TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
後山     うしろやま 1344.4m No.15 宍粟市
美作市(岡山県)
船木山   ふなきやま 1334 m No.8
 
 
1/2.5万地図 : 西河内
 
【2022年9月】 22-130(TAJI&HM)
 
    ベルピール公園の駐車場より  2022 / 9

 定期的に登りたくなる山に後山があるが、その後山を美作市からのコースで登ろうと向かったのは2022年9月の第四土曜日のこと。爽やかな快晴の日だった。スタート地点は前回と同じく後山キャンプ場の駐車場とした。連休中とあってキャンプ場はけっこうテントが張られていた。駐車場も八割方埋まっていた。そこからのハイキングの様子は、下の写真帳をご覧いただきたい。駐車場から登山口までは林道を歩いて100mの距離だった。始めに植林地を通るとその先は沢沿いの登りが続くが、小さな岩が多くありその登り難さは以前と変わっていなかった。登山口から船木山までの距離は2kmあり、コースには合目と同じ意味合いで丸囲みの数字標識が付いていた。@、Aの表記だった。船木山コースの半分近くまで登ってくると、登山道は沢筋から離れて斜面をジグザグに続いていた。そこは以前は易しく歩けたはずだったが、少し歩き難くなってきたように感じた。どうやら丸太の階段が朽ちてきたためかと思えた。ただ沢筋よりはずっと歩き易かった。そのジグザグ道が終わると緩やかな道となり、船木山の南尾根へと向かった。南尾根に入ると、登山道は北へと直登コースとなったが、そこも以前より荒れており丸太の階段道はすっかり朽ちていた。そのため沢筋とは違った歩き難さを感じながら登った。所によっては登山道を離れて、そばの植林地を登った。その歩き難さは県境尾根が近くなって南尾根の傾斜が緩み出す頃まで続いた。県境尾根に着くとそこからは中国自然歩道となり、一気に易しい道となった。すっかり遊歩道を歩く雰囲気だった。すぐに船木山のピークに着くと大勢のハイカーを見た。やはり好天に誘われてのようだった。ちなみに位置を示す丸囲みの数字は[12]だった。船木山を越してからの後山へと続く尾根はこの登山コースのハイライトと言える所で、道の歩き易さ、雰囲気の良さ、展望の良さと三拍子揃っており、それを楽しみながら歩いた。そして後山山頂へ。やはり大勢のハイカーがいたため、そこにゆっくり休めそうなスペースは無かった。そこで南へと向かえる登山道に入って、山頂から少し離れた位置で休憩とした。笹ヤブの中だった。そこで休憩をしているうちに山頂からの人声が減ってきたので、山頂に戻ることにした。ハイカーは数人だけになっていたので、その静けさの戻った山頂で改めて休憩とした。山頂に風はほぼ無かったが、気温は20℃ほどで爽やかな空気感があった。じっとしているだけで快さを感じられた。山頂で休んでいるうちにまた賑わい出したので、下山に移った。下山は往路を戻るのみ。往路のときと同じくゆっくりと歩いたのだが、船木山まで戻ってきたときにレンズフードを落としていることに気付いた。そこで船木山にパートナーを残して引き返したのだが、鞍部の辺りであっさり見つかり一安心となった。県境尾根を離れると、また長々と歩き難さを我慢しながら下ることになった。往路と違ってずっと続く下りは膝への負担が大きいとあって、往路よりも歩度を落として歩くことになった。それでもほぼ休まず下って行った。但し船木山を離れてから1時間20分かかってキャンプ場に戻ってきたときは、膝がけっこう痛むまでになっていた。それでもこの日の船木山、後山には十分に満足の気持ちを持つことが出来た。その余韻に今少し浸りたく、下山後にベルピール自然公園に移動すると、そこの駐車場に立って後山から駒の尾山へと続く雄大な尾根を暫し眺めて過ごした。
(2022/10記)
<登山日> 2022年9月24日 10:04後山キャンプ場駐車場スタート/10:06登山口/10:50船木山まで1km地点/11:37船木山/12:05〜13:17後山/13:46〜56船木山/14:41船木山まで1km地点/15:13登山口/15:16駐車場エンド。
(天気) 快晴。山頂の気温は20℃。風は少なかったが、空気は爽やかだった。山頂で休むうちに気温は18℃まで下がってきた。視界は十分に澄んでいた。
<< Photo Album 2022/09/24 >>
後山キャンプ場を目指していると、林道が二手に分かれたときに標識を見た 北に向かえば船木山の登山口で、西に向かえば駒の尾山の登山口だった 船木山登山口の前を通って後山キャンプ場の駐車場に着いた 駐車場は八割方埋まっていた
駐車場から船木山登山口までは100mだった 引き返す形で舗装林道を歩いて、登山口に向かった 船木山登山口に着いた
始めに丸太の階段を登った 植林地を登って行く 植林地を抜けて自然林の中を登る
左手に沢を見るようになった 石がごろごろして歩き難くなった 歩き難い中、赤テープを追った
以前は見なかった数字の標識が現れた これは船木山に対する合目の標識のようだった 2合目は登山口から400m、船木山まで1600mの位置だった 4合目を過ぎて左岸側から右岸側に渡った
また沢を渡ることになった 船木山まで1200m地点だった 沢を渡った先で鎖を掴むことがあった 斜面を登るようになると、コースはつづら折れになっていた
船木山の中間地点まで来ると、そこは6合目だった 植林地の中、階段を登ることがあった 斜面の傾斜が緩んで、自然林に入った
9合目をまで来ると、船木山まで600mだった その辺りから真っ直ぐ北に登るようになった 階段はすっかり朽ちており、歩き難さは以前よりも増していた 北への登りは暫く続いた 自然林に囲まれることもあった
11合目まで登ってきた 尾根が緩やかになってくると笹が増えてきた 県境尾根に着いて、中国自然歩道に合流した
合流点には中国自然歩道の案内図が立っていた 中国自然歩道は、すっかり遊歩道の雰囲気だった すぐに船木山の山頂が近づいてきた
船木山に着いた 狭い山頂はハイカーで賑わっていた 山頂で12合目だった これが最後の標識だった 船木山を通過すると、すぐに後山が見えてきた

展望も現れて、北
に氷ノ山を見た

尾根の雰囲気を楽
しみながら歩いた
鞍部を越して後山に近づいて行く 左の写真の右に続く風景を見る
笹に囲まれた中を緩やかに登った 山頂の祠が見えてきた 前方は山頂手前の小さなピークだった
小さなピークを越すと、山頂は間近となった 後山の山頂でも大勢のハイカーが休んでいた 山頂から少し南に歩いて、樹林の中で休憩とした

山頂が静かになっ
たので、改めて山
頂で休憩とした

三等三角点(点名
・後山)を見る

山頂からは相変わ
らず東の展望が良
かった
三室山を大きく見る 更に三室山の山頂を大きく見る 上の写真に写る一山を大きく見る

(←)
西に那岐山を見た

 (→)
  船木山の右手後方
  に駒の尾山を見た
山頂から日名倉山を眺めた 日名倉山の山頂を眺める ベルピール自然公園を見る カヤトの原が光っていた
山頂で1時間ほどの休憩を終えると船木山へと戻った 北西に沖ノ山と東山の並ぶ姿を見る

船木山へと近づい
て行く

氷ノ山はすっかり
雲に隠されていた
鞍部を過ぎて上り坂に入った また北に展望が現れた
緩やかに船木山に近づいた 笹の中を歩く 船木山の山頂が目前になった

船木山に着いたと
き、落とし物をし
ていることに気付
いた

パートナーを山頂
に残して引き返し


すぐに落とし物は
見つかった 船木
山に戻ると、改め
て下山の続きに入
った
尾根の分岐点に着いて、南尾根に入った 南尾根を下って行く 歩き難さを我慢しながらの下りが続く
10合目の標識を見た あと1500mだった 南尾根を離れて斜面の下りに入った 沢を渡る位置まで下りてきた あと800mだった
もう一度沢を渡ると、右手に沢を見ながら下った 登山口に戻ってきた 駐車場に戻ってきた 朝と同じく車は多かった
キャンプ場の駐車場を離れると、ベルピール自然公園に移動した そして公園の駐車場から雄大な尾根を眺めて、この日の登山の余韻に浸った