TAJIHM の 兵庫の山めぐり <南但馬
 
氷ノ山    ひょうのせん 1509.8m 養父市
若桜町(鳥取県)
 
1/2.5万地図 : 氷ノ山
 
【2024年11月】 2024-196(TAJI&HM)
 
    仙谷コースとの合流点近くより  2024 / 11

 2024年は11月に入ってこの年三度目の氷ノ山に向かった。二度目は9月に大段ヶ平コースで実施しており、その下山後は瀞川氷ノ山林道を走って親水公園のそばを通った。その親水公園の駐車場に多くの車が止まっているのを見て、久々に親水公園口から登ってみたいと思った。その思いを早速二ヶ月後に実施した次第だった。前日に続いてこの日も快晴。9時過ぎにスタート地点と考えていた親水公園の駐車場に着くと、既に満車状態だった。止めることが出来なかった人は少し手前の福定集落から歩いていた。この日は周回で歩くことを考えており、そこをスタート地点とするのは離れ過ぎているように思えた。そこで下山口となる東尾根コースの登山口近くに駐車することにした。その東尾根登山口に移動すると、止まっている車は無かった。近くにトイレがあり、そのトイレの前にあった駐車スペースに車を止めた。そのため最初は林道歩きでスタートした。国際ロッヂの前を通り、北西へと歩いて親水公園の駐車場へ。林道歩きは30分だった。漸く登山道に入ったときは10時になっていた。前後に人影は無く、パートナーと二人きりの登山道だった。上空の青空は澄んでおり、ひんやりとした空気が快かった。おかげで28曲りの登りは適度に汗をかく感じで登って行けた。登るほどに紅葉は進んで、きれいに色付いた紅葉を楽しみながらの登りとなった。28曲りの登りが終わると登山道は緩やかになり、地蔵堂の前を通った。その先で沢を横切り、再び登山道の傾斜が増してきた。その辺りの自然林はそれまでの紅葉よりもいっそう鮮やかだった。ちょうど見頃と言っても良さそうだった。その紅葉も次第に色褪せて、氷ノ山越に近づく頃には、すっかり見頃を過ぎていた。氷ノ山越の避難小屋に着いたときは、登山口から1時間半が経っていた。急坂が多くあったこともあって、けっこう足はくたびれていた。避難小屋の前で小休止をとると、山頂までは県境尾根歩きだった。前方に氷ノ山を見るようになり、ブナの純林帯を通ることもあった。緩やかな尾根ながらアップダウンもあって、更に足は重くなってきた。仙谷コースとの合流点を過ぎてコシキ岩まで来れば、あと500mとなった。その先より木道、階段と比較的易しい道が続いて山頂に到着した。好天の週末とあってか、山頂はまずまずの賑わいがあった。二ヶ月前に来たときは、山頂近くのトイレが付く休憩小屋は土台だけになっており、これから新しく建て直されようとしていたのだが、その休憩小屋は完成していた。但しトイレは使えるものの、小屋の扉は鍵がかかっており中には入れなかった。休憩は三角点のそばでとることにした。この日特筆すべきことは視界が澄み切っていたことで、大山がくっきりと見えていた。北は日本海が青く眺められ、南に眼を向けるとうっすら淡路島が見えていた。東もごくうっすらと若狭の山並みが望めた。まさに秋晴れだった。ひんやりとした空気も快かった。その山頂で50分ほど休むと、下山は東尾根コースに入った。その東尾根コースに入ったとき、雪を見た。ほぼ氷になっており、数日前に降ったものと思われた。神大ヒュッテまでは大段ヶ平コースと同じで、神大ヒュッテの位置から東へと下った。そのコースは少々歩き難さがあり、登りで既に疲れていた足には厳しかった。それでもほぼ下る一方とあって休まず下りを続けた。標高1000m地点まで下ると、東尾根休憩小屋が現れた。そこからは北西へと下って行く。まだ15時過ぎながら樹林帯は薄暗さがあった。最後はよれよれとなって登山口に下り着いた。もうそこは駐車地点に近いとあって、それだけは良かったと思いながら林道歩きに移った。上空は快晴が続いていた。
(2024/12記)
<登山日> 2024年11月9日 9:29東尾根コース登山口の近くよりスタート/9:31国際ロッヂ前/10:03親水公園駐車場/10:16布滝/10:47地蔵堂/11:38〜43氷ノ山越/12:22コシキ岩前/12:38〜13:26山頂/13:51神大ヒュッテ/14:56東尾根休憩小屋/15:19東尾根コース登山口/15:23駐車地点エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。山頂の気温は10℃。風は僅かにあり。少し肌寒さを感じた。視界は澄み切っていた。
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東尾根コースの登
山口近くにトイレ
棟が建っていた

その近くに車を止
めて林道歩きをス
タートした

林道を北へと歩い
て行く
国際ロッヂの前を通った 一帯は氷ノ山国際スキー場だった 北に見えていたのは鉢伏山だった その上空は雲一つ無かった 林道は緩やかな下り坂だった
福定橋を渡れば親水公園は近かった 親水公園の駐車場に着いた 満車状態だった 駐車場の奥から登山道が始まっていた
標識ではまだ先に登山口があるようだった 小橋を渡ることになった 小橋の上から沢を眺めた
紅葉した木のそばを通った 坂道に入った その辺りが登山口のようだった  また沢のそばに下りてきて、小さな滝を見た
緩やかな上り坂に入った 距離標識が現れると、山頂まで4.5kmだった 登山道から見えたのは布滝だった
くねくね道が始まるようだった やや急坂のつづら道を登って行く 紅葉の木を見た 紅葉を眺めながらの急坂登りだった
坂の途中で、山頂まで4kmとなった 逆光で見る紅葉がきれいだった 「曲がり坂終わり」の標識を見た
地蔵堂が見えてきた 地蔵堂の中を覗いてみた 山頂まで3.5kmの標識を見る
紅葉がまた現れた 沢を越すため、一度沢そばに下りた 斜面を登り返した
周囲が総て紅葉の木々となった 青い空に紅葉が映えた 紅葉の中に山頂まで3kmの標識を見る
紅葉を見ながらの登りが続いた 登るほどに木々の落葉は進んでいた 緩やかな道となった
「弘法の水」が現れた 山頂まで2.5kmとなった 落葉を終えた木々が増えてきた
ブナの木が増えてきた 「一口水」が現れた 緩やかに氷ノ山越に近づいた
氷ノ山越に着いて避難小屋を見る 氷ノ山越は十字路だった 小屋の階段から氷ノ山を眺めた
小屋を離れて県境尾根歩きに移った 県境尾根は緩やかだった 山頂はまだ2km先だった
ブナ林を通った 周囲はササだった 山頂まで1.5kmとなった
またブナ林が現れた 緩やかな尾根歩きが続く 山頂まで1kmとなった
正面に山頂を見た コシキ岩が近くなってきた 右手から仙谷コースが合流した
少し険しくなったが、そこだけだった コシキ岩の前に出た そっこまで来れば、山頂まで500mとなった
緩やかに回り込むようにして山頂に近づいた 木道を歩くようになると、山頂の避難小屋が見えてきた 山頂が間近になった

山頂に着いた

この日の空は青く
澄んでいた

一等三角点(点名
・氷ノ山)を見る
二ヶ月前は工事中で基礎だけだった休憩小屋は、既に完成していた 休憩小屋に近づいた トイレは使えたが、入口の扉は鍵がかかっており、中には入れなかった
扉のガラスを通して、中を覗いた 休憩小屋のそばから山頂の避難小屋を眺めた 山頂に戻ると、登山者で賑わっていた

この日の視界は澄
み切っていた

大山がくっきりと
見えていた

大山の方向を少し
大きく見る

(←)
大山を中心に眺め


 (→)
  大山だけを大きく
  見た

大山の右手を見る

陣鉢山の背後は鳥
取市街だった

青ヶ丸、仏ノ尾の
背後の海も青かっ


仏ノ尾の右手後方
を見ると、青い海
に船が浮かんでい

鳥取市の方向を見た 大山の左手を見る
他の方向の視界も澄んでいった 東から南東にかけてを眺めた 遠くは京丹波辺りも見えていた
上の写真の右に続く風景を見る 南東から南にかけての風景だった
上の写真に写る阿舎利山の辺りを大きく見る 千ヶ峰を大きく見る
北東方向を見る 久斗三山を少し大きく見た
下山は東尾根コースを目指した 前方の杉林は「古千本杉」だった 雪が降った跡を見た
古千本杉の木道も少し雪が残っていた 次の杉林は「千本杉」だった 「千本杉」の木道を歩く
前方に展望が現れた 神大ヒュッテの位置まで下りてきた 神大ヒュッテのそばに立つブナの木を見る
東尾根コースに入った 北東方向に下るようになった 周囲の木々は裸木だった
ブナの太い木を見る 距離標識は、山頂まで1.5kmだった 「人面岩」を見る 人の横顔に見えた
斜面を横切るようにして歩いた 「一の谷水飲み場」が現れた 登山道に歩き難さが出てきた
登山道の抉れている所もあった 「一の谷休憩所」に着いた そこが東尾根だった 漸く紅葉した木を見るようになった
東尾根は、ごく緩やかだった 落葉が進むブナの木を見上げた 山頂まで2.5kmの標識を見た
緩やかな尾根歩きが続く 目印に従って、北東方向に向かった 急坂になっている所が現れた
傾斜が緩むと、山頂まで3kmの標識を見た 前方に避難小屋が現れた 「氷ノ山東尾根休憩小屋」だった
小屋を過ぎた先で、登山道は二手に分かれた 直進は「まど登山口」で左手は「東尾根登山口」だった 東尾根登山口に向かうと、始めに階段道を下った
周囲は植林地だった 登山道の周囲は自然林に替わった 前方に展望が現れると、鉢伏山を見た

東尾根登山口に下
りてきた

登山口から山頂ま
では3.9kmだ
った

登山口から駐車地
点までは4分の距
離だった