TAJIHM の 兵庫の山めぐり <南但馬
 
氷ノ   1509.8m
 ひょうのせん 養父市・若桜町(鳥取県)
氷ノ山三ノ丸 1464m
 養父市・宍粟市・若桜町(鳥取県)
 
1/2.5万地図 : 氷ノ山
 
【2016年10月】 2016-110(TAJI&HM)
 
    《氷ノ山》 氷ノ山三ノ丸より 2016 / 10 《氷ノ山三ノ丸》 氷ノ山山頂の近くより 2016 / 10

 2016年5月に氷ノ山を坂ノ谷コースで登ったのは、新緑を十分に味わいたいためだった。樹林帯は期待通りに新緑色で染められており、それを見ながらの楽しい登山となった。そうなると紅葉期も楽しみたくなった。その期待を持って向かったのは2016年10月の最終日曜日のことだった。
 朝の空は少し雲が多いものの快晴と呼んでも良さそうで、天気は申し分なかった。10月半ばまで暖かい日が続いたためか、国道29号線から見える周囲の山肌はまだまだ青々としていた。そのため氷ノ山の紅葉も進んでいないのではと危惧されたが、植林帯を抜けて自然林が広がり出すと、まだ緑のままの木も見られたものの、落葉の進んでいる木もあり、全体としては見頃ではと思えた。そして一番期待していたブナもすっかり黄葉しており、これも見頃になっていた。ブナの大木がすっかり黄色に染まっている姿は圧巻と言えた。その紅葉の様子は下の写真帳でご覧いただきたい。樹林帯を抜けると気持ちを登山モードに切り替えて山頂を目指した。この日の空気はひんやりと快く、登山としても最高の日だった。視界も良く、澄んだ空の下に山並みがくっきりと見えていた。その好天に誘われた人は多いようで、山頂に着いたのは10時半と早かったのだが、もう大勢の人で賑わっていた。その山頂で30分ばかりの休憩をとると、往路を引き返して再び坂ノ谷コースに入った。午前はときおり雲が陽を遮っていたが、昼となって上空に雲はほとんど見られなくなり、樹林帯はすっかり明るくなっていた。おかげで朝に歩いたときよりも、いっそう鮮やかな紅葉を楽しむことが出来た。
(2016/11記)(2020/7改訂)
<登山日> 2016年10月30日 8:15坂ノ谷林道分岐点よりスタート/8:20坂ノ谷コース登山口/8:31山頂まで5.5km地点/8:42熊の大杉/9:25殿下コースとの合流点/9:37〜42三ノ丸/10:27〜57氷ノ山山頂/11:51〜12:02三ノ丸/12:54熊の大杉/13:13坂ノ谷コース登山口/13:17エンド。
(天気) 朝の空は少し雲が見られるものの快晴と言えた。樹林帯の気温は5℃ほど。山頂では10℃まで上がっていた。風は僅かで爽やかな空気感だった。視界は良く澄んでいた。昼を回ると、雲はほとんど見られなくなった。気温も陽射しの下では15℃を越えているように思われた。登山口に戻ってきた頃は、また雲が増えていた。
<< Photo Album 2016/10/30 >>
前回と同じく林道の分岐点から歩き始めた 色付き始めは木立を見る 上空は雲が多かった 登山口まではほぼ平坦な道だった
登山口の周囲は植林地とあって薄暗かった 植林地を抜けて行く 登るうちに植林に笹が混じってきた
植林地を抜け出した 山頂まで5.5kmだった 周囲は自然林へと変わり紅葉の木が見られ出した 青い葉も見られたが平均すると見頃と言えそうだった
道は緩やかとあって、紅葉散策だった 赤く色付いたカエデはやはり美しかった 落ち葉の積もる中を歩いた
雲が多いとあって陽射しの消えているときも多
かった
「熊の大杉」を見る ネマガリダケに囲まれるようになった
見事に紅葉したブナの大木が現れた 間近に立ってブナを見上げた 登るほどに落葉が進んでいたが
また見頃の木が増えてきた このブナも見事な紅葉だった 落葉の進むブナを見る
次第にネマガリダケが迫ってきた 落ち葉を踏みしめながら登った 紅葉の残っている木が少なくなってきた
ネマガリダケの少し刈られている所が現れた 「亀石と頑張りリョウブ」のそばを通った 右手から殿下コースが合流した
もう高い木は見られなくなった 舂米からのコースが左手より合流した 振り返るとネマガリダケの海だった
三ノ丸避難小屋のそばを通過する すぐに三ノ丸のピークが現れた

 展望台に上がって
 南の風景を見た
南西方向を見ると、須留ヶ峰は雲に隠されていた 千ヶ峰はうっすらとながら見えていた 上の写真に写る東山を大きく見る

 北はやはり氷ノ山
 の姿が一番だった
展望台で5分ほど休むと、次に氷ノ山を目指した 前方に氷ノ山を見る ネマガリダケに囲まれた中を緩やかに下った
二ノ丸が見えてきた 二ノ丸が近づくと木道が現れた 上り坂となる
丸太の階段を登ることもあった 二ノ丸にもきれいな紅葉が残っていた 氷ノ山山頂の避難小屋がはっきり見えてきた
また木道が現れた 二ノ丸を離れて氷ノ山へと近づいた 鞍部の辺りから山頂の小屋が望めた
最後の登りに入ったとき、背後を振り返った 休憩小屋のそばを通った 山頂の避難小屋が目前になった

 山頂に着いた

 周辺にもハイカー
 が休んでおり、ま
 ずまずの賑わい
 だった

 三角点は春に比べ
 ると、石がいっぱ
 い積まれていた

 山頂に立って北西
 方向を眺めた

 上の写真の右に続
 く風景を見る
陣鉢山を大きく見る 赤倉山を大きく見る 休むうちに山頂は大賑わいになってきた

 山頂から南の方向
 を眺める


   帰路はただ往路を
   戻るのみ
少し下ると三ノ丸が見えてきた 前方の丘は二ノ丸だった 二ノ丸のぬかるみを渡る
今にも落ちそうなカエデの葉を見た 上空に飛行機雲を見る 三ノ丸が再び見えるようになった
三ノ丸が次第に近づいてきた 三ノ丸が目前になった 三ノ丸に着くと、再び展望台に上がった
午後の氷ノ山はすっかり明るかった 山頂を大きく見る
まだ暫く笹の道だった 前方に三室山を見ることがあった 再び樹林帯へと入った
再び紅葉を見ながら坂ノ谷を歩くことになった 快晴の空に紅葉が映えていた 坂ノ谷の紅葉を楽しむ(1)
坂ノ谷の紅葉を楽しむ(2) 坂ノ谷の紅葉を楽しむ(3) 坂ノ谷の紅葉を楽しむ(4)
坂ノ谷の紅葉を楽しむ(5) 坂ノ谷の紅葉を楽しむ(6) 「熊の大杉」まで戻ってきた
坂ノ谷の紅葉を楽しむ(7) 坂ノ谷の紅葉を楽しむ(8) 坂ノ谷の紅葉を楽しむ(9)
植林地に入ると、登山口は近かった 坂ノ谷コースの登山口に戻ってきた 氷ノ山林道が見えてくると車は8台ほど止まっていた