◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <南但馬編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
氷ノ山 ひょうのせん | 1509.8m | 養父市 若桜町(鳥取県) |
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1/2.5万地図 : 氷ノ山 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2024年5月】 | 2024-86(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
氷ノ山越避難小屋のそばより 2024 / 5 |
久しぶりに仙谷コースを登ろうと向かったのは2024年5月中旬のこと。サンカヨウの花が咲いていることを期待してだった。この日は仙谷コースを登って下山は氷ノ越コースを歩く予定を立てたので、駐車地点は「響の森」の駐車場とした。駐車場に着いたのは10時半のこと。上空は雲一つ見ない快晴だった。始めにスキー場の方へと歩いて行く。仙谷コースの登山口に入ってスキー場内を横切ったまでは良かったが、樹林帯に入る位置に立っていたのは、仙谷コースが通行禁止になっているとの注意書きだった。コースの一部が崩壊しているようだった。それを見て思案した結果、崩壊カ所まで歩いて、無理であれば三ノ丸コースに迂回することにした。始めは緩やかな道で、その途中でまた通行止めの標識が現れた。そこに迂回路が示されていたので、危険箇所だけの迂回かと思って迂回コースに入った。程なく現れたのはサンカヨウの群落だった。群落は鹿の食害を防ぐための電気柵で囲われていた。その群落を見ると、花はまだ蕾状態だった。咲くのは一週間以上先のように思えた。その群落まで来たとき、迂回路は単に三ノ丸コースを繋ぐ道と分かったのでやはり歩ける所まで仙谷コースを進むことにした。すぐに仙谷コースへと戻った。仙谷コースは今暫くは易しく歩けたが、途中から沢そばを歩くようになった。なるほど崩壊しており、沢の中を無理やり登ることもあった。なるほど通行禁止も頷けたが、危険な感じは無かったため登りを続けた。仙谷はすっかり新緑の世界で、眩しいばかりだった。目印テープは点々とあり、ときおりクサリに出会った。コースを外れないように慎重に登って行く。またGPSで現在地の確認は怠らなかった。沢筋歩きは長く続き、沢を離れて尾根筋に出たときはほっとする思いだった。そこまで来れば以前のままの登山道で、漸く一般コースを歩く感じになった。やや急坂が県境尾根まで続くことになるが、登山道はブナ林の中を通るので、新緑のブナを楽しめることになった。大きなブナが新緑に包まれている様を見ていると、まさに新緑に酔う思いだった。県境尾根に出て氷ノ越コースに合流すると、山頂までは20分だった。こしき岩を巻くと木道が現れて、歩くのは易しくなった。前方には山頂避難小屋が見えており、それを眺めながらゆっくりゆっくりと登って山頂到着となった。仙谷コースの登山口に入ってから2時間少々経っていた。快晴ながら平日とあって、山頂には二人の登山者を見るのみだった。山頂の空気感を味わいたく、小屋の中には入らず山頂広場で陽射しを受けながら昼休憩とした。山頂の風はひんやりしており、高い山ならではの匂いも感じた。視界も若干うっすらしている程度で悪くなく、ほぼ360度の展望を楽しんだ。山頂で40分ほど休むと、下山は予定通り氷ノ越コースを歩くことにした。仙谷コースとの合流点までは岩があったりして多少歩き難さはあったが、その先はひたすら気楽な尾根歩きだった。その県境尾根にもブナ林はあったが、新緑の美しさは仙谷コースの方が優っているように思えた。氷ノ越の避難小屋に着いて少時休憩をとると、後は休まず登山口を目指した。但し、あくまでもゆっくりを心がけてだった。それにしてもその歩き易さは仙谷コースとは大違いで、一般道を歩く有り難さを十分に噛みしめながら下った。ただ易しい道ではあったが、途中からは植林地を通ることが多くなって新緑を楽しむ感じは無かった。登山口が近づいたとき、コースはキャンプ場に通じる道と県道に出る道とに分かれた。そこは「響の森」への近道とな県道に出る道に入った。県道の登山口に着くと、国道482号線へと向かった。そして山頂から2時間ほどで駐車場に戻ってきた。 予定通りのコースで歩けたが、仙谷コースが立入禁止の状況からして、こちらのように仙谷コースを歩こうとの目的ではなく氷ノ山の山頂に立つことを目的とするなら、あの歩き難さからして決して仙谷コースは歩くべきでは無いと思った。 (20242/6記) |
<登山日> | 2024年5月17日 | 10:35響の森駐車場スタート/10:46仙谷コース登山口/11:08〜17コース分岐点(サンカヨウ群落までを往復)/12:10尾根に出る/12:35氷ノ越コースに合流/12:56〜13:36山頂/14:30〜44氷ノ山越避難小屋/15:25車道に出る/15:31駐車場エンド。 | |
(天気) | 快晴。上空に雲は無し。山頂の気温は18℃。風はやや強く、冷たさがあった。視界は悪くなかったが、遠方はややうっすらしていた。 | ||
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