TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
三室山    みむろやま 1358.0m 宍粟市
若桜町(鳥取県)
 
1/2.5万地図 : 西河内
 
【2018年7月】 No.12 2018-108(TAJI&HM)
 
    室橋の近くより  2018 / 8

 2018年7月は第二週より連日猛暑が続くようになった。その暑さの中で16日には伯耆大山を登ったのだが、何とも暑さとの戦いだった。それが一週間後にはもう忘れて、また暑い中を高い山に登りたくなった。そこで22日の日曜日は兵庫では二番目の高峰となる三室山に登ることにした。澄んだ空を見て展望を楽しめる山に登りたいと思ってのことだった。出来るだけ涼しい時間帯に登ろうと自宅を6時に出ると、三室山南麓の登山口広場には8時前に着くことが出来た。登山口広場は三室高原管理センターが建っていた所だった。広場からのコースは林道コースと遊歩道コースの二つがあるが、前回と同様に遊歩道コースを登って行くことにした。その遊歩道が2週間前の大雨によるものか表土が削られており、荒れている印象を受けた。30分近く歩いて林道コースと合流した所が、登山口標識の立つ登山道入口だった。その先でもコースは植林コースと谷川コースに分かれたので、沢風のある谷川コースを歩くことにした。期待通りに沢風を受けるも、沢も大雨被害があったようで一部は荒れていた。沢筋を離れて植林コースと合流すると、斜面を北西方向へと緩やかに登った。気温は26℃ほどながら風をほとんど受けないとあって、次第に歩度が鈍ってきた。そのため何度か休憩をとりながら登った。周囲は植林地が主体だったが、登るうちに自然林も多く見られるようになった。急斜面の部分も現れてあえぎながら登ると、登山口から1時間で大岩が多く点在する所に出ると、そこは大岩庭園と名付けられていた。そこからは尾根歩きのようになり、笹が多く見られるようになった。露岩地が現れて一休みとする。そこは好展望地で、後山が対峙していた。露岩地を離れると岩場の登りがあり、そしてブナ林を見るようになった。そこまで来ると山頂は近かった。少し前はクマザサの枯れが目立っていたが、そのようなことは無くクマザサは良く茂っていた。最後の一登りと休まず歩くと、尾根は緩みブナ林を抜けて山頂到着となった。ゆっくり登ったとは言え、時間はまだ10時を廻ったばかりだった。山頂に人影はなく、陽射しをいっぱい受けてすっかり明るかった。この日の視界は夏空らしく澄んでおり、氷ノ山がくっきりと眺められた。いっとき展望を楽しむと、陽射しを避けて休みたく少し戻って木陰で休憩とした。その休憩の間に頭上に雲を見るようになり、陽射しがときおり遮られるようになったので、改めて山頂に出て休憩とした。山頂は弱々しかったが風があり、まずまず涼しさを楽しめた。山頂で十分に休むと、下山はすんなりと往路を戻った。ただ下る一方なので楽な下山と言えた。大岩庭園を過ぎるとようやくハイカーと出会うようになった。グループもいたのですれ違ったのは20人ほどか。この下山では沢が近づいたとき植林コースに入ったが、沢風が恋しく途中で沢に下りて沢そばで休憩とした。沢の水はまだまだ冷たかった。登山道の入口に戻って来ると、遊歩道コースには向かわず林道コースに入った。その林道の終点近くに駐車スペースがあって2台の車が止まっていた。暑い季節はそこまで車を進めるのが賢明のように思えた。林道コースは少し大回りになるようで、登山口広場には往路と同じ時間で到着となった。
(2018/9記)
<登山日> 2018年7月22日 8:00登山口広場スタート/8:26登山道入口/8:39沢筋を離れる/9:28大岩庭園/10:05〜11:05山頂/12:14登山道入口/12:40エンド。
(天気) 快晴。朝の空には雲は無く、澄んだ青空が広がっていた。気温は登山口辺りで26℃、山頂もさほど変わらず25℃だった。山頂では僅かながらも涼しい風を受けた。視界は澄んでいた。徐々に雲が現れて増えてきたが、快晴に変わりなし。
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三室高原管理センター跡地となる登山口広場に着いた 登山口広場のそばから始まる遊歩道を歩いて行く この日は快晴だった
緑は美しかったが、登山道は以前よりも荒れていた 緑の美しさを愛でながら緩やかな遊歩道を進んだ 周囲の木立は植林になることもあった
登山口に着いた ここまで26分だった 登山道へと入る 周囲は植林地だった コースが二手に分かれると、谷川コースを選んだ
そばの渓流に眼を止めながら谷川コースを歩いた 右岸側に移って北へと歩く 災害があったのか沢は荒れている所があった
沢筋を離れて斜面を登るようになった 植林コースと合流する 河内川源流の標識が現れるも、そちらに向かわず三室山山頂を目指した 次第に登山道の傾斜が増してきたため、休み休み登ることになった
石がごろごろとしている所を通った 目印テープがあって以前ほど迷わず歩いて行けた 真っ直ぐ登るようになるとロープが張られていた トラバースの形になったとき山頂まで30分の標識を見た
大岩のそばを通った その先も大岩があり、辺りは大岩庭園とされていた その辺りは緩やかな尾根だった
笹地を通った 笹は以前よりも勢いがあった 前方が開けてきた 展望地に着いて一休みとした

南の方向に展望が
広がっていた こ
の日の視界は澄ん
でおり、山々がく
っきりと眺められ

岩場を登ることになった 鎖とロープが付いていた ブナ林を抜けて行く 笹地を通る ここも以前よりも茂っていた
前方が見えてきた そこが山頂に見えるが 平らな所に出ると、前方が一段高かった 山頂が間近となった

(←)
三室山の山頂に着
いた 澄んだ空が
広がっていた

 (→)
  山頂の二等三角点
  (点名・三室山)
  を見る
一休みを終えると、涼しい風を受けながら澄んだ展望を楽しんだ 北の方向を見る 藤無山の後方に須留ヶ峰の尾根を見る

氷ノ山の山頂を
大きく見る

赤谷山の背後に見
えたのは妙見山だ
った
山頂の笹も以前より勢いを増していた 左の写真に写る背後の山並みを大きく見る 東から南東方向だった
右上の写真に写る暁晴山を大きく見る 西の方向を見ると、那岐山がうっすらと見えていた
北西方向を見る 沖ノ山と東山との間を見ると、三国山を中心とする山並みが望めた
山頂では白い花を見た リョウブの花と思われた 山頂で一時間過ごすと、下山は往路を戻った

(←)
竹呂山コースが左手
に分かれた


  (→)
   前方に展望が広がっ
   た
右上の写真に写る河内地区の家並みを大きく見る ブナ林を抜けて行く 岩場は避けて、巻き道をロープを掴んで下った
岩場の展望地は下山では足を止めずに離れた この白い花はノリウツギと思われた 植林地の中を、目印を追いながら下った
沢の方向へと下るようになった 沢が見えてきた 下山では植林コースに入った
途中で涼を求めて沢そばに下りてきた 登山口まで戻ってきた 遊歩道には向かわず林道を下った
駐車スペースを近くに見た そこが登山口に一番近い駐車地点だった 林道は遊歩道コースと比べて、少し廻り道をしている感はあった 周囲に自然林が広がると、登山口広場は近かった