2022年の梅雨は7月を待たずに明けた。観測史上最も早い梅雨明けとのこと。真夏と言ってもよい青空を見て氷ノ山登りたくなった。但し足の具合を考慮して一番易しいコースを登ることにした。そうなれば大段ヶ平コースの一択である。横行林道をひたすら走って登山口に着いたのは10時半のこと。登山口のバイオトイレは前回に来た2019年では故障で使えなくなっていたが、今回来てみると使えるようになっていた。身支度を整えるとおもむろに登山コースへと入った。何度も歩いている大段ヶ平コースでもあるので、そのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。駐車地点から山頂まで2,9kmほど。登山口からなら2.8kmのコースだった。このコースで一番楽しいのは最初に歩く森林浴コースで、まさに森に浸っている雰囲気があり何とも楽しかった。大屋町避難小屋では休まず、神大ヒュッテに着いて一息入れた。そこまで来れば山頂まで残り1kmだった。登山道の傾斜がきつくなると、程なく千本杉に着いた。木道を歩いて千本杉を抜けると次の古千本杉が見えてきた。その古千本杉を過ぎると漸く山頂が近づいた。山頂の避難小屋が見えたときは、もう残り僅かな距離だった。この日は平日とあって山頂には数人が居るだけで、静かな山頂だった。鳥の声がよく聞こえていた。山頂に陽射しを避けられる所は少なかったが、空には雲が増えておりあまり陽射しを受けることも無く過ごせた。陽射しが現れても、ひんやりとした風のおかげで暑いと感じることは無かった。その静かな山頂で周囲の山並みを眺めながら昼食をとった。2年ぶりの氷ノ山だったが、涼しい風に吹かれていると氷ノ山は良い山だとしみじみと思った。山頂で40分ほど過ごすと、歩いてきた道を引き返して下山とした。下山でも神大ヒュッテで小休止とした。そして再び深い森に包まれての散策気分を味わいながら登山口に近づいた。
(2022/7記) |