TAJIHM の 兵庫の山めぐり <南但馬 
 
氷ノ山    ひょうのせん 1509.8m 養父市
若桜町(鳥取県)
 
1/2.5万地図 : 氷ノ山
 
【2024年9月】 2024-158(TAJI&HM)
 
    千ヶ峰より  2024 / 9

 2024年は9月の中旬になっても35℃前後の暑い日が続いていた。そこで兵庫県で一番涼しさを感じる山を登ることにした。そうなると氷ノ山である。コースは一番易しいと思える大段ヶ平コースを登ろうと向かったのは、第二土曜日の14日だった。県道48号線から横行林道に入ると、途中までは以前と変わらずスムーズに走れていたのだが、氷ノ山林道との合流点が近づくと、ススキがどんどん増えてきた。道の半分ほどを塞ぐまでになってきたので、ごく低速でススキに車体をこすられながら進んだ。大段ヶ平の駐車場に着くと、既に10台ほどの車が止まっていた。好天の山頂を楽しもうと考えた人は多いようだった。但し車から降りてみると、全く涼しさは無かった。駐車地点の標高は1100mだったが、気温は28℃ほどあり、強い陽射しは夏のものだった。大段ヶ平コースは何度も歩いているコースでもあるので、そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。登山口に入ると、いきなり自然林に囲まれての散策モードとなった。気温も26℃まで下がってきて、涼しさを感じられたのは良かった。それも坂道に入ると陽射しを受けることが多くなってきて、やはり暑さを我慢しての登りとなった。それでも休憩をとるとマイペースが乱れると思い、大屋町避難小屋でも神大ヒュッテでも足を止めず、ゆっくりとながら歩を進めた。この日の視界は澄んでおり、空は青く木々の切れ目から見える風景はくっきりとしていた。千本杉では木陰が続くので一息つける感じで登れ、とうとう山頂まで休まず登って、登山口から72分で山頂到着となった。山頂は涼しげな風が吹いており、気温も25℃を下回っていた。期待通りの涼しさだった。その山頂にヘルメット姿の作業員がいた。山頂には頂上の避難小屋以外にトイレ併設の休憩小屋が建っていたのだが、その休憩小屋が取り壊されており、新たな小屋を建てる準備が進んでいた。小屋があった辺りには新たな基礎が作られており、数人の作業員もいた。どうやらこの日は資材の搬入日だったようで、小屋前で休んでいると何度もヘリコプイターが飛んできて荷下ろし作業が行われていた。山頂の作業員は、その現場にハイカーが入らないようにする監視員だった。その作業員に聞くと、一ヶ月ほどで新しい小屋は作られるようだった。途中で避難小屋の中にも入ってみたところ、涼しいばかりの風が通り抜けており何とも快かった。山頂では澄んだ視界の下での展望も楽しんだ。この日は大山は雲に隠されていたが、鳥取市の先に青い海が眺められた。その休憩の間に上空の雲は増えて、陰っている時間の方が多くなった。南の空は薄黒い雲が増えており、そちらは視界が悪くなっていた。山頂で1時間ほど休むと下山に移った。下山もマイペースを心がけてゆっくり下ったので、1時間少々で登山口に戻ってきた。
(2024/9記)
<登山日> 2024年9月14日 10:30大段ヶ平駐車場スタート/10:57大屋町避難小屋/11:13神大ヒュッテ/11:44〜12:43山頂/13:07神大ヒュッテ/13:21大屋町避難小屋/13:47駐車場エンド。
(天気) スタートの空は晴れ。少し雲が湧いていた。大段ヶ平の気温は28℃。樹林帯は26℃ながらも、陽射しを受けると暑かった。山頂の気温は25℃で、避難小屋の中は24℃だった。空気感はからっとしており、涼しさがあった。風も快い涼しさだった。視界は良かった。山頂で休むうちに上空から南の空にかけて薄黒い雲が増えてきた。その雲も下山中に減ってきた。大段ヶ平に戻ってくると30℃の暑さだった。
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大段ヶ平の駐車場から山頂方向を眺めた 登山口へと向かった バイオトイレの前を通った 今は使えるようだった
登山口に入った 「大段平登山口」の標識を見る いきなり深い森に入る感じは悪くなかった
ブナ林を見る 木道を歩くことがあった 距離標識が現れると、山頂まで2.5kmだった
はっきりと上り坂に入った 陽射しを受けることが増えてきた やはり暑かった この日の視界は澄んでおり、山並みがくっきりと見えた
山頂まで2.0kmの標識を見る 大屋町避難小屋に着くも、足を止めず通過した ブナの巨木を見上げた
山頂まで1.5km、中間地点を過ぎた この日の空は青かった 神大ヒュッテに着いたりした
そこは東尾根コースの合流点だった 小屋の位置で、あと1kmとなった 千本杉まで陽射しの下で歩くことが多かった
千本杉に着いて、木陰を歩けることになった 千本杉を過ぎると、笹の道となった 山頂まで0.5kmとなった
前方にまた杉林が見えてきた 古千本杉だった 古千本杉を通過する 山頂の避難小屋が見えてきた

(←)
山頂が目前になっ


 (→)
  山頂に着くと、期
  待通りの涼しさが
  あった
山頂近くに立っていた休憩小屋が取り壊されており、新しい基礎が作られていた この日は、ヘリによる荷下ろし作業の日だったようで工事現場は立ち入りが制限されていた 休んでいる間にも、ヘリは何度も飛来した 新しい小屋は10月中には完成するようだった

昼食を済ませた後
は、展望を楽しん


北の方向を見ると
扇ノ山がくっきり
と眺められた

上の写真の右手と
なる北東方向を眺
めた

休んでいた間に南
の雲は増えており
視界もうっすらし
ていた

(←)
山頂の一等三角点
(点名・氷ノ山)
を見る

 (→)
  鉢伏山の方向を見
  る

陣鉢山の方向を眺
めると、青い海が
眺められた

湖山池の右手は鳥
取市街だった
大島の手前は鳥取空港だった 扇ノ山を大きく見る 仏ノ尾を大きく見る
上空も雲が広がってきた 休憩を終えると、大段ヶ平へと下山を開始した 始めは陽射しを受けずに下っていたが
下るうちに再び青空が広がってきた 陽射しを受けながらでも、下る方向なので楽だった 神大ヒュッテまで戻ってきた
前方に展望の現れることがあった 笹とブナの混じる風景は優しげだった 下る一方とあって、下山も休まず下った
大屋町避難小屋まで戻ってきた この丸太の階段を下れば、後はごく緩やかな道だった 後は登山口まで森林浴だった
午後に入っても、樹林の中は涼しさがあった 登山口に戻ってきた 駐車地点へと近づいた