートナーと二人き
 りになった

 改めて山頂を眺めた
東に広がる山並みを眺めた この日の視界は十分に澄んでいた

 上の写真に写る藤無
 山から笠杉山までを
 大きく見る

 後山の山頂からも
 氷ノ山が望めた

 南の方向から山頂
 を眺めた

 船木山の方向を見る


   駒の尾山を大きく見
   る

 上の写真に写る那
 岐山を大きく見る

 南西方向に大原町
 の山を見る

 南は少しうっすら
 としていたが、瀬
 戸の島々も眺めら
 れた

 うっすらと見える
 西島を大きく見る
後山を離れて船木山へと戻って行った また紅葉の木を眺めながらだった 船木山がはっきり見えてきた

 東山から沖ノ山ま
 でを眺められると
 きがあった


   正面に船木山を見
   るようになった

 船木山に戻ってき
 た


    船木山から北の山
   並みを眺めた
天児屋山の辺りを大きく見る 船木山を離れて、南尾根へと入った 下る一方とあって、いたって気楽だった
尾根を離れてトラバースの道に入った 沢のそばまで戻ってきた 美しい緑の中、沢沿いを下った
登山口に戻ってきた 後山キャンプ場の駐車場へと向かった キャンプ場の駐車場に戻ってきた 車は朝より1台増
えていただけだった