TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編 
 
三室山    みむろやま 1358.0m 宍粟市
若桜町(鳥取県)
 
1/2.5万地図 : 西河内
 
【2020年10月】 No.13 2020-180(TAJI&HM)
 
    千種町河内より  2020 / 10

 紅葉期の三室山を楽しもうと出かけたのは2020年10月の最終日だった。この日は兵庫県全域が快晴だった。三室山の登山コースは三室高原管理センターの跡地となる登山口広場からだったが、そこから先も荒れてはいたが林道は続いており、登山口標柱が立つ位置まで車を進めることが出来るので、この日はその登山口標柱の位置まで車を走らせた。その登山口のそばにも数台分の駐車スペースがあり、そこに車を止めた。その辺りはまだ紅葉は始まっていなかった。登山口標柱から先もまだ林道が続いていたが、そちらは悪路で一般車の通行は無理だった。その悪路を10分ほど歩いて二つ目の登山口標柱が現れると、そこから登山道が始まった。その登山道はすぐに二手に分かれると、谷川コースでは無く植林コースを歩いた。それも8分も歩けば谷川コースが合流して一本の登山道となった。今少し沢沿いを進んだ後、北西方向へと歩いた。登山道の周囲はほぼ植林地で展望は無し。ただ目印テープを追って登って行くだけだった。次第に北東方向へと登るようになり、植林に替わって自然林が増えてくると、その自然林は赤く色付いたものも見られた。大岩庭園まで来ると地表はすっかり落ち葉に覆われており、コースが分かり難くなっていた。鮮やかな紅葉を期待していたのだが、茶色の葉が多いようで、どうやら今年の紅葉は今一つではと思えた。クサリ場を過ぎブナ林の辺りまで来ると、落葉を終えた木を多く見るようになった。そして周囲にクマザサが増えてきた。後方に展望が現れると、この日の視界は素晴らしい澄みようで、後山の尾根がくっきりと眺められた。その上空は雲一つ無い青空だった。今少し笹の中を歩いて山頂到着となった。1時間20分での到着だったので、やはり最短コースは早く登れるようだった。登山口広場に数台の車を見ていたので誰かは先に着いていると思っていたのだが、意外や山頂は無人だった。おかげでパートナーと二人きりで大展望を楽しめることになった。本当にこの日の視界は澄んでおり、沖ノ山の右手奥には大山がはっきりと見えていた。南の方向も家島諸島が認められた。北を見ると氷ノ山まで紅葉の尾根がずっと広がっていたが、少し暗さのある赤色だった。どうやら三室山と同様に色付きは悪いように思えた。休むうちに登山者がぽつりぽつりと現れたが、一人は北から登ってきた。よく見ると以前は見なかった登山道が出来ており、目印テープも付いていた。登山者に聞くと大通峠から来たとのことだった。山頂で休んでいたのは30分ほど。山頂付近に残っていた紅葉も茶色っぽいものだったが、展望には十分に満足して下山に移った。下山は往路を戻るのみ。のんびりと下ったのだが、駐車地点までは1時間で戻ってきたので、昼を過ぎたばかりの時間に終了となった。
(2020/11記)
<登山日> 2020年10月31日 9:26一つ目の登山口標柱の位置よりスタート/9:37二つ目の登山口標柱/10:24大岩庭園/10:33クサリ場/10:44〜11:14山頂/11:22クサリ場/12:04二つ目の登山口標柱/12:13エンド。
(天気) 雲一つ見ない素晴らしい快晴だった。樹林帯の気温は10℃だったが、山頂に立ったときは16℃になっていた。風はほとんど無く、穏やかな山頂だった。視界は澄み切っていた。下山を終えても上空に雲を見なかった。
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この日は登山口広場には駐車せず、更に林道を進んで最初の登山口標柱のそばに車を止めた 林道はその先も続いていたが、悪路と呼べそうな道のため一般車は無理をしない方が良さそうだった 登山口標柱のそばを通って、悪路の林道に入った
歩くうちに周囲は植林に替わってきた 二つ目の登山口標柱が現れた そこからが山道だった 登山口に入っても周囲は植林地だった
谷筋コースと植林コースに分かれた 植林コースを選んだ 足下に谷筋を見る
分岐点から8分で谷筋コースと合流した まだ谷筋に沿って歩いた 周囲の紅葉が進んでいた 谷筋を離れて北西方向に歩くようになった
まだ周囲は植林地だった 登る方向が北へと変わった 植林地の中をジグザグに登って行く
漸く周囲に自然林を見るようになった 足下に落ち葉が増えてきた 大きな岩を見るようになった

岩が増えてくると
そこは大岩庭園と
名付けられていた

落ち葉が多くてコ
ースが分かり難い
所があった そこ
は目印テープを追
って登った
鮮やかな紅葉を見るようになった 落葉の進んでいる所もあった 展望地が現れた

岩の上に立つと南
に向かって気持ち
の良い展望が広が
っていた

展望地の先で岩場
が現れて、クサリ
を掴んで登った
ブナの木が増えてきた 紅葉の木は少なかった 樹林を抜け出して、笹地の中を登って行く

振り返って、付い
てくるパートナー
を見る

クマザサ帯の中を
歩いて山頂に近づ
いた
竹呂山へのコースが分かれた 山頂が間近になって、紅葉の残っている所が現れた 山頂が目前になった

山頂に着くと意外
や誰もいなかった

上空は雲一つ無く
真っ青な空だった

視界も澄み切って
いた
山名標柱を見る 二等三角点(点名・三室山)を見る 以前よりも柱石が露わになっていた 新たに北からの登山道を見た そのコースを登ってきた登山者に聞くと、大通峠から来たとのことだった

沖ノ山を眺めると
この日は大山がく
っきりと望めた

大山を大きく見る

北に氷ノ山を見る

そちらは少し雲を見

上の写真に写る扇ノ山の辺りを大きく見る 上の写真に写る妙見山の辺りを大きく見る

(←)
氷ノ山の山頂を
見る

  (→)
  北西に東山を見
  る
東の方向は笹原だった その背後の山並みを見る
右上の写真に写る藤無山の辺りを大きく見る 上の写真に写る阿舎利山の辺りを大きく見る

(←)
南西に明神山を見


 (→)
  瀬戸の島もはっき
  り見えていた
西に那岐山を見る 那岐山の右手に泉山を見る 大山の右手に三国山の尾根を見る
南に植松山を見る 周囲を眺めて、鮮やかな紅葉は少ないようだった 山頂で30分ほど休んだ後、下山に移った
少し戻った位置で、南から西へと広がる山並みを眺めた
クサリ場は迂回路を下った 落ち葉の積もる所を通る 植林地まで下りてきた
谷筋の方向に向かった この下山時も谷筋を歩かず、植林コースを歩いた 登山口に戻ってきた 後は林道歩きだった
林道そばの紅葉を見る 駐車地点が近づいてきた 帰路についたとき、三室高原入口で見事に色付いたイチョウを見た